AIの中には既に人間と会話できるタイプも存在し、将来的には人工生命体のような存在も現れるのではと言われています。しかし、そうなった場合危険性はないのでしょうか?そこでこの記事では巷で噂になっているコトモAIの危険性について紹介しています。まだ発展途上で上手に話せないこともあるので、話せないときの対処方法や運用のコツもご覧いただきましょう。
コトモAIに危険性はないの?
コトモAIは情報漏洩の危険性があります。実はコトモAIに限らずAIサービスを標的にしたサイバー犯罪が多数発生しており、2025年9月現在までに何度もアカウントデータの盗難などがありました。つまりコトモAIの欠点は、他のWEBサービスと同じサイバー被害に遭うことに加えて、会話ログの盗難が発生する可能性もあることです。
一応コトモAIの規約上では個人情報に繋がる会話はしないようにと警告されてはいるものの、コトモAIのシステムによって制限されているわけではないです。したがって、お子さんが悪ふざけで会話するとも限らないので、そんな不用意に投稿された会話をサイバー犯罪者が狙うことも十分考えられます。
コトモAIのデータベースに危険性はないの?
コトモAIのシステム上で最も危険性が高いとされるのがデータベースです。理由はコトモAIがクラウドサーバー上にデータベースを持っているからで、サイバー犯罪の標的になりやすいデメリットがあります。しかもクラウドサーバーは、過去に悪意あるユーザーがクラウド上のデータを削除した事件が発生したこともあります。また、専門家を雇用する人件費がない企業や管理者の教育が徹底されていない運営のクラウドサービスは、ヒューマンエラーによる情報漏洩もあります。
大企業であるGoogleですら過去にデータの取り扱い不備で事故を起こしているので、完全に防ぐのは無理かもしれませんね。
コトモAIはサイバー犯罪に巻き込まれたことがあるの?
2025年9月現在、コトモAIがサイバー犯罪に巻き込まれたなどの報告は見つかっていません。ただし、AI専用のウイルスが2025年8月に見つかっており、感染すると入力した情報を抜き取られてしまいます。感染経路は今のところメールを受信する形が報告されていますが、他にも感染経路が増えればコトモAIを使ってサイバー犯罪に巻き込まれる危険性は十分にありえます。
セキュリティソフトのウイルスバスターで有名なトレンドマイクロ社もこのウイルスを確認しているので、心配な人はセキュリティソフトをインストールするなどの対策をしましょう。
コトモAIの運営会社が個人情報を売買しているって本当?
コトモAIは中国の会社が運営していて、個人情報を盗まれる危険性があるとの噂がありましたが、運営会社のStarley株式会社は日本の会社です。代表取締役は丸橋得真という日本人の方なので、正真正銘の日本人運営による日本の会社となっています。また、親会社のジャフコグループ株式会社も日本人による日本の会社なので、中国の会社がコトモAIを通して個人情報を抜き取っているとの情報は嘘です。
親会社のジャフコグループには問題があるの?
コトモAIを運営しているStarley株式会社の親会社であるジャフコグループは、過去にセクハラ問題が発覚しています。そのため、コトモAIの管理耐性を不安視したり、危険があったりなどを危惧する声が出ていたのも事実です。特にセクハラ問題は首を締めるといった人命に関わる事案だったので、ジャフコグループはスタッフの教育体制をしっかりと見直すと発表していました。
この様にコトモAI自体はウェブサービスなのでコンピューター上の問題ですが、ヒューマンエラーによるトラブルが意図せぬ形となって発生するため、情報漏洩の危険性は常に付きまとっていると言えます。
コトモAIと話せないときの対処方法とは
コトモAIと話せないときは、まず音声デバイスのボリュームや接続状況を確認してみましょう。OS側のボリュームが適切になっていても、ブラウザのAIコトモ側のボリュームが0になっていると音声は再生されません。また、マイクによるコトモAIとの通話を楽しむには、マイクのボリューム調整が必要なので、WINDOWSの設定アプリのデバイス画面を見て、マイクが接続されているかを確認しましょう。
なお、Bluetoothマイクを使っていて、バッテリーが切れている場合、ボリューム調整をしてもPC側のボリュームしか調整できないようになっています。したがって、マイクの充電をした上で再度Bluetoothで接続してボリュームを調整してください。
コトモAIに発生しうる障害について
コトモAIには日常会話モードと呼ばれる、より自然な会話を楽しめるモードがありますが、2025年9月現在この機能の一部に障害が出ている情報が確認されています。したがって、ユーザーの環境設定が適切に行われていてもコトモAIに障害が発生している可能性があるので、詳しくはコトモAIの公式サイトをご覧ください。
コトモAIと円滑に会話する方法が知りたい
コトモAIは会話よりも雑談に適しているサービスなので、複雑な会話よりも完結に応えられそうな話題をふるとちゃんとしたリアクションを返してくれます。例えばとある話題の中で別系統の結論が2つ以上存在する話題だと、コトモAIからは適当な相槌のみが返ってくるのみで会話できているとはいえない状況になります。そのため、会話を細かく区切り結論を少しずつ出したうえで、話の総括としてどういった答えになるのかを聞いたほうがいいでしょう。
例を上げると異性の友達と食事デートをするための服装と場所が知りたいと会話したとします。これだとコトモAIが応えるべき解答が服装と場所というように2個以上になっているため、正しく答えられない場合があります。そこでまずは異性の友達とデートする場所を聞いておき、後から服装について聞くという質問の仕方のほうがコトモAIから有効な答えが返ってきやすくなります。
まとめ
コトモAIはWEBサービスである以上他のサービスと同じくサイバー犯罪に巻き込まれる危険性があります。その中にはユーザーがセキュリティソフトをインストールすることで防衛できる事例もあります。しかし、コトモAIを運営している会社のトラブルやヒューマンエラーはユーザーでは解決できません。したがって、定期的にコトモAI公式のお知らせを確認して、情報漏洩などがないかを把握しておきましょう。