HUAWEIのパソコンは本当にやめた方がいいのか評判も含めて解説

HUAWEI(ファーウェイ)は中国の家電メーカーとして、日本でもいろんな意味で話題になっているメーカーです。

様々な家電を発売していますが、あまり知られていませんがノートパソコンも日本向けに販売しています。

ところが、ネット上にはHUAWEIのパソコンはやめた方がいいとか、そもそもHUAWEIの製品自体やめとけといった声をよく耳にする人も多いのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、HUAWEIのパソコンは本当にやめた方がいいのかどうかをネット上の評判も交えながら解説します。

今回の記事の主な結論

  • HUAWEIのノートパソコンのデザインは良い
  • 中国系のメーカーが嫌な人にはおすすめできない
  • 情報漏洩の心配については過剰反応かも
目次

HUAWEIのパソコンのメリットとデメリット

HUAWEIのパソコンのメリットとデメリットをざっくり解説すると以下のような感じです。

メリット

  • デザインがアップルのMacBookみたいでかっこいい
  • 液晶がIPS液晶なので綺麗
  • コスパが比較的良い

デメリット

  • 選べる種類が少ない
  • 購入できる場所が多くはない
  • 直販サイトの支払方法が限られている

HUAWEIのパソコンのメリットはデザインと液晶の綺麗さ

HUAWEIのノートパソコンのメリットはなんと言ってもそのデザイン性の良さと、液晶の綺麗さでしょう。

画像引用元:HUAWEI Mate book製本情報ページ

画像を見てもわかるようにデザインは、かなり薄型でシャープな印象で、どことなくアップルのMacBookシリーズに似ているような似ていないようなデザインです。

製品名もMateBookとなっている他、製品情報ページもアップルの公式ページにインスパイア?されたようなデザインになっています。

ただし、単純にMacBookのデザインをトレースしただけはなく、急速充電に対応していたり、計算されたエアフローなど独自の部分もふんだんに盛り込んでいます。

液晶もかなり高精細な液晶ディスプレイを搭載しており、sRGB100%の色域を誇ります。

画像引用元:https://consumer.huawei.com/jp/laptops/

コスパは比較的良い方

コスパに関しては、デルやHP、レノボといった規模の力でガンガン販売してくるメーカーと比べると、少し割高なものの、日本の大手メーカーなどと比べると安い印象です。

HUAWEIのパソコンのデメリットは選べる種類が少ないこと

HUAWEIのパソコンのデメリットは、選べる種類が極端に少なく、全体的に古いモデルCPUが使用されている点です。

画像引用元:https://consumer.huawei.com/jp/laptops/

こうしてみると、CPUが2世代か3世代くらい前の物になっており、現在インテルのCore iシリーズが14世代であること、現在主に流通しているのが13世代・14世代ことを考えても少し古いです。

選べるシリーズも、全てのモデル(派生モデルも含む)を入れても10モデルもないので、価格帯や使用用途に合わせて選ぶというのは難しく、あくまでも家の中で使うホームユースがメインになります。

公式直販サイトの支払方法が限られている

HUAWEIの公式直販サイトの支払方法が、デビットカード、クレジットカード、PayPayしか無いのがかなり残念です。

最低でも銀行振込は欲しい所ですが、この点については今後の改善に期待したいと思います。

他の市販モデルも購入できる通販サイトも多くは無いのがデメリットです。

そもそもHUAWEIとは?

HUAWEI(ファーウェイ)についてあまり知らない人も多いと思うので、HUAWEIについて解説します。

詳細
会社名HUAWEI(華為技術有限公司)
本社所在地中華人民共和国広東省深圳市
設立1987年
代表者任正非(最高経営責任者)

HUAWEIの名が日本で知られるようになったのは、ここ10年くらいの話かもしれませんが、設立・創業は意外に古く1980年代です。

2005年には日本法人を設立し、専門の直販サイトも運営しています。

ノートパソコン以外にも、スマートウォッチやスマホ、タブレット、次世代通信規格の5Gなどの開発を行っている企業として、いい意味でも悪い意味でも有名になりました。

HUAWEIのパソコンに危険性はあるのか?

