HP(ヒューレット・パッカード、以下HPと表記します)は世界を代表するパソコンメーカーです。
中にはHPのパソコンを検討しているという人も多いと思います。
しかし、調べてみるとHPのひどい評判を耳にしてしまったという人も多いかもしれません。
そこで今回の記事では、HPのパソコンの評判やひどいという噂について解説してみたいと思います。
HPという会社の概要
HPはビル・ヒューレットとデイヴ・パッカードの2人によって1939年に米カリフォルニア州で創業されました。
HPもご多分に漏れず、いわゆるシリコンバレーの会社の一つです。
HPという名前は、創業者2人のヒューレットとパッカードの頭文字に由来しています。
主な事業はパソコンの販売ですが、プリンターのメーカーとしても有名です。
HPが壊れやすいというのは本当か?
HPが壊れやすいというのは、かなり誤解があるのではと推測します。
どんなに有名メーカーだろうと、零細メーカーだろうと一定の割合で不良品は発生します。
パソコンの平均的な故障率をメーカー側は当然公表していませんが、マルチメディア総合研究所が2001年に調査した所(参考記事)おおよそ1%~2%くらいでした。
それから20年経過し、検品などの精度も上がっている事を考慮しても、1%を切れば優秀な部類と言えます。
これを踏まえて考えると、どのメーカーを買おうと一定確率で不良品にあたる可能性はあります。
HPの世界シェアは世界第2位で、国内でも2位のシェアは188.4万台(個人向けは38.0万台)を販売しています。
という事は、仮に故障率が1%と仮定すると、単純掲載で1万8000台の初期不良がある事になります。
当然シェアが大きいHPのようなメーカー程、初期不良の台数が増えるのは当然の事です。
なので、HPが壊れやすいというより、不良品にあたる可能性が他のシェアが低いメーカーよりも高いという事実だけです。
DellとHP買うならどっちがマシという議論はほとんど意味が無い
よく、DellとHP買うならどっちがマシかという議論がありますが、こうした議論はほとんど意味がないと個人的には考えます。
何故なら、前述した通り、不良品は一定確率で発生するからです。
あえて、DellとHP買うならどっちがマシかと聞かれれば、シェアがやや低いDellの方が不良品にあたる可能性を低くはデキるでしょうが、はっきり言って運次第としか言えません。
最終的には自分の好みで買えば良いのではと思います。
HPのパソコンが安い理由
しつこいようですが、HPはLenovo(NECを含む)に次ぐ世界シェアを誇っています。
HPのパソコンが安い理由はまさにここにあります。
つまり、世界規模に大量販売する事でコストを下げて、パソコンのパーツ単位の値段を下げることで、完成品となるパソコン自体の値段を下げる事に成功しているのです。
決して、製造の手を抜くことでコストダウンをしていることはなく、徹底した企業努力によって高いコストパフォーマンスを実現しているのです。
これは、LenovoやDELLなども同様です。
Mede in Tokyoは半分本当で半分嘘
HPはMede in Tokyoを標榜しており、2016年6月には、国内の生産工場を東京都日野市「東京ファクトリー&ロジスティックスパーク」に移管しています。
これだけを聞くと、メードインジャパンではと思いますが、このMede in Tokyoモデルなのは法人向けモデルで、個人向けのパソコンの大部分は中国にある工場で生産しています。
なので、Mede in Tokyoというのは半分嘘で半分本当というわけです。
もちろん、HP側がこうした事実を声高に言っているという訳ではありませんが、一般消費者からすればわかりにくのは事実でこれが悪い噂につながっている面もあります。
ちなみに、HPの直販サイトのHP Directplusでは法人向けモデルも、法人でなくても普通に購入できたりします。
コスパで選ぶならHPを選択肢に入れない理由が無い
大手メーカー製のパソコンを検討しており、ある程度のコスパを求めるなら買う買わないは別にして、HPを選択肢に入れないというのは、理にかなっていないと思います。
最終的には自分の好みで買って問題ないですが、コスパ少しでも考えるのであればHPを選択肢に入れておいて損はありません。
まとめ
HPは世界でも日本でも高いシェアを誇っており、どうしても初期不良が出てしまうのは致し方ない所ではあります。
それを踏まえた上で、パソコン選びをすることが大事だと個人的には思っています。
それでは今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました。