KOORUIブランドのゲーミングPCモニターが安過ぎると、TikTokやX(旧ツイッター)で話題になっているようです。
ただ、中には「すぐ映らなくなった」などの苦情もあるようです。
そこで今回の記事では、KOORUIブランドのゲーミングPCモニターが映らなくなった時に試して欲しい対処法などをいくつか紹介します。
KOORUIのモニターが映らない原因
KOORUIの液晶モニターが映らない原因として一番多いのが、設定方法のミスです。
というのも、KOORUIはどうも中国のメーカーのHKCという所が作っており(後述します)説明書もあるのですが、表現や図の表記がわかりにくくなっており、そのせいで設定のミスが起こって、「モニター映らんけどどうなってるの!」となる訳です。
KOORUIのモニターの設定方法
詳しい設定方法はそれこそ説明書をよく読んでもらうしかないのですが、基本的には正面から見た場合に一番右端の画面枠の下側に電源ボタンがあります。
他に、映像の設定などもあるようですが、最初のうちは下から覗き込むようにしてボタンを押さねばならず、どのボタンを押して良いのかわかりにくいと思います。
慣れれば、指の感覚でそれとなくボタンの位置は掴めるでしょう。
KOORUIのモニターで検索すると「電源ボタンがどこにある」といった検索結果が出て来てしまうくらいなので、この点は改善して欲しい所です。
ケーブルが摩耗や断線している
液晶モニターが映らない原因の一つとして、あるあるなのが、ケーブルの断線や接触不良などです。
特に接触不良については、長年同じケーブルを使っていると、感性がついてしまって接触不良になる事もあります。
なので、KOORUIの液晶モニターが映らないと思ったら、ケーブルを新しい物に替えると案外あっさり映る事もあります。
本当に故障している場合
しっかり、電源ボタンを押しているにも関わらず、KOORUIの液晶モニターを買って電源が付かないといったトラブルもあります。
この場合は、残念ながら故障や初期不良の可能性が大ですので、保証期間中であれば、修理を依頼しましょう。
そうなると、問い合わせ先の窓口が必要なのですが、アマゾンにあるKOORUIの公式ページからという事になり、アマゾンの販売サイト以外の専用のサイトも存在しなければ、公式の専用窓口(日本語の)も調べた限り見つかりませんでした。
KOORUIの液晶モニターの主な特徴
KOORUIには、普通の実用向けの液晶モニターもありますが、それよりもゲーミング液晶モニターが特徴的です。
24インチで、リフレッシュレート(これが高いの映像が滑らかに表示される)が165Hz、VAパネル、フルHD、1ms高速応答速度といったスペックで、2万円を切ります。
具体例を出すと 24E4といモデルで、2万円どころか1万6999円という価格破壊も良いところの価格になっています。
これが他のメーカーで同種の液晶モニターだとすると、安くても2万円台半ばくらいはします。
この圧倒的コストパフォーマンスが魅力です。
スピーカーは非搭載
KOORUIのモニターは多くのモデルでスピーカーは非搭載なので注意しましょう。
とはいえ、ゲーミングモニターは別途スピーカーを用意して使うというのが普通なので、そこまで気にする必要はありません。
ポートはHDMIやディスプレイポートがメイン
多くのKOORUIの液晶モニターには、接続端子としてディスプレイポートやHDMI(×2)くらいでお世辞にも多いとは言えませんが、PS5に加えてPC一台と接続するくらいなら充分足りると思います。
AMDフリーシンク・NVIDIA Gシンクにも対応
AMDフリーシンク・NVIDIA Gシンクはグラボとモニターのリフレッシュレートをシームレスに同期させる仕組みです。
2万円を切る価格帯でこの両方に対応した、液晶モニターはそうそう無いのではないでしょうか。
KOORUIはどこの国の何という会社なのか
KOORUIというのはブランドの名前であって、厳密には会社の名前ではありません。
正確には、HKCという中国のメーカーが発売しているブランドの一つといった方が正しいです。
KOORUIというブランド自体は、2022年から登場したブランドでまだまだ知名度が高い方ではありませんが、そのコスパの良さからジワジワ人気を集めています。
そもそもHKCというメーカーはどういうメーカーなのか
HKC自体は2001年に創業開始した比較的新しい会社です。
元々は、PCケース、電源、モニタなどの製品を作っており、他社向けのOEMをになっていましたが、2018年からゲーミングブランドを立ち上げて、2022年からゲーミングモニターをKOORUIブランドで販売するようになりました。
2020年には液晶パネルの出荷枚数で世界第7位に、2023年には世界3位となっており、液晶モニターの世界では何気に大手メーカーの一つです。
ビジネスモデルは薄利多売のビジネスモデルなので、とにかく安く・大量販売という感じで、サポート面では手厚いとは言えない感じです。
サポート面はあまり期待できない
KOORUIブランドはまだまだ、日本で展開して間もないという事もあってか、サポート面ではお世辞にも充実しているとは言い難いです。
販売・製造メーカーのHKCの現地法人は神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町3丁目29番地4CRANECORNER4階に存在していますが、従業員数も調べた限りでは不明です。
サポートは基本的には、購入ページ(主にアマゾン)経由で行う事になります。
KOORUIの液晶モニターに関する評判
KOORUIブランドの液晶モニターに関するツイートや評判をまとめて見たので一部ご紹介します。
このように、価格破壊過ぎる価格設定に驚く人が要る一方、KOORUIのモニターが映らないといった不具合に遭遇する人も居るようです。
つまり、「安いにはそれ相応の理由がある」という事なのでしょう。
ちなみに、TikTokの投稿などを見ると、日本の方も多いのですが、海外の人が英語で製品紹介している投稿に遭遇します。
この手のゲーミングモニターは、日本の人よりも海外の人に需要があるのかななどと想像してしまいました。
まとめ
KOORUIは激安で、ゲーミングモニターを探しているけど、高過ぎて今まで手が出なかったという人にとっては、選択肢が一気に登場したという感じでしょう。
しかし、その価格のトレードオフとしてサポートが貧弱だったり、モニターが映らないあるいはしばらく使ったら、映らなくなると言ったデメリットもあります。
そうしたデメリットを覚悟で使うのであれば、構いませんが、故障などのトラブルに巻き込まれたく無いのであれば、少し高くてもAcerやASUS、BenQなどの大手メーカーの液晶モニターにする方が賢明です。
それでは今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました。