パソコンが停電で壊れる確率ってどれくらい?もしもの時の対策やチェック方法も解説

パソコンが停電した後に、起動するかどうかヒヤヒヤする思いをした人も多いでしょう。

昔は、「停電するとパソコンが壊れる」とかいう都市伝説的な話もあります。

そこで今回の記事では、停電したらパソコンが壊れる確率やもし停電があった際の対策や簡単なチェック方法を紹介します。

今回の記事の主な結論

  • 最近のパソコンは停電した後に故障する確率は低い
  • 停電した時に重たい作業やWindows Updateなどを行っているとリスクアップ
  • もしもの時の対策の決め手はUPS(無停電電源装置)の準備
目次

パソコンが停電で壊れる確率は低い

結論から言うと、最近のパソコン(10年くらい)は停電が起きて直後に再起動したとしても、問題なく起動できます。

その主な理由として、最近のパソコンに使われている、マザーボードなどのパーツにはコンデンサや回路の保護機能がしっかり働くので、落雷や停電で電力が急激に流れたり、途絶えたりするようなことがあっても、壊れる確率は格段に下がりました。

不具合などが起きた場合でも、「正常にシャットダウンできなかった」などの理由でOSがエラーを吐くくらいでハードウェア的な損傷は軽微です。

とはいえ、何度も停電みたいな事が起きれば、PCパーツに徐々にダメージが蓄積していくので、起動後のチェックや停電対策はしておきましょう。

パソコンが停電した際のチェック方法

パソコンが停電で突然電源が落ちた際に、チェックしたいポイントは以下の通りです。

  • CrystalDiskInfoでHDDやSSDに異常が無いかチェック
  • コマンドプロンプトを起動してHDDやSSDをスキャンする
  • Windowsのファイルシステムのチェック

CrystalDiskInfoでHDDやSSDをチェック

停電で突然電源が途絶えたりすると、HDDやSSDがダメージを受けている可能性があります。

そうした、異常をチェックできるソフトとしてCrystalDiskInfoが有効です。

見ての通り、内蔵されているHDDやSSDの状態を視覚的に判断できます。

いろいろ項目と表示が出てきますが、正常であればなんら問題はありませんが、「注意」や「異常」だった場合はHDD/SSDに何らかの異常が起きているか、起きつつあるのです。

そういう時は、早急に新しいHDDもしくはSSDを用意して、既存のデータのバックアップが必要になります。

コマンドプロンプトを起動してHDDやSSDをチェック

CrystalDiskInfoだけでは不安なら、コマンドプロンプトを起動してチェックする方法もあります。

手順は以下の通りです。

※操作方法はWindows11ですが基本的にはWindows10も同じ要領になります。

1.Windowsデスクトップの窓マーク「cmd」と入力し「コマンドプロンプト」を検索します。

「コマンドプロンプト」を右クリック>「管理者として実行」を選び「管理者:コマンドプロンプト」を起動します。

2.「C:\WINDOWS\system32>」と表示されている後ろに以下のコマンドを入力してEnterを押します。

chkdsk c:

すると、10秒~20秒くらいするとファイルチェックが完了するはずです。

「Windows でファイル システムのスキャンが終了しました。問題は見つかりませんでした。これ以上の操作は必要ありません。」と表示されたら終了になります。

この時点で上記の文言が表示されれば、これでとりあえずはHDDやSSDに問題はありません。

もし問題があるならば、以下のコマンドを打って修復できます。

chkdsk c: /F

これを試したあと、再度「chkdsk C:」を入力してエラーが出ないかチェックしてください。

これでエラーが治れば一安心です。

Windowsのファイルシステムのチェック

HDDやSSDのエラーチェックが済んだら、ファイルシステムのチェックを行います。

具体的には以下の通りです。

1.まずは先程のコマンドプロンプトを管理者権限で開き以下のコマンドを打ちます。

sfc /scannow

2.「Windowsリソース保護は要求された操作を実行できませんでした」と表示される場合は、PCを再起動し、もう一度「sfc /scannow」を実行します。

それでも修復ができない時は「chkdsk c: /f」を繰り返してみましょう。

DISM機能を使って修復

前述のsfc /scannowのコマンドでも修復できない場合は、DISM機能を使います。

これは、Windowsのシステムイメージのエラーを確認して、修復するコマンドです。

方法は、先程と同じように管理者権限でコマンドプロンプトを開いて以下のコマンドを入力します。

Dism /Online /Cleanup-Image /ScanHealth

ここで、「コンポーネントストアが壊れていることは検出されませんでした」と表示された大丈夫です。

それが完了してから以下のコマンドプロンプト打ちます。

Dism /Online /Cleanup-Image /CheckHealth

これも、「コンポーネントストアが壊れていることは検出されませんでした」と表示されればオッケーです。

問題がなければ、これで終了ですが問題があった場合は以下のコマンドを打って修復を試みます。

Dism /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth

これを実行し、「復元操作は正常に完了しました。操作は正常に完了しました。」と表示されたら修復は完了です。

最後にパソコンを再起動します。

これらを試しても修復されないようなら、クリーンインストールが必要になるでしょう。

その際はバックアップを取る必要があります。普段からバックアップを取る癖をつけておくと、こうした自体になっても慌てる事が少なくなります。

パソコンが停電になった時の対策法

前述したようなチェックは、何度もやると地味に手間なので、停電にならない事を祈りたい所ですが、こればっかりはどうにもならない話なので、ユーザー側でできることをしましょう。

結局の所、停電したらいかに正規の手順で安全にシャットダウンするかが大事になります。

そのためには、その間電力を供給してくれるUPS(無停電電源装置)の準備が必須です。

このUPSがあれば、万が一停電しても安全にシャットダウンする時間を稼ぐことができます。

停電した時にリスクが増す作業

停電はいつやって来るか読めませんが、以下のような作業をしている時は特に注意しましょう。

  • 重たいPCゲームや動画編集などをしていて高負荷状態が続いている時
  • Windows Updateをやっている最中

Windows Update中のように、Windowsのシステムファイルを読み書きしている最中に停電が起きると、OSが挙動不安定になったりするので、先程紹介した方法を使ってチェック&修復を試みましょう。

重たいPCゲームや動画編集をしていると、つい熱中してしまって気がついたら停電していたなんてことにもなりかねないので、UPSを事前に用意するなどして対策しておくと安心です。

まとめ

停電は落雷などの天候不良だけではなく、電力会社のトラブルなどでも起きるので、自分には関係ないと高を括らずに、UPSを用意したり、こまめにバックアップするなどの準備をしておきましょう。

それでは今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました。

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