文字入力以上に、意外と使えなくなると困るのがテンキーです。しかし、皆さんはNumLock以外にテンキーが使えないときのトラブル解決方法を知っていますか?意外と知られていないので、この記事ではそれらトラブルの対処方法の全てを紹介しています。
【認知度ナンバー1】NumLockを使ったテンキーのトラブル解消法
テンキーが使えない一番有名な原因と言われているのがNumLockです。NumLockとはテンキーの機能を文字入力かカーソル移動に切り替えるためのもので、NumLockが掛かっているときは数字が入力できず、カーソル移動のみになっています。一方NumLockを解除すると数字入力ができるようになります。NumLockの厄介なところは、バックスペースキーやデリートキーの付近にあるため、いつの間にか押してしまうことがあることです。そのためテンキーが使えないときはまずNumLockを疑いましょう。
【意外と知らない?】BIOSの設定からNumLockを切り替える方法
パソコンの電源を入れたらF2を押してBIOSを起動してみましょう。搭載されているBIOSのメーカーによって多少の差はありますが、起動メニューの詳細からキーボード設定を切り替えられる項目があります。その中から起動時のNumLock設定という項目を探しましょう。この設定をONにするとパソコンの電源を入れたら自動的にNumLockがONになります。反対にOFFにするとNumLockが解除されるので、パスワードの入力画面でわざわざNumLockキーを押す手間から解放されます。
【外付け編】テンキーが使えないときの対処方法とは
外付けのテンキーが使えないときは、ドライバーが最新のものかどうか確認しましょう。また、最新のドライバーでも別のUSBソケットにテンキーを接続しなおすと、テンキーが認識されない場合があるため、接続してしばらく待ち右下に新しいUSBデバイスをインストール中などのメッセージがでることを確認してください。メッセージが出たら入力できることを改めて確認しましょう。なお、WINDOWSのOSが最新のドライバーを見つけられませんでしたと表示されたときは、テンキーの開発元であるWEBサイトにアクセスしてドライバーをダウンロードするか、テンキーにドライバーの入ったCDROMなどが付属していないかを確認してください。
【故障しても大丈夫?】テンキーが物理的に破損した場合
もしテンキーが物理的に破損して使えないときは、キーボードの上部にある数字入力機能を使ってください。これらの数字キーは、シフトキーを押しながら押すことでキーボードの記号も入力することができます。ただし、数字を入力するにはやはりテンキーのほうが便利なので、できればキーボードを買い替えたり外付けのテンキーを取り付けたりしたいですね。
【特殊な解消法】テンキーが壊れたときの解消方法とは
テンキーが壊れて使えないときの対処方法として、キーバインドを変える方法があります。これはキーボードの特定のキーを別のキーとして認識させる方法で、INSやPGUPなど普段あまり使わないキーに数字キーを割り当てることで、トラブルを解消できます。ただしWindowsに正式に実装されている機能ではなく、Change Keyというアプリケーションを使うことになります。このアプリケーションはキーボードのキーをどれでも好きなキーとして変更できるので、WindowsPCのキーボード配列をMacのキーボード配列のように変更したりできます。
まとめ
テンキーが使えないと一気に文字入力が不便になりますが、この記事で紹介した方法を実践すれば簡単に解消できます。中には外付けのテンキーを設置するなど、実費がかかる方法もありますが、人によっては文字入力よりもテンキーを叩いている時間が多い人もいるので、ぜひ自分が使いやすいテンキーを探してみましょう。どうしてもお金をかけたくない人は、アプリケーションを使ったキーバインドの変更をおすすめします。