新品ノートパソコンを買う余裕が無い時に検討したいのが、中古ノートパソコンですが、「中古のノートパソコンなんてやめとけ」と言われる事も少なく無いです。
そこで今回の記事では、中古ノートパソコンがやめとけと言われる理由やもし中古ノートパソコンを購入するならチェックしたいポイントをご紹介します。
中古ノートパソコンを買うべきか、買うなら何をチェックすれば良いのか悩んでいる人は是非ご覧下さい。
中古ノートパソコンはやめとけと言われてしまう理由5選
中古ノートパソコンはやめとけと巷で言われているのは、以下の5つのような理由からです。
バッテリーが劣化している
中古ノートパソコンは一般的にバッテリーが劣化している場合が多いです。
というのも、バッテリーは使用者がどんなに気を使って使っていたとしても、経年劣化してしまうものだからです。
個体差もありますが、新品のノートパソコンバッテリーの寿命は2年~3年くらいで、充電回数にすると約500回くらいです。
仮に前使用者が1年で売ったとすると、毎日ノートパソコンを使っていた場合、充電回数の半分近くは使っている計算になります。
もし、中古で買った場合だとバッテリーの寿命は1年持たない物も多いです。
液晶ディスプレイが劣化している
中古ノートパソコンの劣化でバッテリーの次に、劣化しているのが液晶ディスプレイです。
液晶ディスプレイはノートパソコンを使う限りは、必ず劣化する運命にあります。
よくある液晶ディスプレイのトラブルが
などで、中古ノートパソコン売っているショップの写真でわかる場合もありますが、実際に実物を見ないとわからない事があるのが厄介です。
さらに液晶ディスプレイが厄介なのは、ストレージ(SSDやHDD)やメモリのように、素人には交換が難しく、仮に修理に出すと、新たに買い替えた方がお得なんて事もあります。
私も、メモリやストレージくらいなら換装出来ますが、液晶ディスプレイを交換する、気力も時間も技術も無いので最初から諦めますwww。
性能がそもそも低い
言うまでもなく、中古ノートパソコンは新品のノートパソコンと比べるとスペックが低くなりがちです。
ノートパソコンのメインパーツのCPUは性能アップのスピードが早く、2世代くらい前のインテルのCore iシリーズと最新世代と比べると、2割弱性能が落ちる物もあります。
なので、基本的には新品であればあるほど最新CPUが搭載される可能性が高い(一部メーカーは一世代前くらいのCPUを使っている事もある)です。
そう考えると、中古ノートパソコンは1・2年前の未開封でも無い限りは、4年~5年前の物だった場合そうとうスペックが落ちる事は覚悟した方が良いです。
どんなに古くても、5年以上前の中古ノートパソコンは買うべきではありません。
セキュリティ的に問題がある
中古ノートパソコンはセキュリティ的にも問題が物が多いです。
ちゃんとした中古ショップならそれ程問題ありませんが、メルカリやヤフオクなどのフリマだった場合ノートパソコンにウィルスが仕込まれていないとは限りませんし、個人相手のフリマで完璧な検品を期待するのは酷です。
中古ショップでも、可能性は低いもののゼロではありません。
保証やサポートがほぼない
中古ノートパソコンは保証やサポートはほぼありません。
あったとしても、中古ショップが有料オプションで3年くらいの保証を付けていれば良い方です。
オプションを付けない場合は、半年くらいの保証が一般的です。
フリマで買ったら、保証はまずありませんので、買った直後に壊れても泣き寝入り確実です。
スペック詐欺に会う可能性が高い
スペック詐欺とは読んで字の如く、購入者が期待したスペックに満たないパソコンを売りつけられてしまう事を言います。
例えば、Core i7(インテルのCPUの中では上位モデル)で高スペックですよと、謳っていながら、実際は世代が古い10年以上前のCPU搭載のオンボロ中古ノートパソコンだったなんて事は、フリマとかだけではなく中古ショップでもたまに見かけます。
フリマとかだと、売る本人も自分のスペックを正しく理解していない事もあったりするので、販売者とのトラブルに発展するなんて事もあり得ます。
もし中古ノートパソコンを買うならここをチェック
とはいえ、中古ノートパソコンはその価格の安さを考えれば、しっかりポイントを抑えて購入すれば、中古ノートパソコンやめとけと言われている程、悪い物でもありません。
実際は私は過去に2回、中古ノートパソコンを買いましたがそれらは4年間程は働いてくれました。
そこで、私の経験から中古ノートパソコンを購入する際に必ず、チェックしておきたいポイントをいくつか紹介します。
商品の詳細が書いてない中古ネットショップは論外
これは実店舗で買っても通販の中古ショップで買っても同じですが、商品の詳細が具体的に書いてお店では買わない方が良いです。
商品の詳細が書いてないという事は、ノートパソコンの検品を充分に行われていない可能性が高いです。
もちろん、ただ単に商品の詳細を書くのが面倒という事もあり得ますが、それなら尚更検品を疎かにしている可能性が高いです。
商品提供のコスト削減の為にやむを得ない面もありますが、数年に渡って中古ノートパソコンを使うのであれば、この点は妥協してはならないと思います。
可能であればストレージが交換済みの物を選ぶ
中古ショップの中には、予めストレージを新品のSSDやHDDに交換してくれるショップがあります。
中には、有料で新品のストレージに交換してくれるショップもあります。
有料でも新品のストレージが良いという場合は、こうした中古ノートパソコンを検討しても良いでしょう。
特に、ストレージは経年劣化で痛みやすいパーツの一つでもあるので、新品に交換してくれるならそのサービスを利用しない手はありません。
少しでも性能の高い中古ノートパソコンを求めるなら実用上の影響が無い所は無視する
中古ノートパソコンである以上、多少の傷や汚れがあるのは仕方がないです。
しかし、実用上問題ないのであれば、傷や汚れは無視しても良いと思います。
例えば、作業中にはまず見ないであろうノートパソコンの天板に多少の傷や汚れがあっても、ノートパソコン本体のスペックが高ければ充分に購入の対象に入れても良いと思います。
フリマでは基本的に中古ノートパソコンは買わない
基本的にヤフオクやメルカリで中古ノートパソコンのような物は買わない方が無難です。
理由は先程チラッと触れましたが、簡単に言うと、個人の人が出品する中古ノートパソコンはどんな使われ方をされて、どんな商品チェックされているかわからないからです。
中古ショップだったら、万が一不備があった場合保証がありますが、フリマの場合は売りっぱなしになって何かトラブルあっても購入者には打つ手無しです。
じゃあ、その分価格が安いのかというとそんな事は無く、むしろ中古ショップよりも高いなんて事もあります。
何故なら、フリマというのはその性質上、高く売りたい売り手と安く買いたい買い手の思惑が入り乱れており、中古ノートパソコンのようなある程度の知識が必要な製品の場合、なんの知識も無いパソコン初心者の買い手は、絶好のカモになってしまいます。
そういう訳で、フリマで中古ノートパソコンの購入はするべきでは無いというのが、私の見解です。
まとめ:中古ノートパソコンはやめとけは言われるけど
中古ノートパソコンは確かに初心者の人には強くおすすめ出来ませんが、ある程度パソコンの知識を身に着けているのであれば、お買い得な掘り出し物の中古ノートパソコンが手に入る可能性もゼロではありません。
なので、まずは今回紹介した中古ノートパソコン購入のチェックポイントを参考にしつつ、自分に合うノートパソコンを探してみて下さい。
それでは今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました。