学校版のクロームブック メリットデメリットを理解しておけば、制限の壁を超えて便利な端末になることをご存じですか?学校はセキュリティを考慮して、使える端末の機能を制限していたりしますが、この記事で紹介している制限解除の裏ワザを使えば自由にChromebookを使うことができます。ただし、この記事で紹介する制限解除の方法は、一度やると元に戻すことができない可能性もある点に注意してください。
学校版のChromebookは何が制限されているか理解しよう
学校版のChromebookは、インストールできるアプリや閲覧できるWebサイトが制限されています。そのため、自分で便利だと思ったアプリを学校に内緒でインストールしたり、学校では閲覧を推奨できないWebサイトを利用したりすることができません。特に有料サービスを提供しているWebサイトは、学校版のChromebookだと制限解除の裏ワザを使わなければ利用できないと考えていいでしょう。
Chromebookをデベロッパーモードで起動してみよう
Chromebookは一般モードで起動しているので、このまま起動すると学校版は管理コンソールからの設定ファイルを読み込み一切の操作が制限されてしまいます。そこで、OSを読み込む前にデベロッパーモードで起動するようにします。デベロッパーモードとは、開発者用に用意された裏ワザのことで、一般モードではできない操作が可能です。やり方は、Chromebookの電源がオフになっていることを確認し、Escキーと更新キーを押しながら電源ボタンを押します。リカバリメディアを挿入してくださいというメッセージが表示されたら、Ctrlキーを押しながらDキーを押します。次にスペースキーとエンターキーの順番でキーを押し、Chromebook内にあるローカルデータを削除します。この裏ワザは、学校版Chromebookの設定ファイルを削除することで制限解除する方法ですが、学校側が管理しているコンソールでデベロッパーモードが無効化されていると意味がありません。
デベロッパーモードが無効化されている場合の制限解除方法
デベロッパーモードが無効化されていて、学校版Chromebookを制限解除する裏ワザが使えない人は、次の方法でChromebookを初期化してみましょう。やり方は一度Chromebookをログアウトしてから、CtrlとAltとShiftとRを同時に押してください。すると起動メニューが表示されるので、再起動を選びチェックボックスの中からPowerwashを選択して次へ、をクリックします。初期化が完了すると再起動するので、学校で用意されたアカウントではなく、自分で作ったGoogleアカウントでログインすると、制限解除されていない状態でChromebookが使えるようになります。
【機種によっては不可能】リセットボタンで制限解除する方法とは
Chromebookは、メーカー製パソコンにChrome版のOSを搭載しているタイプもあるので、それらのパソコンのリセットボタンを押すことで制限解除できる可能性があります。リセットボタンの場所は各パソコンによって違うので割愛しますが、制限解除するにはリセットボタンを押しながら電源を入れてください。画面が表示されたら次にCtrlを押しながらDキーを押します。リセットモード専用のテキストが表示されるので、再度リセットボタンを押した後に改めてCtrlを押しながらDキーを押します。これでリセットが開始されますが、学校版のChromebookは、デベロッパーモードが無効化されていることが多いため、この裏ワザで制限解除できない場合もあります。
まとめ
学校版のChromebookは、制限解除の裏ワザを使うことで自分の思い通りに使うことができます。しかし学校側が裏ワザ対策用にセキュリティを組んでいる場合は制限解除できないことも多いです。また、制限解除するとサポート対象外になるので、メーカーに修理を依頼することもできなくなります。そのため、学校側にまずは解除してもらえるかどうか問い合わせをした上で、制限解除の裏ワザを使うかどうか決めましょう。