中古PCは全くと言っていいほど、まっさらな状態になっているのが普通です。
中には初期設定済みの場合もありますが、自分が数年にわたって使う相棒と言うべきPCの初期設定を人に委ねるのはセキュリティの面でもベストな選択とは言えません。
そこで今回の記事では、中古PCを買ったらまずやることを重要度別に10個紹介します。
最重要でやるべきことを◎、やっておいた方が良いものが◯、重要度は低いもののやっておいた方が良いことを△とします。
中古PCを買ったら最低限初期設定は済ませるべき
中古PCを買ったらまずすべきなのが初期設定です。
初期設定を適当に済ませてしまうと、後々面倒なことになって、かえって時間が無駄にかかることにもなるので、購入直後に済ませておくのがベストでしょう。
初期設定と一口に言っても具体的に何をすればいいのかわからない人も多いと思いますが、主に以下のようなことになります。
1.インターネットへの接続(重要度◎)
インターネットへの接続は、PCの初期設定の一丁目一番地と言っても良い程大事なことでしょう。
何故なら、今のご時世でインターネットに繋がっていないPCは鉄くず同然だからです。
もちろん、集中する意味であえてインターネット接続しないという人も居ると思いますが、それは一時的ですぐにインターネットに接続できる状態にはしておくべきです。
有線で接続するなら、ルーターなどから伸びてるLANケーブルをそのままPCに挿せばこと済みます。
しかし、現在のノートパソコンはLANポートが無いものも多く、そもそも無線LANでの接続を前提にしている物がほとんどです。
デスクトップタイプでも、有線LANを選択するケースは稀だと思います。
接続方法としては、タスクバー右端の電波のようなマークをクリックして、無線LANが出ているルーターのSSIDを選択し、接続に必要なパスワード(多くの場合ルーターなどに書いてあります)を入力します。
2.地域の設定(重要度◯)
基本的に日本語のWindowsOSであれば、デフォルトで日本に設定されているでしょうが、一応チェックしておきましょう。
3.キーボード入力の選択(重要度◯)
キーボードはデフォルトでは、マイクロソフトIMEになっているはずなので、基本的はそのままで大丈夫です。
自分が使いやすい入力変換ソフトを後で導入するのもありでしょう。
4.Windowsのライセンス認証(重要度◯)
Windowsライセンスは普通に買っていれば、弾かれるなんてことはないので、ここもサクッとライセンス認証を済ませましょう。
基本的には、画面に表示されたとおりに進めば問題ありません。
5.パソコンの名前を設定(重要度△)
パソコンの名前は買った当初は、製造番号のような英数字の羅列になっています。
基本的に名前を設定しなかったとしても、何か不具合があるわけではありませんが、複数PCを持っている場合は、わかりやすくする意味で設定しておくと良いでしょう。
6.マイクロソフトアカウントの設定(重要度◎)
最近のWindowsは、マイクロソフトアカウントと連携することを推奨されます。
後術しますが、One Driveなどのサービスを受けたいのであればマイクロソフトアカウントの作成とログインが必須になるのでアカウントを作りましょう。
7.OneDriveから復元設定(重要度◯)
One Driveはマイクロソフトのクラウドサービスで、PCに保存したデータをバックしたりできます。
以前使っていたPCで復元設定をしていたのであれば、ここから復元できたりもするので設定しておいて損はありません。
8.ログインパスワードの設定(重要度◎)
ログインパスワードは自分以外が勝手にパソコンにログインするのを防ぐ意味で設定します。
これを設定しないと、理論的には誰でもあなたのPCを操作したり設定を替えたりできてしまうので、必ず設定しましょう。
ただし、自分がそのログインパスワードを忘れては話にならないので、必ず人目に触れない所にメモしておくなどの対策は必要です。
9.Windowsアップデート(重要度◎)
Windowsアップデートはセキュリティを補強するという意味でもやっておいた方が良いです。
手順は以下の通りです。
10.届いた中古PCの状態のチェック
初期設定以外に行って欲しいのが、届いた中古PCを必ずチェックしましょう。
具体的には以下の項目をチェックしましょう。
購入した後に問題なく使えるかどうかのチェックは当たり前に感じますが、フリマとかで買った中古PCは何らかの理由で起動しないなんてことはあります。
そもそも、メルカリやヤフオクなどのフリマで中古PCを買うべきではありませんが、もし買うのであれば購入後にちゃんと起動するかどうかを確かめる必要があるでしょう。
購入時に記載されていたスペックと実際のスペックが違うというのは、中古ショップで買った場合でも意外とあるので、この点も気をつけましょう。
たまにあるのが、CPUがRyzen 3(AMDのエントリーモデルのCPU)と記載されていたのに、実際にはAthlon(AMDのローエンドCPU)だったということもあったりします。
特に注意したいのが、こうしたCPUの型番違いやメモリの搭載量が少ない、ストレージがSSD(読み書きが速い)と書いてあったのに実際にはHDD(SSDよりも読み書きが遅い)といった点は、必ずチェックしましょう。
中古パソコン購入後は初期化すべき?
中古PCの初期化は可能であれば、行った方が良いです。
何故なら、初期設定済みと中古ショップなどで記載があったとしても、完全に初期化しているかどうかは確かめようがありません。
なので、届いてから一旦自分でPCを完全に初期化するのをおすすめします。
ちなみにWindows10で個人データを一切残さず完全に初期化するには以下のようにします。
ただし、初期化は買ったPCの状態(ストレージの容量)によって長くなることもあるので、何か他の作業をしながら気長に待ちましょう。
かかるものだと、半日くらい掛かったりするので、注意が必要です。
まとめ
中古PCを買ったら、今回書いたような内容を参考にしつつ、初期設定を進めてみてください。
全ての設定を完璧にこなす必要はありませんが、重要度が◎の項目は必ず設定しておくようにしましょう。
それでは今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました。