Windows10や11はDefenderだけで本当に大丈夫なのか?結論個人レベルではほぼ問題なし

マイクロソフトの基本OSのWindows10と11にはセキュリティ対策ソフトとして、WindowsDefenderが搭載されており、セキュリティ対策はこれで充分という意見もあります。

こうした議論は度々話題になりますが、今回は私個人の意見も交えつつ考察してみました。

セキュリティソフトの購入を考える前に本記事を読んで見てください。

今回の記事でわかること

  • WindowsDefenderのセキュリティソフトとしての性能とは
  • セキュリティ対策としてWindowsDefenderで本当に大丈夫か?
目次

そもそもマイクロソフトのWindowsDefenderとは?

WindowsDefenderはWindows10と11の標準搭載されているセキュリティ機能です。

主な機能として、ウイルスと脅威の防止、アカウントの保護、ファイアウォールとネットワーク保護、アプリとブラウザコントロール、デバイスのパフォーマンスと正常性、保護者による制限などに及びます。

具体的には以下の通りです。

ウイルスと脅威の防止

  • モダンな脅威への対処: 定期的な自動スキャンと自動更新により、最新の脅威からデバイスを守ります。
  • 高い検出率: 独立したセキュリティ評価機関のAV-TESTやAV-Comparativesによるテストでは、平均で99.9%という高い検出率を示しており、継続的な改善が行われています。

アカウントの保護:

  • 多層セキュリティ: Windows Helloやパスワードの強化など、サインイン時のセキュリティ設定を強化し、不正なアクセスを防止します。

ファイアウォールとネットワーク保護:

  • ネットワーク監視: ファイアウォールを通じてネットワークとインターネット接続を監視し、不正アクセスや攻撃からデバイスを保護します。

アプリとブラウザコントロール:

  • 危険な要素からの保護: 不正なアプリやファイル、危険なWebサイトからデバイスを保護し、安全なブラウジングが出来ます。

デバイスのパフォーマンスと正常性:

  • パフォーマンス監視: レポートを通じてデバイスのパフォーマンスと正常性を確認し、問題を迅速に特定できます。

保護者による制限:

  • 保護者コントロール: 子供のパソコン利用を監視し、不適切なコンテンツをブロックすることできます。

といった具合に様々な機能がありウィルスの検出率も良好で、下手な無料セキュリティソフトを凌駕するレベルになりつつあります。

WindowsDefenderと有料のセキュリティソフトはどこが違う?

無料のWindowsDefenderと有料のセキュリティソフトはどこが違うのでしょうか。

以下は、Windows Defenderと有料セキュリティソフトウェアの主な違いです:

  1. 機能と保護の範囲:
    • Windows Defender: 基本的な保護を提供します。リアルタイムの脅威検出、ファイアウォール、フィッシングサイト対策などが含まれています。
    • 有料セキュリティソフトウェア: より高度な機能を提供します。例えば、高いマルウェア検出率、脆弱性対策、ランサムウェア対策、ネットワーク攻撃の監視、パスワードマネージャーなどがあります。
  2. マルウェア検出率:
    • Windows Defender: 近年改善されていますが、他の有料ソフトウェアと比較すると、マルウェア検出率が低い場合がありますがそれでも充分高いレベルではあります。
    • 有料セキュリティソフトウェア: マルウェア検出率が高く、高度なエンジンを備えています。
  3. 追加の機能:
    • Windows Defender: 前述したような基本的な機能に限定されています。
    • 有料セキュリティソフトウェア: パスワード管理、VPN、ファイアウォールのカスタマイズ、セキュリティアナリストのサポートなど、さまざまな追加機能があります。

こうして見てみると、確かに有料セキュリティソフトは確かに高度なセキュリティ機能を提供していますが、すべての有料セキュリティソフトがコスパ抜群かと言えば必ずしもそうではありません。

WindowsDefenderだけで本当に大丈夫か?

結論からいうと、WindowsDefenderだけで本当に大丈夫かどうかは、人によって異なるという事になります。

確かに、企業向けで外部に漏洩したら絶対にマズイファイルを扱う場合は、無料のWindowsDefenderだけでセキュリティ対策を済ませるのはどう考えてもダメです。

法人用途やフリーランスで仕事を請け負うような人つまり、企業を相手にビジネスするような人は有料セキュリティソフトをおすすめします。

しかし、個人向けで趣味や動画閲覧をするぐらいでしかパソコンを使わないのであれば、そこまで高価なセキュリティソフトが必要とは思えません。

そんな金があるなら、もっとハイスペックなパソコンを買う費用として使った方が賢明です。

私もいままでWindowsDefenderを使っていて、何か問題が生じた事は記憶の範囲(私が気づいてないだけかも)では無いです。

ちなみに多くの有料セキュリティソフトをインストールしても、WindowsDefenderとかち合って干渉しあう事はありません。

つまり、WindowsDefenderは他のセキュリティソフトと共存できる数少ないセキュリティソフトなのです。

WindowsDefenderでセキュリティ対策は大丈夫かについてよくある質問

Q1: WindowsDefenderと追加のセキュリティソフトの違いは何ですか?
A: WindowsDefenderはWindows10と11に組み込まれた基本的なセキュリティ機能ですが、進化する脅威に対応するためには追加のセキュリティソフトが重要です。追加のソフトウェアは、AI技術や独自のデータベースを活用して、不正プログラムや詐欺サイトへの防御を強化しています。

Q2: WindowsDefenderにはサポートなどはありますか?
A: WindowsDefenderはあくまでもWindowsの基本的なセキュリティソフトなので、当然サポート等が存在するはずはなく、セルフチェック・セルフサービスに近い物なのである程度自分でセキュリティ状態をコントロール出来る人向けといえます。

Q3: セキュリティソフトを複数使用することは必要ですか?
A: 通常、複数のセキュリティソフトウェアを同時に使用出来ませんが、WindowsDefenderは他のセキュリティソフトと同時使用が可能です。ただし、セキュリティソフトをもう一つインストールするという事は、パソコンの挙動はWindowsDefenderだけの時と比べると重くなります。

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