ゲーミングPCでコンセントに繋ぐ時に電源タップは使用しても良いの?

ゲーミングPCやデスクトップPCの電源コードを繋ぐ時に、コードが届かないので電源タップや延長コードに繋いでもいいのかどうかです。

一般的には、壁にあるコンセントを使うことが推奨されますが、コードが届かなかったり、壁にあるコンセントをゲーミングPCで使ってしまうのは忍びないと感じる人も多いです。

そこで今回の記事では、ゲーミングPCのコンセントを電源タップに繋いでもいいのかや電源タップを選ぶポイントについて解説します。

今回の記事の主な結論

  • 電源タップや延長コードは正しい使い方なら使って問題なし
  • ただしホコリには注意が必要
  • 電源タップを選ぶ際は雷ガードがあるタイプを
目次

ゲーミングPCに壁にあるコンセント必要なのはアースが必要だから

結論から言うと、ゲーミングPCに電源タップを使っても基本的には問題ないです。

では、なぜゲーミングPC等は壁にあるコンセントが必要なのかというと、壁にあるアースを取る必要があるからです

アース線というのは、外部に電流を流して、感電のリスクを減らす電気の進路のことで、これがあることで感電や火災などが防げます。

また、アースを取らないとホコリや可燃物が、漏電により発火するトラッキングが起こるリスクもあります。

ゲーミングPCコンセント直挿しがベストだけど・・・

ゲーミングPCは前述した理由でコンセントに直挿しするのがベストですが、そもそも壁にあるコンセントは、一般的な家庭だと2口くらいで圧倒的に足りません。

そうなると、ゲーミングPCの電源コードだけでコンセント1つ塞ぐというのは、あまり現実的ではないと思います。

多くの家庭でも、延長コードや電源タップを使うのが普通だと思います。

ゲーミングPCで電源タップや延長コードを使う際の注意点

ゲーミングPCで電源タップや延長コードを使うのは基本的に問題ありませんが、いくつか注意点もあります。

具体的には以下の通りです。

  • 電源タップについたホコリを取る
  • 定格のコンセントの容量1500Wを超えない
  • 電源タップにタコ足配線はしない

電源タップについたホコリを取る

長年電源タップや延長コードを使っていると、コンセント部分と電源タップの間にホコリが溜まって、万が一漏電した際に、火花などが出て最悪火災になることもあるので、年に1回くらいは電源タップについたホコリや汚れを取っておきましょう。

定格のコンセントの容量を超えない

当たり前と言えば当たり前ですが、いくら電源タップや延長コードを使おうと、壁にあるコンセント1口あたりの定格ワット数が増える訳ではありません。

多くの家庭にある、コンセント2口で1500Wになっており、合計で1500W(多くの場合上が1000W/下が500W)を超える運用はできませんし、仮にできたとしても火災などのトラブルが起こる可能性が高いです。

なので、多くの家庭で定格の1500Wを超える容量を電源タップ使うのは絶対にやめましょう。

多くの電源タップも、電源容量の上限は1500Wになっています。

とはいえそこまで神経質になる必要はない

こう聞くと、しっかり消費電力を図って定格のワット数を超えないようにしなければと思いますが、ゲーミングPCとモニターをつけっぱなしにしても最大で600Wくらいしか消費しません。

具体的には以下のような感じです。

ゲーミングPC本体の消費電力(500W)+モニターの消費電力(50W~100W)+スピーカー(5W以下)=600W前後

※だだし常にゲーミングPCをフル稼働することはあり得ないので、実際にはこれよりも少なくなります。

なので、そこまでビクビクする必要はありませんが、他の消費電力の大きい家電(例えばテレビとか暖房器具など)を同時に使うと定格容量ギリギリになるので、消費電力の大きい家電を同時使用しないなどの配慮は必要です。

電源タップを選ぶ際の注意点

電源タップや延長コードを選んでも基本的には問題ありませんが、どんな製品でもいいという訳ではありません。

購入する前にいくつか抑えておきたいポイントがあります。

主に言うと以下の通りです。

  • 雷ガード機能
  • シャッター付き
  • コンセントロックできる奴

雷ガード機能

電源タップと言えども、ゲーミングPCの電源コードを挿して使う以上は雷対策されているタイプはマストでしょう。

こうした、雷対策されていない電源タップは万が一の時に火災などの事態になることもあるからです。

今どき、100均でも電源タップや延長コードは販売していますが、雷ガード機能が付いたものも100円ではない(だいたい500円~1000円)ものの販売しているので、少し高くても雷ガード機能がついてる物を買うようにしましょう。

シャッター付きの物

シャッター付きとは、電源コードのプラグを挿していないときには、シャッターが閉まるタイプで電源プラグのコード先端部分と電源タップ間のホコリが溜まりにくいタイプです。

前述した通り、ホコリも電源タップには大敵なので、なるべくシャッター付きのタイプが望ましいです。

コンセントロックできる奴

ゲーミングPCのような家電を繋ぐ場合には、コンセントプラグに挿し込んだコードが何かの拍子に抜けないように、回してロックできるタイプだとベストです。

ロックを解除する時にも回す必要があるので、その分手間ですが、うっかりコードを引っこ抜いたりしたく無いという場合は検討すると良いでしょう。

口数が多い

定格容量の消費電力をオーバーしないように注意する必要なものの、電源タップのコンセントの口数は多いにこしたことはありません。

理想的には6口以上くらいあればベストだと思います。

前述したような条件を満たす製品としては、以下のような製品があります。

雷ガード機能や口数が多い物はある程度存在しますが、ロック機能とシャッター付き機能は両立が難しいのが現状です。

なので、雷ガード機能と口数が多い電源タップを基本としながらも、ロック機能かシャッター付きのどちらが自分にとって必要なのか考えてから、購入するかどうか決めるといいでしょう。

まとめ

ゲーミングPCの電源問題は結構問題になりがちですが、余程電力を食うモンスターマシーンでもなければ、そこまでビクビクする必要はありません。

ただし、定格容量の1500Wはオーバーしないように注意することだけは、忘れないようにしましょう。

それでは今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました。

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