皆さんがHUAWEIに対して抱いている、心配事と言えば情報漏洩や流出についてだと思います。

これには、アメリカなどの西側諸国がHUAWEIの通信機器が情報を不正に中国に送っている、つまり安全保障上の問題がある製品・メーカーとして糾弾したからです。

加えて、次世代通信規格の5G機器の導入をやめるように西側諸国に要請したりして、一悶着ありました。

結論から言うと、個人向けに販売されているHUAWEIのノートパソコンに情報漏洩の危険性はほぼゼロだと思います。

というのも、確かに前述したようなアメリカとの対立はありましたが、これはHUAWEIというより、米中貿易摩擦にHUAWEIが巻き込まれたと見るのが、正しいかなと個人的には思います。

情報漏洩に関しては、大企業や安全保障に関わるような政府機関等であれば、HUAWEIを使うのはリスクがあるかもしれません。

しかし、個人が使う分にはさほど気にすることはありませんし、仮にHUAWEIが中国政府から個人のデータを抜いてくる仕事を依頼されたとしても、個人のデータを抜くことに対する費用対効果からしたら割にありません。

したがって、HUAWEIのパソコンに危険性があるというのは、「中国系のメーカーだから粗悪な品に違いない」とか「中国系だから情報漏洩の危険があるから不安」という根拠の無い噂の結果だと思います。

実際に、ファーウェイには情報漏洩のリスクは低いという、西側諸国の政府関係者もいたりします。

HUAWEIのパソコンの評判はどうなの?

そうは言っても、やっぱりHUAWEIのパソコンは不安だという人も多いと思います。

なので、巷のX(旧ツイッター)の投稿などをいくつか紹介しましょう。

HUAWEIのパソコンの良い評判

HUAWEIのパソコン関連のことをXで調べると、それ程多くはヒットしませんでした。

HUAWEIのノートパソコンに関しては、まだいい意味でも悪い意味でも認知度が高くないのが現在です。

HUAWEIのパソコンの悪い評判

HUAWEIのパソコンに関する悪い評判については、あまり多くを発見することは出来ませんでしたが、これは、通販サイトでの取り扱いが多くないことなどが影響していると思います。

HUAWEIはパソコンの評判以前に、そもそも購入者自体が日本ではそれ程多くないという問題もあるのでしょう。

HUAWEIのパソコンはこんな人におすすめ&おすすめできない

HUAWEIのパソコンは以下のような人にはおすすめです

  • アップルのMacBookっぽいデザインのWindowsPCが欲しい
  • サポートや保証はそれ程気にしない人
  • 比較的コスパが良いノートパソコンが欲しい

HUAWEIのノートパソコンは、基本的にWindows版のMacBookが欲しいといったユーザーに一定の需要があります。

サポートや保証は基本的なもので、1年間の通常保証(無料)に加えて、以下のような延長保証があります。

ファーウェイ安心ケア for タブレットT4
延長保証2年
1万2680円
ファーウェイ安心ケア for タブレットT4
延長保証3年
1万8980円

ただし、こうした保証に入ると本体価格の安さを吹っ飛ばしてしまうので、入るか入らないかは慎重に考えた方がいいです。

HUAWEIのパソコンをおすすめできない人

HUAWEIのパソコンをおすすめできない人は以下のような人です。

  • ゲーミングPCやモバイルPCなどのノートパソコンが欲しい人
  • 複数のカラーバリエーションから選びたい
  • サポートや保証はある程度欲しい人

HUAWEIのノートパソコンはそもそも、バリエーションの幅がなく、ゲーミングPCやモバイルPCといった、痒いところに手が届くような製品はありません。

カラーバリエーションもほとんどの場合無いので、ある程度カラーバリエーションが欲しい人には不向きです。

サポートや保証は前述のように、延長保証自体はありますが、よりしっかりしたサポートを受けたいなら積極的に選ぶのはリスキーかも知れません。

まとめ:HUAWEIのパソコンは本当にやめた方がいいのか

HUAWEIのパソコンの評判やその是非について、色々書いてきましたが、HUAWEIのパソコンは本当に買って大丈夫なのかについて、個人的な見解を書いてみます。

端的に言えば、あえてHUAWEIのノートパソコンを購入するのはあまり懸命ではないかもしれません。

余程、HUAWEIのノートパソコンのデザインが惹かれない限りは、やめておいた方がいいです。

逆にこのHUAWEIのアップルのMacBookのようなデザインが良いというのであれば、購入もありだと思います。

ただし、1つだけ言っておきたいのは、中国系のメーカーだからと言ってそこまで身構える必要は無いということです。

日本のメーカーでも中国のメーカーでも、悪い製品は悪い製品な訳で、中国系のメーカーだから粗悪だということはありません。

なので、中国系製品に対するアレルギーを一旦取っ払って、考えてみる必要があるのかなと個人的には思います。

それでは今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました。

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