ノートパソコンをインチサイズを基準に用途に応じた正しい選び方を表も用いて解説

ノートパソコン選びは結構悩ましい物ですが、画面のサイズを基準に選ぶとある程度は絞れるので、今回はサイズ表も用いながら、用途に応じたノートパソコンのサイズの選び方を紹介します。

今回の記事でわかる事

  • ノートパソコンのインチサイズの目安
  • ノートパソコンサイズの調べ方
  • A4以上の大画面ノートパソコンの特徴
  • B5のモバイルノートパソコンの特徴
  • 画面サイズで考えるノートパソコンの選び方
目次

ノートパソコンのインチサイズの目安

まずノートパソコンのインチサイズを表にすると以下の通りです。

インチサイズ大きさのおおよその目安
10.1超小型サイズで大きめなタブレットと同じぐらいの大きさ
11.613.3より小さいものの一般的なタブレットよりもやや大きい程度
13.3モバイルノートパソコンとして一般的なサイズ、漫画雑誌くらいの大きさ
14A4ノートパソコンとB5のモバイルノートの中間くらいのサイズ感
15.6スタンダードノートパソコンの代表的なサイズ。B5のノートを開いたくらいの大きさ
1615.6よりも気持ち大きいくらいの大きさ
1716よりも大きい画面でA4用紙2枚分くらいの大きさ
19かなり大きな画面でデスクトップパソコンのモニター並の大きさ
大きさの表記はあくまでも私の感覚です

ノートパソコンのサイズの調べ方

メジャーなどを持っている場合は、それで直に測って貰うのが一番手っ取り早いですが、ザックリとしたサイズを知りたいのであれば以下の公式で導けます。

1インチは2.54cmなので

2.54cm✕インチサイズ=対角線のcm数となります。

仮に15インチだった場合38.1cmとなります。

ちなみに、測る時は液晶ディスプレイ周りのベゼル(枠)部分は含めないようにしましょう。

まあ、最近のノートパソコンは薄型化が進んでおり、ベゼルも細くなっているので、そこまで気にする必要は

自分のノートパソコンのサイズを知りたい場合、裏のシールなどで製造番号がわかります。今回の例はパナソニックのLet’snoteシリーズですが、多くのノートパソコンであれば裏に製造番号が刻印されたシールなどが貼ってあるはずです。

出典:https://askpc.panasonic.co.jp/info/battery/sn10.html

15インチ以上のA4ノートパソコンの特徴

A4ノートパソコンは14インチ以上のノートパソコンです。主なメリットとしては

  • 画面サイズが大きいので作業が捗る
  • サイズそのものが大きくなるので、場合によっては単独のGPUも搭載可能
  • ゲームや動画編集にも耐えうる性能を持たせる事も出来る

画面サイズが大きいA4ノートパソコンは、それだけで作業が捗るのは言うまでもありませんが、軽い3Dゲームや動画・画像編集も可能なのがメリットです。

逆にデメリットは以下の通りです。

  • 画面が大きくなり重くなるので、基本的に移動せずに使う事になるので携帯性は期待出来ない
  • 消費電力も搭載されるCPUやGPUによっては多くなる

15インチくらいのA4ノートパソコンは、携帯性はやや犠牲になるものの処理能力や画面サイズが大きいので、ノートパソコンの中ではデメリットは少ない方です。

基本的に、移動せずに使う事が前提になるので、デスクトップパソコンを置くスペースが無い人やデスクトップパソコンのサブとして使いたい人にはピッタリでしょう。

13インチ以下のB5ノートパソコンの特徴

13インチ以下のB5ノートパソコンの主なメリットは以下の通りです。

  • 重量が軽く、携帯性に優れており出先での仕事などに便利
  • バッテリーの持ちも良く充電の心配をする必要が無い
  • デスクのスペースを圧迫しないで置く場所を選ばない
  • 耐久性も高い物が多い

13インチ以下のいわゆるモバイルノートパソコンは、携帯性に優れバッテリーの持ちも良く、基本的には持ち歩いて使う事が前提ですが、小さいからといって必ずしも処理能力が低い訳では無く、一部のモデルでは画像編集も難なくこなす物もあります。

一方デメリットは以下の通りです。

  • ゲームなどの重たい作業は基本的に難しい
  • 画面が小さくなるので、画面上の作業スペースが狭くなりがち
  • 筐体をコンパクトにする関係でキーボードがメーカーによって特殊になりがち

B5以下のノートパソコンのデメリットはスペックの低さがあります。

どうしても、省電力を実現してバッテリーを長持ちさせる為には電力を多く消費する重たい作業は難しくなります。

また、筐体が小さいという事は、画面サイズ小さくなり、作業効率はA4ノートパソコンに比べたら良いとは言えません。

キーボードもメーカーによって、特殊になる傾向で、特に海外のメーカーのB5ノートパソコンはかなり特殊なキー配列になっている事もあり、慣れるまでに時間を要します。

画面サイズで考えるノートパソコンの選び方

どのサイズのノートパソコンを選ぶか迷う場合は以下の点に注意して選ぶと良いでしょう。

  • 主に使う場所は家の中だけかそれとも会社やカフェなど出先がメインか
  • 使用用途は日常的なタスクかそれとも動画編集も出来る物が良いのか
  • 解像度が大きいか小さいが良いのか
  • リーズナブルなノートパソコン良いのか、値段が少々高くてもオッケーなのか

主に使う場所が家の中や会社の外には持ち出さないというのであれば、15インチクラスのA4ノートパソコンが作業効率や価格のバランスから言っても、無難な選択ではあります。

逆に持ち運びがメインで、ある程度のお金は出しても良いのであれば、ThinkPadやLet’snoteシリーズのモバイルノートパソコンがバッテリー駆動時間の面でもおすすめです。

解像度も重要で、画面サイズが小さい上に、解像度が大きいと文字が小さく表示されます。

その分高精細にはなりますが、その分字が小さく細かくなってしまうので、老眼が気になる人にはおすすめ出来ません。

画面サイズがA4クラスに大きくなれば、フルHD(1920×1080)クラスでも字が極端に細かくなる事もありません。

最後に価格の面で考えると、一般的に画面サイズが13インチ以下のモバイルノートパソコンは価格が高くなりがちです。

これは、持ち運びを前提とするモバイルノートパソコンは万が一落としたり、衝撃が加わった時に対処出来るように耐久性を確保する必要がある為です。

一方、A4ノートパソコンは一部のゲーミングモデルを除けば、そこまで高くならず、DELLやHP、レノボといったメーカーであれば、最新世代のCore i7、メモリ8GB以上、SSD512GBのスペックで10万円前後で買えます。

ノートパソコンのサイズに関するよくある質問

Q1: サイズ以外に何を考慮すべきですか?

A1: ノートパソコンを選ぶ際には、サイズだけでなく、バッテリー寿命、パフォーマンス、ポートの数、価格なども重要です。

バッテリー寿命は、出先などでや長時間作業する場合には必須のようそです。

Q2: 学生向けに最適なサイズは何ですか?

A2: 学生向けには、軽量で持ち運びが容易な13〜14インチのミドルサイズが適しています。

これらのサイズであれば、授業やプライベートなどの日常的な用途でも使えますし、授業中に机に置いても邪魔にならず、持ち運びが楽なのが特徴です。

Q3: ビジネスで使用するにはどのサイズがおすすめですか?

A3: ビジネス向けには、使う場所やシチュエーションにもよりますが、携帯性を重視した13インチ以下のノートパソコンがおすすめです。

あまり、会社の外に出ないのであれば15インチクラスのA4ノートパソコンも選択肢に入れても良いでしょう。

まとめ

ノートパソコンはデスクトップパソコンと違い、移動して使う事が可能な上に、モデルによってはデスクトップに相当するくらいの性能を持つ物もあります。

しかし、その性能はサイズの大小によって左右される面があるのも事実です。

画面が大きければ、処理能力が上がり、小さければ処理能力は落ちるものの携帯性が増すという側面があります。

そうした、点を考慮に入れてノートパソコンを選ぶと良いでしょう。

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