ノートパソコンが充電しながらじゃないと使えないと何とかならないの?

ノートパソコンを使っていると、アダプターから外して充電をしなくなった途端に電源が落ちて使えない状態になってしまう自体に遭遇する事があります。

まさしく、この記事を書いている私がその1人なんですが・・・

これの何が厄介かって、ACアダプターのケーブルがよれたり、ねじれたりした拍子にノートパソコン本体から外れそうになった途端に数分もしないうちに電源が落ちてしまう事があるからです。

じゃあ、ノートパソコンを充電しながらじゃないと使えないようになるとは、何が原因で起こるのかやその対処法について考えてみたいと思います。

今回の記事でわかること

  • ノートパソコンが充電しながらじゃないと使えないようになる原因
  • ノートパソコンを充電しながらじゃないと使えない状態を防止する方法や対策法
目次

ノートパソコンが充電しながらじゃないと使えない原因

結論からいうと、ノートパソコンが充電しながらじゃないと使えない主な原因は以下の2つです。

  • バッテリー自体が完全消耗している為にバッテリー駆動が不可能
  • マザーボードの不良もしくは接触不良

なので、ノートパソコンが充電しながらじゃないと使えない原因のほぼ全ては、バッテリーにその原因があります。

バッテリーの充電サイクルの仕組みと寿命について

バッテリーは充電して使う物ですが、無限に使える物ではありません。

というのも、バッテリーは充電を繰り返す内にバッテリー自体の寿命が徐々に減っていくからです。

例えば、スマホを使っていて数年経つと徐々にバッテリーの減りが速かったり100%まで充電されないといった事があると思いますが、ノートパソコンのバッテリーでも同じような事が起こっています。

ノートパソコンのバッテリーは充電サイクルは以下のようになっています。

  • 充電サイクル:
  • 一つの充放電サイクルは、バッテリーを0から100%まで充電して放電するまでがワンセット。
  • ノートパソコンに使われているリチウムイオンバッテリーは通常500〜1000サイクルの充放電で寿命が終わります。
  • 過充電と過放電:
  • バッテリーを100%の状態で長時間充電し続けることは、過充電としてバッテリーに負荷をかけます。
  • 逆に、バッテリーを完全に放電させることも、過放電としてバッテリー寿命に悪影響を与えます。

つまりバッテリーは使えば使うほど、劣化し使い物にならなくなる上に、あまりに充電を続けるのもダメですし、完全に放電させるのもダメというわけです。

なぜ充電しながら使えないのか?

ノートパソコンが充電しながら使えない状況は、バッテリーの劣化や電力供給の問題に起因します。バッテリーの劣化により、十分な電力供給が確保できず、充電しながらの使用が難しくなります。

バッテリーの劣化によって次のような問題が発生します。

  • 能力低下:
  • バッテリーが劣化すると、容量が減少し、本来の電力供給ができなくなります。これにより、充電しながらの高負荷な作業(例: ゲーム、ビデオ編集)では、十分な電力が供給されず、パフォーマンスが低下します。
  • 電力供給の不安定さ:
  • 劣化したバッテリーは、充電しながらの電力供給が安定せず、突然電源が落ちるといった事が起きます。

バッテリーを長持ちさせる方法

充電しながらでもパフォーマンスを維持するためには、適切なバッテリーの管理と最適な充電方法が重要です。定期的なバッテリーのメンテナンスや適切な充電状態の維持が、ノートパソコンのパフォーマンス向上につながります。

以下の方法をバッテリーを長持ちします。

  • 定期的な充放電:
  • 定期的な充放電は、バッテリーの劣化を抑制し、容量を最大限に保ちます。
  • 定期的なフル充電と放電サイクルは、バッテリーの記憶機能を高め無駄な充電や放電を防ぐ事が出来るでしょう。
  • 適切な充電状態の維持:
  • バッテリーを常に100%充電状態にしないことが重要です。充電容量の一部分(例: 20-80%)を維持することで、バッテリーの寿命を延ばすことができます。
  • 冷却と通気:
  • 適切な冷却を確保することで、バッテリーの劣化を防ぎます。ノートパソコンを使用する際に、車の中や炎天下で使うとバッテリーが熱を持って、寿命が縮んでしまいます。猛暑が続くような真夏日は特に注意が必要です。

バッテリーがもし駄目になったら・・・

バッテリーが完全消耗すると、充電が出来ないだけではなく、アダプターで充電して使ってもすぐに放電してものの数分でノートパソコンの電源が落ちてしまいます。

そうなると、ACアダプターで常に接続していないと使えない状態となってしまいます。

そんな風にバッテリーが死んでしまうと、バッテリーを新品に交換するかノートパソコンそのものを買い替えるしか方法がなくなります。

バッテリーを新品に交換するのは、初心者の人には難しいので修理などに出して交換して貰うのがベターです。

もし、交換のバッテリーが無いとなったら残念ながらノートパソコンを買い替える事を検討した方が良いかもしれません。

ノートパソコンが充電しながらじゃないと使えない事に関するよくある質問

Q1: バッテリーの充電を常に100%に保つことは良くないのですか?

A1:バッテリーを常に100%充電状態に保つことは、バッテリーの劣化を早める可能性があります。

過充電はバッテリーに負荷をかけ、寿命を縮めることがあります。逆に過放電もバッテリーの寿命を縮めます、理想としては充電容量の20%~80%を維持すると良いでしょう。


Q2: バッテリーの寿命を延ばすために何ができますか?

A2:バッテリーの寿命を延ばすためには、定期的な充放電を行うことで、バッテリーのメモリ効果を最小限に抑え、劣化を防ぎます。

また、バッテリーを常に100%充電状態にしないことや、暑すぎたり寒すぎる場所で使わないなどの対策を行う事で、ある程度バッテリーを長持ちさせる事が出来るはずです。


Q3: 最新のバッテリー技術はどのような進化が期待されますか?

A3:最新のバッテリー技術は、高性能や安全性の向上が期待されています。例えば、グラフェンや固体電池などの新しい素材や技術が導入され、より高いエネルギー密度や安全性を提供する見込みです。

これにより、充電速度の向上やバッテリーの寿命延長など、ノートパソコンのバッテリー性能が飛躍的に向上するかもしれませんが、まだまだ新しいタイプのバッテリーなので、当面はリチウムイオンバッテリーが主流になるでしょう。

まとめ

ノートパソコンはスマホとは違い、A4の画面サイズのタイプだと基本的にはあまり移動せずに使う(私がそうです)のが前提になります。

その為、常にACアダプターに接続され、過充電状態になりがちです。

そうした意味でも、適度なバッテリーの放充電は大事だと、完全にバッテリーをダメにしたノートパソコンを使っている私はヒシヒシと感じています。

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