ノートパソコンを長年使っていると、電源を繋いでいるのに全く充電されずに、表示が0パーセントか✘が表示されてしまう事があります。
このままだと、電源接続出来なくなった瞬間にノートパソコンの電源が落ちてしまいます。
そこで、今回の記事ではノートパソコンの充電が0パーセントのままになって増えない状態になった時の対処法をご紹介します。
ノートパソコンの充電が0パーセントのまま動かない場合の対処法
ノートパソコンの充電が0パーセントのまま増えないもしくはバッテリーを検出するアイコンが「✘」になっている場合、充電に関して何らかの問題がある可能性が高いです。
主な原因は以下の通りです。
電源が接続されていない
当然ですが、ノートパソコンは電源が接続されていなければ充電されません。
そんな馬鹿なと思うかもしれませんが、節電タップなどで複数のスイッチがある場合やACアダプターの接続部が緩んでいたりして、ふとした拍子に外れているなんて事はよくあります。
なので、今一度ノートパソコンにしっかり電源が接続されているか確かめてみてください。
ノートパソコン本体が帯電している
意外に多いのがノートパソコン本体が帯電している場合です。
帯電とはその名の通り、ノートパソコンに電気が溜まりると充電出来なくなります。
電気を通しにくい、服で膝の上で作業するなどしてノートパソコンから電気が逃げにくくなっていると、帯電が起きやすくなります。
そういう場合は、ACアダプターやその他の接続機器を全てはずして、しばらく放置して完全放電させましょう。
ノートパソコンを帯電しにくい、素材の上(台とか)で使う事も忘れないようにしましょう。
内部に熱が溜まっている
ノートパソコンの排気口にホコリがつまっていたり、布団の上など熱が逃げにくい状況で作業している場合、ノートパソコンの内部に熱が溜まりやすくなります。
そうなると、充電が出来ないだけではなく、ノートパソコンの基盤を駄目にする可能性もあります。
こまめに排気口を掃除したり、真夏ならエアコンを掛けてノートパソコンが快適に動作する環境を作ってあげる事も大事です。
高負荷状態で使い続けている
作業中に、PCゲームや動画編集をしながら充電している場合や電源オプションの設定で、パフォーマンス重視になっている場合、電力の消費量に対して充電が間に合わなくなります。
この場合は、一旦重たい作業をやめてみたり、Windowsの設定の電源構成をパフォーマンス重視から省電力に切り替える事をおすすめします。
バッテリーそのものが劣化している
上記の3ついずれも当てはまらない、もしくは思い当たる節がない場合は、十中八九バッテリーそのものが劣化している可能性が高いです。
特にノートパソコンを購入して、数年経っている場合はどんなに大事に扱っていたとしても、バッテリーは大なり小なり劣化しているが普通です。
バッテリーの劣化具合を確かめる方法
とはいっても、バッテリーの劣化具合は感覚的にはなかなかわかりにくいものです。
そこで、手軽にバッテリー状態を確認出来る方法として、Battery reportを使う方法があります。
詳しいやり方は以下の記事を見て頂きたいのですが、簡単に言うとコマンドプロンプトを使ってバッテリーレポートを生成し、それをウェブブラウザで見るという流れです。
バッテリーが原因の場合の対処法
ノートパソコンのバッテリーに原因がある場合の対処法は以下の通りです。
接点復活剤を使って接触不良を解消する
ノートパソコンにバッテリーの異常がある場合、ただ単に接触不良が起きている可能性もあります。
そういう場合は、以下のような接点復活剤を使う事で回復する場合もあります。
接点復活剤とは、その名の通り金属部分が接触する端子部分を洗浄する事で、今回の場合だとノートパソコンのバッテリーと接続する部分の端子との接触不良を治す物です。
これで意外に治るケースもありますが、内部が錆びている場合には効果はまずありません。
バッテリー交換をする場合
ここまでやって駄目ならバッテリー交換という事になります。
最近のノートパソコンの場合だと、薄型化の影響でバッテリーを内蔵している場合がほとんどです。
この場合だと、裏蓋を開けたりする分解作業が必要になるので、この手の作業に自信の無い人はやめた方が良いです。
一方、少し昔の分厚いノートパソコンだと、バッテリーはひっくり返して、ロックを解除すればすぐに外せる以下のような物もあるので、そちらの場合であれば機種に対応したバッテリーを購入すれば、自分で交換するのはそう難しく無いです。
一応以下に、各メーカーのバッテリーに関する問い合わせページを載せておきます。
NEC
東芝
富士通
VAIO
HP
Panasonicレッツノート
Lenovo
DELL
まとめ:それでもダメなら買い替え
バッテリー交換すれば、バッテリーに関する異常は治るのかもしれませんが、それで動作速度が上がるという事はありません。
また、仮にバッテリー交換となると、内蔵タイプだった場合は自分で交換するのは至難の業ですし、メーカーに依頼するにしてもバッテリー代込だと、1万5000円~3万円はするのでそれなら新品のノートパソコンにした方がという気はします。
とはいえ、データのバックアップを取っていない場合は面倒な事になるので、そうした事情があるなら交換を依頼した方が良いでしょう。
いずれにしても、この修理金額とを天秤にかけてバッテリー交換を依頼するか考えて下さい。
それでは今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました。