Dynabookはやめとけとかおすすめしないという評判は本当なのか考察

Dynabook(ダイナブック)は国内でも有数のパソコンブランドもとい会社として知られています。

後術しますが、東芝発祥のDynabookというブランドは馴染がある反面、Dynabookはやめとけとかおすすめしないという評判や噂はチラホラ耳にします。

そこで今回の記事では、DynaBookの数ある評判や噂について考察してみたいと思います。

今回の記事の主な結論

  • そもそもDynabookは東芝じゃない
  • Dynabookの品質自体には大きな問題は無い
  • デザインは良く言えば無骨・悪く言えばダサい
目次

そもそもDynabookは東芝じゃない?

Dynabookの性能うんぬんを語る前に、Dynabookという会社について紹介します。

Dynabookは元々東芝のノートパソコンのブランドの名前でした。

現在は、東芝のパソコン事業そのものを受け継ぐ形で、2016年4月に東芝クライアントソリューション株式会社となり、2019年1月にDynabook株式会社に社名変更して現在に至ります。

経営母体は、同じく国内電機メーカー大手のシャープの完全子会社になっています。

ちなみに言うと、そのシャープは台湾の鴻海精密工業(フォックスコングループ)の子会社になっているので、厳密に言うと鴻海精密工業の子会社と言えるかもしれません。

なので、Dynabook株式会社は東芝との資本的な関係はなく、東芝じゃないということになります。

Dynabookやめとけというのは本当なの?

 Dynabookは元々東芝発祥のノートパソコンのブランドだったという事もあり、基本的にはノートパソコンのみしか販売していません。

その為、ノートパソコンの種類は幅広く軽量でバッテリーもちの良いモバイルノートパソコンから据え置き機に近い15型のノートパソコンまで様々です。

たしかに、人によってはDynabookはやめとけという人はいるかもしれませんが、個人的にはDynabookのノートパソコンを買って、性能面で不満を抱く事は以前ほど少ないと思います。

Dynabook壊れやすいというのは真実か?

Dynabookが壊れやすいという評判についてネットの投稿などをいくつか紹介します。

P2T9MPBG、不良品で故障続き

購入後2日で
・キーボードが突然反応しなくなる
・いきなり電源落ちる(アダプタ使用中)が、再度電源入れたいが電源ボタン無反応で、7回ほど押さないと電源入らない
・再度電源入るとなぜかバッテリー残量14%との表示(アダプタ使用中)
・電源入ると、バッテリー14%表示が2分で100%表示になる
・問合せ窓口は電話料金が必要(1度の問い合わせで1000円程度かかる)
・修理に出したら、何も悪くないのでこのまま返すと連絡あり、それはおかしいと電気理論で反論すると、態度が突然変わりマザーボードを交換するとの返事
・修理から返ってきたが、電源入れてもログイン画面が出ない、窓口に問い合わせて指示通りに色々操作する事83分、結局壊れているので再度引き取るとの事
20万円出して1ヵ月、使用できたのは3日間だけ
とにかく初期不良で部品変えない、話し聞かない、修理に出したら余計にひどくなって返ってくる

もう東芝製品は一切購入しない。

引用元:https://minhyo.jp/dynabook?sort=vote#review-pre-area

Dynabookはアタリ/ハズレがあるかも…

【商品・サービスを購入、利用したきっかけ】
手頃な価格で、offficeが使えるモバイルノートが欲しくてWebで探してDynabook Directの「SZ/LP 2020秋冬Webモデル」を購入しました。

【良かった点】
軽量、薄型、FHDで画面も見やすくofficeを使っている分には不都合もなく問題なし。

【気になった点】
2021年9月に購入して11月に使用中、突然フリーズ~再起動してもシステム無しエラーで動かなくなり、サポートに連絡したところ修理必要との事で診断結果はSSD不良。これを交換して戻ってきました。⇒バックアップしてなかった約1カ月分のデータはパーになる。(これは自己責任…)

2022年1月に修理から戻り、初期状態からセットアップして使い始めて1カ月程で前回と同じ症状のシステム無しエラーで動かなくなる。
サポートに連絡したところ修理出しになり診断結果はSSD不良で交換が必要との事。⇒バックアップしてなかった約1カ月分のデータはパーになる。(これも自己責任…?)

さすがに、同じ問題の不良がこの短期間で2回発生するのはおかしいでしょ?と修理センター担当に原因回答を要望しても、SSDの故障一点張りで後はわからないとの事で誠意が感じられず。


【今後も引き続き利用・使用したいか?】
Win98の頃から様々なメーカーPCを使っていますが、今回のようなトラブル・サービスは初めてです。安かろう悪かろうの典型的なものをつかまされた?と思えてなりません。Dynabookは二度と買うことはないと思います。

戻ってきたPCを使う場合は、毎日バックアップを取りながら使う事にします。

引用元:https://minhyo.jp/dynabook?sort=vote&page=2

https://x.com/asuradazero/status/1537262715630419968?s=20

https://x.com/asuradazero/status/1537262715630419968?s=20

Dynabookが壊れやすいという評判などはよく耳にします。

実際、X(旧ツイッター)やみん評などの投稿を見ると、良い評判が3とすれば悪い評判が7といった感じです。

ただし、工業製品である以上一定確率で不良品にあたるのは避けられません。

そんな事いったら、精密家電の類は買えないということになります。

東芝から親会社がシャープになったから、粗悪品が増えたという意見もありますが、昔でも一定割合で不良品等はあったはずなので、シャープが親会社になったから不良品が増えたというのは何の根拠も無い話だと思います。

ちなみに、Dynabookの国内シェアは5位、シェアは9%ちょっとで台数にすると90万台程度です。

問題は、その不良品へのサポート体制が微妙な点が気になります。

これは推測でしかありませんが、パソコン本体を安く提供する為にサポートに掛ける人員が減っているのではと想像します。

Dynabookの保証やサポート体制

Dynabookはシャープの子会社になったと言っても、シャープがサポートや保証を担当している訳ではありません。

Dynabook自体は、北は北海道、南は熊本まで全国にサポート拠点や事業所が存在しており、離島に住んでいるとかでもない限り、全国どこに居てもサポートを受けられます。

これは、他の国内メーカーも同様ではあります。

ちなみに、直販サイトのDynabook Direct(ダイナブックダイレクト)で購入した場合以下のようなサポート(有料)を展開しています。

  • 訪問サポート(有料)
  • プレミアムサポートサービス(有料)
  • FAQ一覧(無料)

買ったばかりのDynabookのノートパソコンが遅い場合

ネットの評判などを見ていると、買ったばかりのDynabookのノートパソコンが遅いという事象にぶち当たる人が多いようです。

こうした不満はX(旧ツイッター)を見てみると山のようにヒットしますが、総じて言うと起動が異常に遅いという事です。

こうしたDynabookのノートパソコンが遅くなる現象が起こる理由は主に以下の3つが原因だと思われます。

  • ストレージが速度の遅いHDDである
  • CPUやメモリが非力&容量が少ない
  • 買ってきた時点で要らないソフトがてんこ盛り

これはDynabookに限った事ではありませんが、ストレージがHDDなのとSSDでは雲泥の差があります。

特にこれは大量のデータを読み込む、起動時になると差が顕著になります。

CPUやメモリが非力で容量が少ないと、起動後も大量のデータを同時にこなす事が難しくなるので、モッサリ感が出ます。

また、国内メーカーにありがちな、「いつ使うかわからないソフトがてんこ盛り」というのは、裏で常に動いている状態になり、動きが遅くなる原因になります。

これらの問題を解決するには

  • ストレージをHDDからSSDに換える(自分で交換できれば)
  • CPUに最新世代(13/14世代)の物を買って、メモリも16GB以上にする
  • 予めインストールされている必要ないソフトを片っ端から削除する

といった事を試してみましょう。

これらを試しても、まだ遅い場合は買い替えを検討した方が精神衛生上良いです。

Dynabookはこんな人におすすめ&おすすめできない

Dynabookにはおすすめできる点もあれば、おすすめできない点もあります。

  • 作り自体はそこまで悪くはなく普通に使う分には問題ない
  • とりあえず無難なノートパソコンが欲しい人
  • 海外メーカーは安すぎて不安だけどNECや富士通といった国内メーカーも嫌な人

逆におすすめできない人は以下のような人です

  • デザインが良いノートパソコンが良い
  • コスパの良いノートパソコンが欲しい
  • 余計なソフトは要らない人

まとめると、コスパを重視する人やデザインが良いノートパソコン、余計なソフトが要らない人には、残念ながらDynabookはおすすめできません。

逆に言うと、そこそこ使えるノートパソコンが欲しいというのであれば、Dynabookは悪くない選択肢といえます。

まとめ

Dynabookは未だに東芝だと思っている人は結構いるようですが、現在ではシャープの完全子会社になっており、「東芝の品質が落ちた」とかそういった批判は的外れです。

それを充分に理解した上で、Dynabookの品質の高さを評価する声もあります。

こんな記事を書いておいてなんですが、あまりネット上に溢れる悪い評判を過度に気に必要はないと思います。

それでは今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました。

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