ノートパソコンのメモリ増設は、手っ取り早くノートパソコンの処理性能をアップさせる方法です。
多くのノートパソコンはメモリ増設に対応している場合がほとんどですが、中には増設できない機種があったりします。
そうなったら、メモリ増設できないとして諦めるしか無いのでしょうか。
そこで今回の記事では、メモリ増設ができない場合の対処法をいくつか紹介します。
NECのノートパソコンLavieはメモリ増設できない?
NEC製のノートパソコンのLavieはメモリ増設できないという噂はよく聞きます。
実際公式サイトにも以下のような記載がありました。
公式サイトでここまではっきり書かれていると、やっぱり増設できないかと諦めてしまうのも無理ありません。
他のメーカーでは、HPの一部機種だとメモリ増設(交換)が出来ない機種があります。
増設が出来ない理由は大きく分けて2つです。
1の場合は、メモリがマザーボードに半田で直付けしてあり、普通のノートパソコンにあるはずのメモリスロットそのものがありません。
物理的にメモリの取り外しが不可能という事は、増設もほぼ不可能(メーカーのメモリ増設サービスに出すという手はある)という事です。
半田を自分で剥がして、増設するという猛者の方もいるかもしれませんが、一般的ではないので実質的にメモリ増設は不可能です。
こうした半田で直付けしてあるタイプは、13インチ以下のモバイル系のノートパソコンに多く採用されているケースがあります。
2のメモリスロット全てにメモリが既に挿っており、容量もノートパソコンの仕様上マックスであれば当然増設は不可能です。
こうした物を避けるには、購入前に事前に詳しく仕様を確認する事である程度回避出来ます。
メモリ増設できないと書いてあっても実際はできる?
NECのノートパソコンは、仕様に先程の画像のような「メモリの交換・増設はできません」と書いてありますが、実際に裏蓋を外して分解するとスロットがあって増設・交換ができるなんてパターンもあります。
このパターンは、実は言葉の綾という可能性もあります。
というのも、この「メモリの交換・増設はできません」というのは額面通り、受け取るならメモリの交換も増設もできないと思いますが、本当の意味は「メモリの増設や交換はできるけど何があっても自己責任でね」という事かなと思います。
もちろん、本当にメモリ増設が不可な場合もあるので、その場合は諦めるしかありませんが、実の所裏蓋を外して中を見てみるまではわかりません。
なので、メーカーの仕様でメモリ増設不可となっている場合は、自分で裏蓋を外して中を見る事をおすすめします。
ノートパソコンの裏蓋を外して中を見るくらいなら、実際に分解する必要はほとんどの場合無いので、自分の目で確認しておきましょう。
ちなみに、ノートパソコンの裏蓋の外し方に関しては以下の記事をご覧下さい。
メモリ増設不可の場合の対策法
メモリ増設が完全に不可能な場合の対処法としては、以下の通りです。
メモリの増設が不可の場合はなるべく、メモリを食うソフト(画像編集ソフトなど)を複数起動したり、使わないソフトやタブを起動しているとあっという間にメモリは逼迫します。
これを防ぐには、メモリを食うソフトを複数起動せず、今すぐ使わないソフトやブラウザのタブはまめに閉じる事でメモリを節約できます。
手順は以下の通りです。
こうしてこまめにスタートアップアプリを削っていくと、無駄なアプリのメモリ消費を抑える事ができます。
こうしてみると、実はほとんど使わないけどスタートアップに登録されているアプリやソフトは結構あるものなので、メモリ不足を感じたら一度スタートアップアプリを見直してみると良いでしょう。
※OS起動や動作に必要なアプリまで無効化してしまうと後々面倒なので、自分のわかるソフトで不要と感じた物だけにしましょう。
そもそも増設する必要が無いくらいのメモリ容量のノートパソコンを買うべし
メモリ増設は慣れればさほど難しい作業ではありませんが、パソコン初心者の方が行うには少しハードルが高いです。
それならば、最初からメモリ容量の多いノートパソコンを買えばまるっと解決です。
今、Windows10と11においてはメモリは8GBでは少し足りなくなる可能性が高いです。
理想を言うなら、倍の16GBあればむこう数年は安心でしょう。
動画編集や画像編集を頻繁に行う場合は32GBあれば、とりあえずは安心でしょう。
まとめ
ノートパソコンのメモリが増設出来ないのは、今後OSの必要メモリが増える事を考えると不安になります。
そうした場合は、他のノートパソコンに買い替えるなどの対応が必要かもしれません。
増設できる場合は、現時点でメモリ不足を感じているのであれば、メモリ増設をしておいて損は無いと思います。
それでは今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました。