一体型パソコンとノートパソコン、どちらも似ているように見えて実は結構違いがあります。
この記事では、この2つの選択肢に焦点をあててみます。デザイン、パフォーマンス、価格、そして用途に焦点を当てて一体型パソコンとノートパソコンの違いを解説すると共にどちらを選んだら良いかも解説します。
一体型パソコンのデメリットとメリットについては以下の記事をご覧ください
今回はあくまでも一体型パソコンとノートパソコンの違いについて解説するので、その前提で読み進めてください。
1: デザインと携帯性
一体型パソコンは、一見すると液晶テレビのような見た目で、スリムで美しいデザインが魅力ですが、一般的に大型で重い上にバッテリーも搭載していないので、持ち運びや場所の変更が難しく外出先や部屋を移動して使う事はほぼ不可能です。
ノートパソコンは薄型で軽量で、携帯性に優れ、外出先での使用も可能です。キーボードとトラックパッドを備えており、操作性も悪くありません。
2: パフォーマンスと拡張性
一体型パソコンは、高性能なハードウェアを搭載出来るものもありますが、そこまでパフォーマンスや拡張性が高いという訳ではありません。
しかし、ノートパソコンと比べるとディスプレイも大きく、作業効率は良いです。
一方ノートパソコンは、小型で携帯性に優れますが、一体型パソコンに比べて性能や拡張性という面でも劣ります。
ディスプレイもどんなに大きくても17インチまでと画面の狭さからくる、作業効率の低下はどうしても起きてしまいます。
また、薄型・軽量でスタイリッシュなデザインと排熱処理や省電力を実現する為のトレードオフに、性能面で妥協を強いられてしまうのもつらい所です。
3: コストパフォーマンス
一体型パソコンはノートパソコンに比べると割高感があります。
以下の表は、一体型パソコンとノートパソコンのおおよその価格帯を一覧表にしたものです。
価格は、一般的なスペックのもので、特別な構成やカスタマイズによって異なる場合があるものの、同じような内部構成にした場合、一体型パソコンはノートパソコンと比べると倍近い価格差があります。
タイプ | 価格帯 |
---|---|
一体型パソコン | 10万円〜30万円 |
ノートパソコン | 5万円〜20万円 |
コスパという点で言うと、ノートパソコンに軍配が上がります。
4: 用途とニーズ
一体型パソコンは当然、デスクでの使用を想定しており、映像編集、ゲーム、プログラミングなどの高性能が求められる場面ではノートパソコンよりも優位と言えます。
一方ノートパソコンは、移動して使う事を前提としている場合が多く、高い処理能力よりは移動のしやすさを重視しており、外回り営業をするセールスマンや会議などで資料を見せながら会議など、ビジネスシーンでの利用が多いです。
もちろん、個人で使うという場合もありますが、それはあくまでもサブ機として運用する人が多く、メインパソコンとしてノートパソコンを使っているという人は少数派でしょう。
一体型パソコンとノートパソコンどちらを選ぶべきか?
一体型パソコンとノートパソコンどちらも一長一短があり、一概にどちらを選んだら正解というのはありません。
しかし、以下の特徴の一覧表を見るとノートパソコンの方が優位に立っている面が多く、個人的にはノートパソコンをおすすめします。
項目 | 一体型パソコン | ノートパソコン |
---|---|---|
持ち運び | ❌ | ◯ |
バッテリー駆動 | ❌ | ◯ |
片付けやすさ | ▲ | ◯ |
停電時の対応 | ❌ | ◯ |
画面サイズ | 大きい | 小さい |
価格 | 高い | 安い |
性能 | ▲ | ▲ |
一体型パソコンは家で家族と一緒に使うという用途であれば、誰でも手軽に使えるという点で優位ではあるので、一概に一体型パソコンが悪いとは言い切れません。
一体型パソコンとノートパソコンの違いに関するよくある質問
Q1: 一体型パソコンとノートパソコン、どちらを選ぶべきですか?
A1: 選択肢はあなたの使用用途や求めるスペックよっても異なります。
一体型パソコンはデスクトップでの高性能作業に向いており、美しいデザインが特徴です。
一方、ノートパソコンは携帯性が高く、外出先での利用が得意です。前述の表を参考にしつつ考えてみてはどうでしょうか
個人的には、ノートパソコンを推します。
Q2: 一体型パソコンとノートパソコンの価格帯はどのように異なりますか?
A2: 一体型パソコンは通常、高性能とデザインのためにノートパソコンよりも高価です。
価格帯は広くで、予算に合わせて選択できますが、高級モデルも存在します。
ノートパソコンは手頃な価格の物も多く、あまり予算が掛けられない人におすすめです。
Q3: 一体型パソコンとノートパソコンの性能の違いは何ですか?
A3: 一体型パソコンは高性能なハードウェアを搭載し、高度な作業に向いています。グラフィックデザイン、映像編集、ゲームなどに最適です。
一方、ノートパソコンは携帯性に優れており、ネットサーフィンや動画を見たり、文章の作成といった軽い負荷で出先で使用が出来ますが、性能には制約があり、動画編集や画像編集のような高負荷が掛かる作業には向いていません。
まとめ
一体型パソコンはノートパソコンは一長一短がありますが、どちらを選ぶにせよ自分のニーズをよく理解し、予算を考慮してじっくり吟味しましょう。
特にパソコンは決して安い買い物ではないので、安いに越したことは無いのですが、価格が安過ぎる(例えば新品なのに2万円台のノートパソコンなど)物は総じてスペックや使い勝手の面で不安が多く、安物買いの銭失いとなる事もあります。
かといって20万円を越えるような、モンスターマシーンを買っても宝の持ち腐れです。
なので、しつこいようですが、自分のパソコンの使用用途をよく考えて後悔のない一台を選びましょう。
どちらを選ぶにせよ、自分のニーズをよく理解し、予算を考慮して、理想のパソコンを見つけましょう。そして、新たな冒険やプロジェクトを始める準備をしましょう。