パソコンでメモリ64GBというと、以前なら到底不要な容量で何なら、スマホの容量が64GB(私がそうです)だぜという人すら居るくらいです。
しかし、一部のパソコン使用者にとっては64GBないと、快適に作業出来ないという人が居るのも事実です。
では、そうした人たちは何に64GBものメモリを使って、どんな作業をしているのか考えてみたいと思います。
64GBものメモリの使い道って何?
64GBものメモリを使っている人の主なメモリの使い道は以下の通りです。
まとめると、容量の重たい4K動画(1時間で約61GB)や8K動画(約100GB以上)を編集したりすると、64GB以上のメモリが必要になります。
また、ウェブブラウザを100個以上開いてそのままにしていると、大量にメモリを消費します。
画像も一枚一枚編集するのではなく、複数編集したりするとメモリはいくらあっても足りません。
これらの3つの作業を、頻繁に行うもしくは同時に行ったりすると64GBものメモリでも足りなくなる可能性大です。
ただ、現実的にはこれらの作業を頻繁に行うユーザーがそれ程多く居るかというと、話は別です。
64GBものメモリを積むメリットとデメリット
64GBものメモリを搭載するメリットを感じられる場合は以下の通りです。
逆にデメリットは以下の通りです。
まとめると、一部の4Kや8K動画を編集する人以外は、64GBのメモリを積んでも使い切れる事はほとんど無いという事です。
加えて、64GBのメモリを積んだからといって、目に見えて作業が高速化するかと言われると微妙という事になります。
少なくとも、64GBのメモリを積むのはコストに見合うスピードアップが期待出来ないばかりか、メモリをフル活用出来るような使い方は、もはや一般的なパソコンの使い道では無いという事が言えます。
参考サイト:メモリが買い時の今こそ16GBから増量する!32GBか64GBにすると性能は上がるのか?(PC Watch)
ゲームで64GBのメモリはほとんど意味無し
ゲームであれば、パソコンに負荷を掛けるので64GBのメモリも必要だという声も聞こえて来そうですが、結論から言うと、多少のスピードアップ効果はあるでしょうが、費用対効果が良いかと言われると微妙です。
容量よりも、メモリそのもののクロックスピードを上げる方が処理速度のアップに寄与するはずです。
つまり、DDR4よりも最新のDDR5の方が同じ容量だとしても、処理性能はアップします。
付け加えるなら、メモリよりもグラボやCPUの性能を上げる方がゲームを楽しむ上では有利に働きます。
4Kのゲームであれば、メモリを大量に使いますが、それでも32GBあれば充分事足りると思います。
ゲーム配信や実況ともなると32GBで充分
ゲーム配信や実況であれば、64GBともなればもて余す可能性が高く、余程重たいゲームを実況・配信するとしても、32GBあれば充分です。
まとめ
2024年現在では、64GBのメモリは一部の4Kや8K動画の編集を行うような、作業をしない限りは不要というのが、最終的な結論です。
ただし、今後Windowsの最新バージョンのOSが登場したりすれば、この限りではありませんが、それでも一般の人が64GBのメモリが標準になる日は相当先だと思います。
それでは今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました。