パーツやパソコンケースに付いているファンは、冷却の為には無くてはならない物ですが、ファンが激しく回転するという事はその分音が大きくなってうるさいというのがデメリットです。
それを解消するのがセミファンレスというジャンルのファンです。
そこで今回の記事では、セミファンレスのメリットとデメリットをそれぞれ紹介したいと思います。
セミファンレスとは?
セミファンレスとは、風を発生させてパーツを冷却するファン(風車みたいな奴)が付いているファン付きと静音性を重視したファンレス(ファンなし)の中間みたいな位置づけの物です。
ファンレスの静音性とファン付きの冷却性のいいとこ取りとも言えますが、中途半端という考え方も出来ます。
セミファンレスのメリット
ファンレスのメリットは、パソコンの負荷に応じて重たい作業をしている時は、ファンが回転し、アイドル状態に近い場合だとファンが止まって静音性が上がります。
つまり、熱対策と静音性のバランスがとれるというのが一番のメリットです。
セミファンレスのデメリット
セミファンレスのデメリットは以下の通りです。
セミファンレスは価格が高い
セミファンレスのパーツ例えばグラボや電源などは、そもそもセミファンレスという変化球な仕様を採用している物が少ないです。
価格ドットコムを例に見てみるとファンレスのグラボは1321件あるのに対して、セミファンレスは643件です。
この中から、仮にNVIDIAのGe Force系を選ぶとなったら、さらに選択肢は狭まる事は容易に想像できます。
選択肢が少ないという事は、当然価格が高くなります。
よって、セミファンレスは価格が高くなりがちです。
セミファンレスは寿命が短く壊れやすい
セミファンレスは重たい作業をして熱が溜まると、ファンが回り、アイドル状態になると止まるという事を繰り返します。
ファンは回転し始めた時に一番負荷が掛かります。
したがって、何度もファンが回転しては止まりを繰り返すとその分寿命は、ファンレスや通常のファンよりは短くなり、結果として壊れやすいという事になります。
とはいえ、グラボのような製品であればファンの寿命より先に、グラボの性能の限界が来る可能性が高いので、そこまで神経質になる必要はありませんが、一応気に留めておきましょう。
まとめ
セミファンレスはファンレスとファン付きの中間的な位置づけなので、使い方次第ではメリットが大きいです。
常時ファンが回るような、重たい作業をずっとするようであれば、セミファンレスという選択は微妙な所です。
それだとセミファンレスの良さである、負荷の少ない時にファンを止めるというセミファンレスのメリットが半減してしまいます。
なので、セミファンレスのパーツを使う時には、自分が行う作業や用途を考えて選択しましょう。
それでは今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました。