ネット通販大手のAmazonには、大手のメーカーの製品から中国系の業者が製造・販売した製品まで様々あります。
大多数の業者は真っ当にビジネスをしていますが、中華系のメーカーの中には詐欺まがいな所もあります。
そこで、今回の記事では怪しい中華系の業者を予め排除して検索する方法と怪しい業者を見抜く方法を紹介します。
Amazonで怪しい中華系業者を排除して検索する
まず、一番手っ取り早い方法として以下の2つの方法が有力です。
&emi=AN1VRQENFRJN5をURLに追加する
上記の画像のように、Amazonでキーワードを入力した後に、出てくるURLの最後の部分に「&emi=AN1VRQENFRJN5」というワードを打ち込みます。
打ち込む前は以下のような検索結果(イヤホンで検索)が出てきました。トップには有名メーカーもありますが、メーカー名がパッと見はわからないようなメーカーもあります。
そのアドレスの最後に&emi=AN1VRQENFRJN5を打つと以下のような検索結果になりました。
そうすると上位に表示されるのは、聞き覚えのある有名メーカーが出てきました。
検索結果件数も、&emi=AN1VRQENFRJN5を入力前は40000以上でしたが、入力後は1000まで減ってかなり絞り込まれて、商品の吟味にも時間を掛けずに済みそうです。
この、&emi=AN1VRQENFRJN5というのは、中華系の業者を排除する物というより、発送と販売元がAmazonではない所になっている物、つまりマーケットプレイスの所のみを除く検索方法です。
Amazonで商品を買った場合、主に3つのパターンが考えられます。
- Amazonが発送も販売も行いAmazon primeにも対応
- Amazonが発送を行い販売はそれ以外の物
- 発送も販売もAmazonでは無い物
先程紹介した、&emi=AN1VRQENFRJN5は3番目の発送も発売もAmazon以外のマーケットプレイスを排除するもので、中華系業者を排除するものではなく、中には日本の業者も含まれているため、本当に自分が欲しい商品に出会えなくなってしまう危険性もあります。
もちろん、中華系業者であっても実際には良いものも沢山ありますが、あまりにも中華系の製品のような商品が沢山出てきたら、この方法を試すと良いでしょう。
検索窓でキーワードの後に出品者 Amazonと検索する方法
こちらの方法は検索窓を使った方法で、検索窓で商品名(ここではイヤホンとします)の後に、スペースを打って、出品者+Amazonと打って検索すると、先程の&emi=AN1VRQENFRJN5を打たずにある程度絞り込めます。
AmazonSeller Filterをインストール
これは、ウェブブラウザのGoogle Chromeのみの拡張機能の、AmazonSeller Filterをインストールする方法です。
この方法は、ウェブブラウザがGoogle Chromeに限られてしまうデメリットはありますが、上記の2つのようにはじめから、Amazonが販売・発送する商品やスポンサー系の商品も除外出来るのでおすすめです。
Amazonにはびこる怪しい業者を見抜く方法
先程紹介したような、方法を使えばある程度怪しい業者を排除する事が出来ますが、中にはいい業者もあるので、そうした業者も除外してしまう事にもなる方法です。
なので、そうした方法に頼らず自分の目で怪しい業者を見抜く目を持っておく必要もあるので、その方法を紹介します。
電話番号が日本の市外局番では無い
Amazonで特定の商品画面に飛んだあとで、販売元がAmazonではない場合その会社名をクリックすると、その会社のページに飛びます。
そこを少しスクロールすると、特定商取引法に基づく表記とあるので、そこの電話番号を確認します。
- 国番号が中国の国番号「+86」で始まる番号(ちなみに日本の場合は+81)の場合
- 住所を見たら明らかに日本では場合は、日本名に似せた英語表記やCNなどと入っている場合は中華系である可能性大です。
レビューをチェック
商品ごとのレビューをチェックする事も大事です。
星の分布が異常に偏っている(星5が異常に多い)場合や、レビューの内容が短い短文のみで構成されている場合は要注意です。
例えば、良いです、GOODですなど商品の具体的な評価がほとんど書いてない場合は、サクラが書いた可能性が高いので注意しましょう。
日本語が不自然などは、特に気をつけた方が良いです。
X(旧ツイッター)をチェックしてみる
もし良さげな商品を見かけて実際に購入に踏み切る前に、ツイッターなどで調べるのも大事です。
中華系の業者だと以下のような反応があり得ます。
- 返品しようと電話等をすると音信不通になる
- 商品を返品しようとすると返品させずに代金だけ返す(中国の業者だった場合返品すると送料が高くつくから)
- 低評価をつけたら、「もう一個おまけする」「商品額以上の金額を返金する」など普通に考えたらあり得ない反応が返って来る
こうした評判は、ツイッターや他のSNS・検索エンジンでググったりすると意外とヒットします。
こうした評判を見かけたら、その商品の購入は見送った方が良いでしょう。
タイトルが長いかつ不自然
商品タイトルが異常に長く、2023最新、接続瞬時、最安、改良版など単語や製品特徴のみを羅列しただけの商品タイトルだった場合、販売元が日本だったとしても製品は中華系である可能性は高いです。
もちろん、中華系の物だとしても安くて良いものもあるので、一概にそれらがダメとは言えませんが、安いものには裏があり、安かろう悪かろうという事も往々にしてあるので注意しましょう。
異常に値段が安い&高い
商品の値段が異常に相場よりも、安かったり高かったりする場合も要注意です。
異常に相場よりも安い場合、定価2万円なのに実際には2000円で販売されているような物もあります。
中には、2万円の値札に打ち消し線がしてあり、割引して2000円といった具合に、セールで大幅値引きされているかのように偽装している場合があります。
また、異常に値段が高い場合も問題です。
例えば、PS5のような人気のゲーム機などは、定価が3万円~5万円なのに、価格を見ると20万円なんて事はザラです。
まあこうした事例は極端だとしても、定価よりも明らかに高い場合は慎重になった方が良いです。
さくらチェッカーを使う
Amazonのさくら(やらせレビューなど)を判定してくれる、さくらチェッカーを使う方法もあります。
さくら度を自動で判別してくれて、パーセンテージが高い程、さくら度が高いと言えるので、要注意です。
まとめ
中華系の業者の中には、真面目にビジネスし日本に良い製品を安価で提供している業者もありますが、中には悪質な業者もあるので注意が必要です。
Amazonをしっかり使いこなして、本当に良い商品をより安く買える術は身につけておいて損はありません。