パソコンを使わない時に、スリープしておいてすぐに再開できるようにする人は多いと思いでしょう。
かくいう私もその一人で、ちょっと席を離れる時があれば、スリープを使ってる気がします。
しかし、日常的にスリープをやりすぎるとパソコン本体の寿命が縮まる可能性があるのです。
そこで今回の記事では、スリープのやりすぎた場合のメリットとデメリットを解説しつつ、スリープの上手な使い方などを紹介します。
パソコンをスリープにするとはどういう事?
そもそもパソコンをスリープにするとは、どういう事なのでしょうか。
意外にスリープがどういうことがはっきりと分からないままなんとなく、スリープを使用している人も多いと思います。
パソコンにおけるスリープとは、すごくザックリ言えば、起動中のアプリなどをそのままにして、低電力状態にすることです。
再度使う際にすぐに、作業を再開できたり、そのままパソコンを放置するよりも電力を節約できるメリットがあります。
パソコンをスリープにするメリットとデメリット
パソコンをスリープにする、メリットは前述したとおり、電力節約とすぐに作業を再開できる点です。
逆にスリープには、デメリットもあります主に以下のようなデメリットがあります。
スリープの時間が長くなるとバッテリーが消耗したり充電が減る
スリープ状態にしているとは言え、まったく電力を消耗していない訳ではありません。
そうなると、徐々に充電が減ることを意味しています。
そうなると、スリープする時間によっては次に使う時にはほとんど充電が残っていない可能性もあり得ます。
そうならない為に、そうして使っていない間は充電しながら使うことになり、常に満充電状態になってしまうので、バッテリー自体の寿命が減ってしまうのです。
スリープをする回数が多くなる程HDD/SSDのダメージが蓄積する
スリープを行う回数が多くなればなる程、HDDやSSDへのダメージが蓄積します。
1年単位では大きな問題にはならないかもしれませんが、これが3年・5年と続いていくとある日突然、HDD/SSDの読み取り不良が生じて、パソコンが起動しないなんてことも起こり得ます
シャットダウンとスリープどっちがPCに優しいの?
では、シャットダウンとスリープどっちがPCに優しいのかという疑問にぶち当たります。
バッテリーやHDD/SSDが消耗するからと言って、こまめにシャットダウンするのは逆効果です。
何故なら、パソコンは起動とシャットダウンに大きな電力を消費して、パーツにも負荷を掛けてしまうからです。
この辺は、エアコンの節電対策と似ています。
かと言って、「24時間365日スリープすればいい」といった意見も危険すぎる考え方でしょう。
なので以下のように考えると、わかりやすいでしょう。
を目安に考えるとパソコンに無駄な負荷をかげずに済みます。
つまり、パソコンを使わない時間がどれくらいどうかが、シャットダウンとスリープどちらが優しいかを決める訳です。
パソコンを使わない時間が長いなら、シャットダウン、短いならスリープといった具合にすればいいと思います。
ちなみに、この90分という数字はマイクロソフトの公式サイトで紹介されている数字です。
シャットダウンとスリープの使い分ける方法
パソコンを使わない時間が短時間(90分以内)ならスリープ、それ以上ならシャットダウンがおすすめです。
使い分けるには、すぐにシャットダウン&スリープできる術を知っておく必要があります。
Windows11の場合すぐにスリープ状態に持って行くには以下のようにしましょう。
Windows11でシャットダウンにすぐに持っていきたい場合は、以下のようにしましょう。
完全シャットダウンするには、ショートカットアイコンを作っておくと手間が省けます。
方法は以下の通りです。
まとめ
スリープもシャットダウンやる頻度と、時間を間違えるとどちらもパソコンにダメージを与えます。
とりあえず、再度パソコンを使うまでの時間が90分以内ならスリープ、それ以上ならシャットダウンと覚えておけば問題ありません。
ただし、どんなにスリープやシャットダウンをケアしても、長時間使われ続ければ、パソコンの寿命はじわじわ削られていることは頭の片隅に入れておきましょう。
それでは今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました。