CPUとGPU(グラボ)の最適な組み合わせを知ってボトルネックを解消する方法

CPUとGPU(グラボ)の組み合わせのバランスは自作やBTOパソコン初心者の人から見ると、躓きやすいポイントです。

組み合わせは、それこそ無限に近いくらいにあるので、1つ間違うとボトルネック(それが原因で性能が落ちる)となってしまうこともあります。

そこで今回の記事では、CPUとGPU(グラボ)の最適かつバランスが良い組み合わせを紹介します。

今回の記事の主な結論

  • CPUとGPUはどちらかが強くても弱くてもダメ
  • ボトルネックチェッカーはあまりあてにならない
目次

ボトルネックになるとはどういう事?

そもそもボトルネックとは、パソコンの場合で言えば特定のパーツ(今回の場合CPUやGPU)が原因で本来の性能を発揮できないことを指します。

元々ビジネス用語でしたが、パソコンの世界でもボトルネックというワードが使われるようになりました。

CPUとGPU(グラボ)の最適な組み合わせ

CPUとGPUの組み合わせを語る前に、念頭に置きたいのは使用用途です。

使用用途がネットサーフィンや動画閲覧などそれ程重たい物では無い場合、CPUとGPUのバランスや組み合わせを考える必要はありません。

ある程度のCPU(インテルで言えば最新世代のCore iシリーズ、AMDなら最新世代のRyzen)であれば、動画編集や画像編集、ゲームなどの作業を除けば快適に作業できるはずです。

そうした場合だと、そもそも単体のGPU(グラボ)自体が不要だったりします。

なので、ここで言う組み合わせとはゲームや重たい動画編集などをする場合に限られます。

CPUとGPUの悪い組み合わせ

まずは以下の表をご覧ください。

CPU/グラボ(GPU)RTX4090RX7900XTXRTX4080SRTX4080RX7900XTRTX4070TiSRTX4070TiRTX4070SRX7800XTRTX4070RX7700XTRTX4060TiRX7600XTRX7600RTX4060RTX3050GTX1650
Ryzen 9 7950X3D×××
Ryzen 9 7900X3D×××
Ryzen 7 7800X3D×××
Core i9-14900K×××
Core i9-14900×××
Core i7-14700K×××
Core i7-14700×××
Ryzen 9 7950X×××
Ryzen 9 7900X××
Ryzen 9 7900××
Corei5-14600K
Corei5-14500
Ryzen 7 7700X
Ryzen 7 7700
Ryzen 5 7600X
Ryzen 5 7600
Corei5-14400
Ryzen 5 7500F
Ryzen 7 5700X
Corei3-14100
右にスクロールできます

結論から言うと、組み合わせとして悪いのは以下の組み合わせです。

  • CPUが最新世代のインテルCore i9とi7の一部、最新世代Ryzen 9で、GPUがRTX4060、RTX3050、GTX1650の組み合わせです。

端的に言うなら、CPUが強くてGPUが弱いとGPUがボトルネックになり、CPUが弱くてGPUが強いとCPUがボトルネックになります。

上記の表で言うなら、左上の組み合わせが非常に相性が良く、右上に行くほど悪いと言えます。

ただし、この表はあくまでも参考程度なので、この組み合わせだから必ずボトルネックが生じる訳ではありません。

ボトルネックチェッカーはあまりあてにならない

ボトルネックをチェックする方法として有名なのが、ボトルネックチェッカーです。

プルダウンでパーツを選択して相性をチェックできる物で、表示された%が5%未満だと一応ボトルネックに遭遇する確率は低くなります。

ボトルネックチェッカーの仕組みに関しては、不明ですが最上位クラスのCPUとグラボのなのにボトルネックの確率が高いと判定されてしまいます。

なので、ボトルネックチェッカーはあまり当てにせず、必ずCPUとGPU個々のベンチマークを確認するのを忘れないようにしましょう。

まとめ

CPUとGPUの組み合わせが奥が深く、市販されているBTOパソコンショップの製品でも、ボトルネック的にはまずい製品も実はあったりします。

そうした製品は、BTOパソコンショップ側が問題ないとして販売しているとは思いますが、快適にゲーム等を楽しみたいのなら、CPUとGPUベンチマークの数値などは最低限チェックしましょう。

それでは今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました。

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