BTOパソコンのベスト3に数えられるのが、マウスコンピューターです。
しかし、大手故に「マウスコンピュータ 壊れやすい・後悔・最悪・評判悪い」などのネガティブなワードがたくさんヒットします。
そんなネガティブワードがたくさんヒットすると、購入するのを躊躇してしまいます。
そこで今回の記事では、マウスコンピューターのパソコンが壊れやすいのかや本当に言うほど評判が悪いのかどうかについて考察します。
マウスコンピューターの良い点 | マウスコンピューターの悪い点 |
・サポートや保証が手厚い ・良くも悪くも敷居が低い ・安心安全の国内工場生産 ・他のBTOショップと比べてブランド力が高い |
・カスタマイズの幅が狭い ・実店舗が少ない ・納期は速くは無い ・デザインがダサい |
なぜマウスコンピューターには壊れやすいなどの悪い評判が絶えないのか?
マウスコンピューターには以下のような「壊れやすい」、「最悪」など悪い評判が絶えません。
しかし、結論から言うとこれらの悪い評判を過度に気にする必要はないと思います。
確かに、マウスコンピューターのパソコンは壊れやすいという噂はありますが、全てが全て壊れやすいという訳ではありません。
こうした悪い評判は運悪く初期不良に当たった人が共有したい(こんなことあったんだけど聞いてよ!!)意図で投稿をします。
もしマウスコンピューターの製品に満足しているのであれば、評判の悪い投稿をしません。
そもそも、高いお金を出して買ったパソコンが普通に使えるのは当たり前だからです。
まして、マウスコンピューターはBTOパソコンの界隈では大手で大量の製品を製造・販売しているので、分母が大きく初期不良に当たる可能性は少なからずあります。
その上、Googleなどの検索エンジンの仕様上、ネガティブワードがサジェストに出やすい(わざわざ良いキーワードを打ち込んで調べる人は少ない為)のもマウスコンピューターの悪い評判が広まるのを後押ししているのでしょう。
こうした、検索エンジンの心理は即ち人間心理でもあります。
こうした心理は、逆ハロー効果(人または製品の嫌いな特性が全体に対して影響を与える)、ウィンザー効果(製品を作ってる人ではなく、ユーザーの意見の方が信頼されやすい)、バンドワゴン効果(多くの悪い口コミを見ると、そうに間違いないという心理)などの心理学的な影響もあるのではと、個人的には考えています。
無論、そうした悪い口コミをした人も、そんな口コミをしたくてしている訳ではありませんが、そんな一面もあるくらいに頭の片隅に置いておくと良いでしょう。
マウスコンピューターの会社情報
マウスコンピューターの会社情報は以下の通りです。
ショップ名 | マウスコンピューター |
企業 | 株式会社マウスコンピューター |
代表取締役社長 | 小松 永門 |
店舗数 | 東京を中心にした9店舗 |
従業員数 | 520名(正社員のみ、2023年3月現在) |
資本金 | 1億円 |
主な傘下企業 | 株式会社MCJ(グループ全体の統括) https://www.mcj.jp/ 株式会社ユニットコム(パソコン工房を運営) https://www.unitcom.co.jp/ iiyama Corporation(パソコン用モニターの開発) https://iiyama.com/gl_en/ |
本社所在地 | 〒100-0004 東京都千代田区大手町二丁目3番2号 大手町プレイス イーストタワー6階 |
公式サイト | https://www.mouse-jp.co.jp/ |
知っている人も多いと思いますが、同じくBTOパソコン大手のパソコン工房を傘下(パソコン工房のブランドは維持)に置いています。
マウスコンピューターの悪い評判
改めて紹介すると、マウスコンピューターの悪い評判は以下の通りです。
前述の通り、一部の悪評が広まって拡散されている感はあります。
- カスタマイズの幅が狭い
- 実店舗が少ない
- 納期は速くは無い
- デザインがダサい
カスタマイズの幅が狭い
マウスコンピューターのメリットでもあり、デメリットでもあるのがカスタマイズの幅が狭いことです。
黄色い工具のようになっているマークの項目がカスタマイズ可能なパーツですが、ゲーミングモデルでありながら、CPU(グリスは変更可能)とメモリ・ストレージくらいしかカスタマイズできません。
カスタマイズの幅が狭いのは、パソコン初心者の人とっては敷居が低くなる反面、ある程度カスタマイズしたい、中級者~上級者からみると物足りないのは事実でしょう。
実店舗が少ない
マウスコンピューターはネット販売をメインにしており、実店舗は少ないです。
直営店を含むマウスコンピューター製品を扱うのは以下の店舗です。
