出先や出張でスマホの充電が無くなって、心もとないとなった場合にある意味救世主になるのが、ノートパソコンの充電器(USBケーブルを使用)を使ったスマホの充電です。
外出時にスマホ専用の充電器が無い場合などに、この方法を知っていると何かと助かります。
しかし、ノートパソコンの充電器を使ってスマホを充電するのは、大丈夫なのかと不安になる人が多いのも事実です。
そこで今回の記事では、ノートパソコンの充電器をスマホの充電に利用しても大丈夫なのかや危険性などについても解説します。
ノートパソコンの充電器でスマホの充電をしても大丈夫
結論から言うと、ノートパソコンの充電器でスマホの充電をしても大丈夫です。
ここで言う、充電器とはノートパソコンに搭載されているUSBポート経由で、両端がUSB-Cになっているケーブルを使用して行います。
最近のノートパソコンは、PD(パワーデリバリー)に対応した物が多くそこからスマホに充電するのが一般的です。
厳密に言うと、PDに対応していないUSBポートからでも充電出来ますが、速度は落ちます。
ノートパソコンからの充電に必要な物
ノートパソコンの充電器(PD対応USB端子)からスマホに充電するには以下のような物が必要です。
この中でも最低でも、PD対応のケーブルとノートパソコンは必要です。
PD対応のケーブルは、100均とかで300円~500円くらいで売っているで比較的入手はしやすいでしょう。
PD対応の充電アダプターが無いと、外から電力を取ってくることができず、ノートパソコンの充電が尽きてしまいます。
もし、ノートパソコンがPD非対称の場合は、以下のようなアマゾンなどで売っている変換ケーブルをかませる必要があります。
65Wや45W充電器を使うとスマホが壊れる?
充電器選びで大事なのが、65Wか45Wどちらの充電器を使うべきかです。
対応ワット数は、多すぎても加熱などの問題があって危険ですし、少なすぎてもじわじわとノートパソコンの充電が減ってしまうので、スマホの充電どころではなくなります。
充電器の最大出力は、充電性能(W)= 電流(A)× 電圧(V)で求められます。
例えば、電圧5Vで電流1Aの充電器の充電性能は5Wとなる訳です。
目安としては、スマホならば最大18Wや20W、ノートパソコンならば45Wや60W、タブレットはその中間くらいの充電器を用意しておく必要があるでしょう。
ノートパソコンであれば、専用のアダプターにワット数が記載されている場合が多いので確かめてみましょう。
ノートパソコンを充電しつつそこから、スマホに充電するのであれば、45Wや60W充電器があれば問題はありません。
45Wや60Wの充電器を使ったからと言って、スマホが壊れるようなことはありませんが、バッテリーの劣化が早まる可能性もあるので、なるべく常用はしないほうがいいでしょう。
持ち運ぶ前提なら、充電器は100gくらいでないと持ち運ぶのが煩わしくなるので、その点も考慮に入れておくと良いです。
充電器そのものの、安全性について言えば、過電流、過電圧、過熱、短絡、過負荷などを自動で検知する機能がある物が良いです。
ネット通販では、メーカーも不明な粗悪な物も売っていたりするので、一応警戒した方が良いです。
とはいえ、家電量販店・100均などを含めた実店舗であれば、粗悪な品を掴まされることはあまり無いので、神経質になることはありませんが、一応注意してチェックしてみましょう。
ノートパソコンでスマホの充電をする際に注意すべきウィルスの危険性
出先や出張でスマホを充電したい時に、ノートパソコンからUSBケーブル経由で充電すると、ウィルスや情報漏洩の危険性があります。
例えば、ノートパソコンが知らぬ間にウィルスに感染しており、充電のつもりで繋いだスマホにウィルスが感染なんてこともありますし、逆も然りです。
特に会社で支給されているノートパソコンに繋ぐ場合、スマホがウィルスに感染していると、ネットワークに繋がった、ノートパソコンももれなくウィルスに感染して、情報漏洩することもあり得ます。
また、空港やカフェなどに設置されている、充電スポットなどはどんな人が使ったかわからないので、悪意のある人が不正なプログラムを送受信させることも出来てしまいます。
基本的には、空港やカフェ・図書館など不特定多数が使うような公共施設の、USBポートを使った充電はせず、するとしてもコンセント経由で充電するようにしましょう。
まとめ
ノートパソコンからのスマホの充電は基本的に大丈夫ではありますが、長い目で見るとスマホのバッテリーが消耗する可能性があるので、常用はせず手元にスマホの充電器が無い時になどに限定するようにしましょう。
それでは今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました。