パソコン初期化『Windows』の手順は？初期化して消えるものも解説

リサイクルショップで中古パソコン 初期設定済み 怖いと感じたことはありませんか？最悪ウイルスなどのソフトが入っていたらなんて考えると怖くて使えませんよね。そこでこの記事では、Windowsパソコンを初期化する方法を紹介しています。初期化すると消えるものと消えないものもでてくるため、中古パソコンを買った人はインターネットに繋いだり、個人情報を入力する前にまずはこの記事で紹介する初期化を実践しましょう。

【OSが起動できる人用】Windowsパソコンを初期化する方法とは

もしパソコンが起動できて、WindowsのOSが正常に動作している人は、以下の手順でパソコンの初期化をしてください。なお、以下の手順はWindows10を想定したものです。

• スタートメニューをクリック
• 更新とセキュリティをクリック
• 回復をクリック
• 開始をクリック

以上の操作を行うと個人用ファイルを保持するとすべて削除するというメニューが表示されるので、すべて削除するをクリックしてください。個人用ファイルを保持は、中古パソコンに残されている前の持ち主の設定ファイルなどを消すことができないので注意が必要です。

次にWindowsインストールする方法を、クラウドからダウンロードする方法かローカル再インストールするかを選ぶメニューが表示されます。クラウドは、最新バージョンのWindows10をネット上からダウンロードして再インストールする方法ですが、時間がかかります。一方ローカル再インストールは、そのパソコンが初期出荷されたときのバージョンのWindows10を再インストールするので、時間はかかりませんが最新のセキュリティパッチなどが適用されていないデメリットがあります。

【設定編】Windowsパソコンを初期化する方法とは

上の見出しですべて削除するをクリックした人は、追加設定と表示されてるメニューの中から左のほうに表示されている設定の変更という文字をクリックしてください。すると、データのクリーニングを実行しますかとWindowsをダウンロードしますかと、すべてのドライブからファイルを削除しますかと書かれたメニューが表示されるはずです。

この中から、すべてのドライブからファイルを削除するをはいにして、ローカル再インストールの設定に合わせてWindowsをダウンロードしますかの設定を変えて確認を押します。確認作業が終わるとWindowsの初期化が開始されます。

【OSが起動できない人用】Windowsパソコンを初期化する方法とは

なんらかの原因でWindowsパソコンが起動できない人は、BIOSを使って初期化する必要があります。また、この方法はWindowsのインストールメディアが必要で、無いとWindowsの初期化ができません。インストールメディアとはWindowsをインストールするためのアプリが入ったもので、マイクロソフトの公式サイトからダウンロードしたり、OSが起動できるときはOSから作成したりすることもできます。したがって、他にインターネットをつなげる環境のある人は、マイクロソフト公式サイトからインストールメディアをダウンロードしておきましょう。

【初期化実践編】BIOSを使って初期化してみよう

インストールメディアが準備できたら、パソコンを起動し黒い画面が表示されているときにF2キーを数回押します。英語のメニューが沢山表示されている、BIOSセットアップユーティリティというアプリが起動したのを確認しましょう。起動できたら、画面上のメニューからBootという文字を探して矢印キーを使い選択しエンターキーを押します。Bootとはパソコンを起動したときに、どの順番でパソコンの記憶装置へアクセスするかを設定するためのメニューなので、ここでは最初に起動するのをUSBデバイスに設定します。設定が終わったらBIOSのメニューの中からセーブを選択し、パソコンを再起動してください。そして再起動するときに、インストールメディアが入ったUSBを差し込んでください。正常に設定できていれば、Windowsのインストール作業が始まります。

まとめ

Windows10の初期化のやり方を理解しておけば、もしパソコンが起動できなくなっても専門家の手を借りることなく自分で修復することができます。特にインストールメディアを使ったやり方は、自作パソコンを作る上で必ず必要な知識なので、自作パソコンに興味がある人もぜひ参考にしてください。