Yahooかんたんバックアップの思わぬデメリット-代替となるサービスは?

Yahooかんたんバックアップはスマホ動画や写真のバックアップに大変便利なサービスです。

スマホが水没したり、紛失したりした時に中にある大事な写真や動画が消えてしまったと思うと、血の気が引くような思いをします。

そんな自体に対処するためのYahooかんたんバックアップですが、思わぬデメリットも存在するので注意して使う必要があります。

そこで今回の記事では、Yahooかんたんバックアップのメリットを解説しつつデメリットも紹介したいと思います。

今回の記事でわかること

  • Yahooかんたんバックアップのデメリット
  • Yahooかんたんバックアップの代替になり得るサービス
目次

Yahooかんたんバックアップとそのメリット


Yahooかんたんバックアップは、どんなユーザーでも無料(無料ユーザーは容量がYahooボックスと共用で5GB)ですが、保存容量が無制限になるのはYahooプレミアム会員のみです。

ちなみにYahoo! BB会員は50GBの容量となります。

私は、SoftBank Airに加入しており、これに加入すると同時にYahooプレミアム会員になります。また、ソフトバンクのスマホを契約した人もYahooプレミアム会員となります

つまり、Yahooプレミアム会員の価格が込みになっているという事です。

それ以外のユーザーは、508円(税込み)を払うことでYahooプレミアムに加入出来ます。

YahooプレミアムにもYahoo! BBにも加入していないとなると、5GBという保存容量となり、ファイル容量が大きくなっている現在においては心もとないでしょう。

Yahooプレミアム会員になると容量無制限な上に以下のようなサービスが受けられます。

  1. 利便性の高さ: Yahooかんたんバックアップは、使いやすさが特徴であり、バックアップの手順が簡単です。ユーザーは専用のアプリをインストールするだけで、重要なデータを自動的にバックアップできます。ただし、iPhoneに関しては、iOS13から「位置情報を利用した自動バックアップ機能」が廃止になっており、定期的にバックアップするにはアプリの起動が必須です。
  2. クラウド保存の便利さ: デバイスの容量を気にせず、重要なデータをクラウド上に保存できることが利点です。特にスマホの容量が限られている場合でも、かんたんバックアップを使うことで、容量不足の心配をすることなくデータを保管できます。
  3. 多様なデータのバックアップ: 写真、動画、ドキュメントなど、様々な形式のデータをバックアップできることも魅力の一つです。さまざまなデータを一元管理する事で、安全に保管することができます。

Yahooかんたんバックアップのデメリット


Yahooかんたんバックアップには、メリットだけを見ると神と言っても良い素晴らしいサービスですが、デメリットをみると必ずしもそうではありません。

理由や根拠:

  1. セキュリティの問題: クラウド上にデータを保存は、データの漏洩や不正アクセスへのリスクが存在します。とはいえ、クラウド上にファイルを保存するのであれば、セキュリティのリスクは100%回避は出来ません。
  2. 制限されたバックアップ機能: Yahooかんたんバックアップのバックアップ機能はどんなファイルも無制限に保存できる訳ではありません。1ファイルあたり2GBという制限が存在します。
  3. Yahooプレミアム会員の停止:短期間で大容量のデータをバックアップすると制限が掛かり、 Yahooプレミアムが利用不可になります。そうなると、容量無制限特典がなくなり、通常の5GBとなります。そしてそのまま90日以上経過して5GB以上の容量を使っている場合、データはすべて削除されます。


かんたんバックアップのデメリットとして、制限のあるバックアップ機能でしょう。

Google Driveのように1ファイルの容量制限がないという訳では無いので、容量の大きいファイルを保存するのには向いておらず、動画一つで2GBは余裕で越える事もある昨今のパソコンのデータ量を考えると、大きなデメリットでしょう。

代替サービスの筆頭はGoogle Drive?

Yahooかんたんバックアップはファイル容量の小さい物を保存するには向いていますが、2GBを越える大きいファイルを保存するには不向きなサービスです。

そうなると、代替のサービスや手段が必要になってきます。以下に代表的なサービスを紹介します。

理由や根拠:

  1. Google Drive: かんたんバックアップの代替サービスの筆頭と言えるのが、Google Driveです。容量は無料ユーザーで15GB、課金すれば最大5TBまで容量を増やす事も可能です。使い方もグーグルアカウントに常にログインしておくだけなので手間もありません。
  2. One Drive:One Driveはマイクロソフトが提供するGoogle Driveと同種のサービスです。容量は無料だと5GB、年間2440円課金で100GB、1万4900円で1TB、2万1000円で6TBとなります。月額で2000円しないコスパの良さやセキュリティの堅牢さからビジネス用途で主に重宝されています。
  3. Box:Boxはアメリカの企業が運営するサービスです。無料だと10GB、個人向けだと1320円(年払い)からの有料課金となり100GBの容量が与えられます。料金としては高くもなく安くも無い印象ですが、電子サインサービスや複数のユーザーにアカウントを発行し、社外の人に権限付与が出来るなど、ビジネスユーザーを想定したサービスです。
  4. AOSBOX:AOSBOXは国産のクラウドサービスとなっており、その点安心感があります。インターフェイスも非常に使いやすく設計されています。容量は個人用のスマホ・パソコン向けのAOSBOX Homeだと100GBで料金は月額500円となっており、短期保存用の通常版と長期保存用のコールドストレージが用意されているのも特徴です。
  5. 自己管理型のバックアップ: データをバックアップする手段として自身で、外部ハードドライブやNAS(Network Attached Storage)を使って保存する方法があります。この方法を使えば確かにセキュリティやファイル容量の問題も解決ですが、初心者向けとは言えません。

代替のサービスはいくつかあり、それぞれ無料で使えますが、Yahooかんたんバックアップ代替を考えるのであれば、課金は必須でしょう。

とりあえず、今すぐデータを移行したいのであれば、Googleアカウントだけで使えるGoogle Driveがおすすめです。

Yahooかんたんバックアップに関するよくある質問

Q1: Yahooかんたんバックアップのセキュリティ対策は十分ですか?

回答: Yahooかんたんバックアップは一定のセキュリティ対策を講じていますが、完全に安全とは言えません。

クラウドサービスでは常にリスクが存在し、データの漏洩や不正アクセスの可能性は常に存在します。

そのため、重要なデータを保存する際には、追加のセキュリティ対策やパスワードの強化、二段階認証の利用など、ユーザー自身もセキュリティに配慮することが重要です。

Q2: かんたんバックアップの利用料金はどのようになっていますか?

回答: Yahooかんたんバックアップには、無料プランとYahooプレミアム会員となる事で利用出来る、有料プランがあります。

無料プランでは5GBまでデータを保存できますが、容量が限られています。

月額508円のYahooプレミアムでは容量無制限ですが、2GB以上のファイルを保存出来ないなどの制限はあります。

Q3: かんたんバックアップ以外にもバックアップ手段はありますか?

回答: はい、かんたんバックアップ以外にもさまざまなバックアップ手段が存在します。

他のクラウドサービス(例: Googleドライブ、One Drive)、外部ハードドライブやNAS(Network Attached Storage)など、自己管理型のバックアップ方法もあります。必要であればこれらの選択肢も視野に入れる必要があります。

まとめ

Yahooかんたんバックアップは、Yahooプレミアム会員の月額508円で、データをほぼ無制限に利用出来るというメリットがある一方、2GB以上のファイル、短期間に大量のデータをバックアップ出来ないなどのデメリットもあります。

スマホやパソコンの大事なデータを預けるのであれば、そうしたデメリットを充分に考慮して、サービスを選びたいものです。

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