ヨドバシカメラに併設されている店舗を入れても9店舗なのは、実機を見たい人や店員さんの意見を聞いて決めたい人には不向きです。
納期は速くは無い
マウスコンピューターの納期は速くは無いのがデメリットではあります。
基本的な出荷スケジュールは以下の通りです。
基本的には、3営業日か4営業日出荷モデルの2つに分けられます。
ただし、実際にはこれよりも速くもなり、遅くもなります。
というのも、実際に商品選択画面に行くと、実際には2週間くらいは見たほうが良い気がします。
この記事を書いているのが2024年4月13日なので、おおよそ12日掛かることになります。
ツイッターを見てもこうした投稿が散見されるので、少なくとも速くは無いということは言えます。
もっとも、最速のドスパラと比較すれば遅いくらいで、他のBTOショップと比べれば大差ないでしょう。
ちなみに、一部モデルで翌営業日出荷サービスを行っており、一台につき2200円にはなりますが、翌営業日に出荷するサービスがあります。
デザインがややダサい
マウスコンピューターはデザインについてはあまり力を入れていない印象があります。
マウスコンピューターのパソコンのデザインは良く言えば無骨、悪く言えばダサいといった感じです。
もちろん、デザインに関しては個人の感覚の部分が大きいので一概には言えませんが、デザインを目的にマウスコンピューターを選ぶのは懸命とは言えません。
もっともマウスコンピューターのロゴマークでもある、チーズを模したデザインに惹かれるというのであれば、それも良いと思います。
実際にNext Gearという直販サイト限定モデルはかなりデザインもイケてます。
ただし、一般モデルのノートパソコンは正直野暮ったい印象はあります。
マウスコンピューターの良い評判
マウスコンピューターの良い評判は改めて紹介すると以下の通りです。
- サポートや保証が手厚い
- 良くも悪くも敷居が低い
- 安心安全の国内工場生産
- 他のBTOショップと比べてブランド力が高い
サポートや保証が手厚い
マウスコンピューターはサポートや保証が手厚いことで有名です。
こうした投稿にあるようにマウスコンピューターはサポートや保証に力を入れています。
埼玉と広島に修理拠点となるサービスセンターがあり、パソコンを預かった後、発送から最速72時間を目指しているそうです。
参考記事:https://ascii.jp/elem/000/004/157/4157119/
電話対応が24時間365日対応しているだけでも凄いですが、混雑具合を表示してくれたり、サポート状況を教えてくれるのも地味にありがたいです。
ちなみに、コールセンターは沖縄と鳥取県米子市に拠点があり、関東にコールセンターを置く会社が多い中でかなり珍しいです。
安心安全の国内工場生産
他の大手のパソコンメーカーが中国で製品を製造したりしているなかで、マウスコンピューターは一貫して、長野県飯山市にある飯山工場で製造しています。
この飯山工場製のパソコン(マウスコンピューター製)はふるさと納税の返礼品に選ばれたりしています。
他のBTOショップと比べてブランド力が高い
BTOパソコンショップと言えば、ややマニア向けな印象があるなかで、マウスコンピューターはイメージキャラクターに齋藤飛鳥さんやマツコ・デラックスを起用したりと、ブランド向上に熱心です。
実際、テレビCMなどでマウスコンピューターのCMが流れていた時期がありました。
そうした意味で、ユーザーの敷居を下げて、安心して買える環境を整えています。
マウスコンピューターはこんな人におすすめ&おすすめできない
マウスコンピューターは以下のような人におすすめです。
逆に以下のような人にはおすすめしません。
マウスコンピューターは比較的パソコンに詳しくない初心者にも安心しておすすめできるショップです。
稀に初期不良にあたることはありますが、これだけ手厚いサポートと保証があればそこまで不安に思うことはありません。
逆に納期に拘る人や実店舗で実機を見たい地方の人には、選びにくいショップかもしれません。
まとめ
マウスコンピューターはBTOパソコン界隈では大手なので、どうしても「壊れやすい」などの悪い評判がつきやすいですが、実際にはそこまで悪い訳ではありません。
その証拠に、国内に修理拠点を2箇所もっていたり、24時間電話対応など、もし初期不良が起きた時でも対処できる環境を整えています。
なので、ネットの評判に振り回されるだけではなく、自分で納得できたのであれば、マウスコンピューターで購入しても良いでしょう。
それでは今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました。