ノートパソコンをあまり使わないと寿命はどうなるの?少しでも長く使う方法も紹介

ノートパソコンに限らず家電は経年劣化と隣り合わせですが、「ノートパソコンをあまり使わないなら寿命は伸びるんじゃね」と考える人も多いと思います。

そこで、ノートパソコンをあまり使わないと、寿命はどうなるのかについて、考察してみたいと思います。

また、自分が使っているノートパソコンの寿命を少しでも伸ばす方法についても解説しているので、あわせてご覧ください

今回の記事でわかること

  • ノートパソコンをあまり使わない場合の寿命はどれくらい?
  • ノートパソコンの寿命を少しでも伸ばす方法
目次

ノートパソコンの寿命は何で決まるのか

ノートパソコンの使用頻度と寿命の関係には直接的な因果関係があるとは言えませんが、一般的に考えて何度も電源を入れて電気を通すたんびに経年劣化する事は容易に想像出来ます。

あまりノートパソコンを使わない場合は、たしかに経年劣化は抑えられるかもしれませんが、月に数回くらいしか起動しないと、うまく起動しなくなる事もあり得ます。

そうした事を総合すると、ノートパソコンをあまり使わない場合の寿命は平均すると4年~5年くらいです。

ノートパソコンが壊れるもしくは使えなくなる要因

  1. マザボが突然壊れてうんともすんとも言わなくなる(発生まで最短で数年)
  2. ストレージ(HDDやSSD)が壊れて起動しなくなる(初期不良等を除けば4~5年で発生)
  3. ソフトが更新出来ずに使用に耐えなくなる(OSの対応の状況にもよりますが、新品だと5年前後)
  4. バッテリーが寿命を迎える(使用状況によって異なりおおよそ5年前後)
  5. その他

1のマザボが突然壊れるというのは、なかなか回避しずらく何度もノートパソコン使えばその分マザーボードもダメージを受けますが、故障の兆候を事前に掴むのは困難です。

私も以前使っていたノートパソコンが突然、うんともすんとも言わなくなり、修理屋に持っていくとマザボが壊れていたらしく、「手遅れですね~」との事でした。

思い返せば兆候のような事も無かった事は無いのですが、それだけでマザボの故障を疑うのは不可能だと思いました。

マザボが壊れる場合、買って1・2年で壊れる事はほとんどあり得ませんが、数年経つと故障する事が多いです。

2はHDDやSSDのストレージが経年劣化で駄目になり、起動が不可能になってしまうパターンです。

HDDが壊れただけで、他が生きている場合はストレージを交換すればノートパソコンを使い続ける事は可能です。

ストレージが壊れるケースの場合、余程悪いHDDに当たらない限りは気にする必要はありません。

また、最近のノートパソコンはSSDが搭載されており、HDDに比べて故障の確率は下がっており、新品のノートパソコンでSSDが搭載されたモデルの場合、初期不良等を除き、故障の確率は低いと言っていいです。

3のソフトが更新出来ずに使えなくなるというのは、ハード的な損傷は無いものの、WindowsやMacのOSのバージョンが古く、ウィルス感染の危険性が高くてインターネット接続が出来ない為にパソコンとしての役割をほとんど果たせない為に使えなくなるという事があります。

4はバッテリーの充電や放電を繰り返すうちにバッテリー自体に寿命が来てアダプターから給電しながらじゃないと使えなくなります。

ただ、バッテリーは使えなくても電源に接続すれば使えるので完全に使えないという訳ではありませんが、ノートパソコンとしての携帯性は失われます。

5のその他は、液晶ディスプレイが割れているとかなど、使えなくはないけど実用性はかなり失われているパターンです

ノートパソコンをあまり使わないと寿命はどうなる?

ノートパソコンをあまり使わないと寿命はどちらかと言えば、伸びる傾向にあります。

ただし、ノートパソコンを長期間放置すると、バッテリーが過放電状態になってバッテリーの寿命が縮むという事です。その結果、ノートパソコンの寿命も縮んでしまいます。

ソフト的な面でも定期的な起動やOSのアップデート、データのバックアップをしないと、次に起動した時にうまく動作しないので、結果使えなくなってしまいます。

無論OSなどを、アップデートしたりすればそのまま使い続ける事は可能ですが、それをするならまめに起動した方が良いです。

なので、ノートパソコンをあまり使わないと寿命は縮むというのは覚えておいた方が良いでしょう。

ノートパソコンの寿命を延ばすための方法

ノートパソコンの寿命を延ばすためには、定期的なメンテナンス等が欠かせません。

特に大事なのは以下の点です。

  • ノートパソコンのファン周りをまめに清掃
  • 暑すぎたり寒すぎる所では慎重に使う
  • むやみやたらに衝撃を与えない
  • バッテリーの寿命も考慮する

ノートパソコンの寿命を伸ばす一番簡単な方法は、こまめな清掃でしょう。

特にホコリが溜まりやすい、外の風を取り込むファン周りを特に重点的に清掃しましょう。

何故ならファンの周りにホコリが溜まると、内部に熱がこもってマザーボードやストレージお傷める原因になるからです。

ファン周りの話で付け加わるなら、ノートパソコンをソファーや布団の上など布の上で使うと通気孔が塞がれて熱がこもってしまうので、こうした使い方は避けたほうが無難です。

ノートパソコンは暑すぎる場所が苦手ではありますが、寒すぎる所も苦手です。

寒すぎると、急激な温度変化で内部に結露が出来るので、もし使うなら寒い場所にある程度慣らしてから電源を入れましょう。

加えて、冬は静電気も発生しやすいので、身近な金属に手を触れるなどして予め放電してからノートパソコンの電源を入れれば、ショートいった最悪の事態を防止出来ます。

最近のノートパソコンはストレージにSSDが搭載されているとは言え、衝撃を与えるのはNGです。

なるべく衝撃を与えるような使い方は避けましょう。

バッテリーに関しては、前述したようにあまり使わないで放置すると放電してしまい、バッテリーの寿命が縮まってしまうので注意しましょう。

ノートパソコンの寿命についてのよくある質問

Q1: ノートパソコンの寿命を延ばすために何が重要ですか?
A1: ノートパソコンの寿命を延ばすためには、定期的なクリーニングやファン周りの清掃、バッテリーの取り扱いや定期的なソフトのアップデートも重要です。

Q2: ノートパソコンの使用頻度が寿命に影響するのですか?
A2: はい、使用頻度はノートパソコンの寿命に影響します。頻繁な使用により、ハードウェアやバッテリーに負荷がかかり、劣化が進む可能性があります。一方で、長期間の放置もバッテリーの劣化等を引き起こす可能性があります。

Q3: ノートパソコンの購入時に何を重視すべきですか?
A3: ノートパソコンを購入する際には、ストレージには衝撃で壊れやすいHDDよりも衝撃に強いSSDの方が無難です。

また、中古ノートパソコンのような物は故障の確率が跳ね上がるので、購入後に自分で対処出来る場合は除けば、新品の方が良いでしょう。

まとめ

ノートパソコンをあまり使わない場合の寿命は概ね3年~5年ですが、大事に使ってあげれば10年近くは持つ事もあります。

ただし、品質的な耐久性よりも性能面での限界が先にくる可能性の方が高いのが現実なので、あまりノートパソコンを使わないからと言ってそこまで気にする必要は無いかもしれません。

それでは今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました。

目次