ゲーミングPCを買って後悔しない為に考えたいポイント

ゲーミングPCは一般的なPCと比べても高価で、なかなか選択に迷います。

安易に考えてゲーミングPCを購入すると、後で「こんなはずじゃなかった」と後悔することにもなるのです。

そこで今回の記事では、ゲーミングPCを買って後悔しない為に知っておきたい事をいくつか紹介します。

今回の記事の主な結論

  • ゲーミングPCはやりたいゲームに合わせて買うべし
  • せっかく買ったゲーミングPCをゲーム以外に使わない場合は後悔する可能性が大
  • 事前に置き場所の確保と買う予定のゲーミングPCの重量のチェックだけはしておく
目次

ゲーミングPCを買って後悔したりいらなかったと思う主な理由

ゲーミングPCを買って後悔するパターンとしては主に以下のような理由が考えられます。

  • 自分がプレイするゲームが快適にプレイできなかった
  • スペックや使い勝手が低いゲーミングPCを買ってしまい、PS5などのコンシューマー機と対して違いが感じられない
  • せっかくゲーミングPCを買ったのにゲームだけにしか使用しない
  • 思ったよりも重くてかさばるので、置き場所や持ち運びに苦労した
  • デスクトップタイプではなくノートパソコンタイプを購入してしまった
  • メルカリやアマゾンなどで買ってしまう

主だったものだけ上げましたが、他にもまだまだあります。

それでは1つずつ詳しく解説しましょう。

自分がプレイするゲームが快適にプレイできなかった

せっかくお目当てのゲームをプレイしようと思ったのに、全然快適にプレイできなかったら、何の為にゲーミングPCを買ったのかわからなくなっても不思議はありません。

特に、ゲーミングPCの場合、快適にお目当てのゲームをプレイできるかどうかを左右するのは、ひとえにグラボの性能に依存する部分が強いです。

購入の際に、グラボの型番や性能をたいして調べずになんとなく買ってしまうと、お目当てのゲームを快適にプレイできずに後悔ばかりが残ります。

最悪、グラボを上位モデルに換装すれば、なんとかなるでしょうが、ゲーミングPC初心者の人がそこまでできるか?と言われると疑問です。

スペックや使い勝手が悪くPS5などのコンシューマー機と比べてコスパが悪い

お目当てのゲームをプレイしようと、意気込んでゲーミングPCを買ったは良いものの、前述のようにグラボの性能が低いと、快適にプレイできないばかりか、価格面でみても6万円~8万円で買えるPS5と比べると、最低でも10万円以上はするゲーミングPCはコスパが悪いです。

おまけに使い勝手も、ゲーミングPCがマウスとキーボードでの操作は、コンシューマー機に慣れた人からすると、使いにくいことこの上ないでしょう。

そう考えると、あまりにもお目当てのゲームを絞りすぎてゲーミングPCを買うと、快適にプレイできなかった時の反動や不満が高まるので、なるべく余裕があるスペックのゲーミングPCを買うと良いです。

ちなみに、PS5相当のグラボとなるとRTX 2060 Super~2080くらいのNVIDIAのGPUを搭載している物になります。

これは2世代くらい前のミドルクラスのグラボになっており、4K画質なら30fps程度は出せますが、最新のフォートナイトなどの3Dゲームを快適にプレイするには物足りないです。

なので、これくらいのゲーミングPCを安易に買ってしまうと、かなりの確率で後悔します。

目安としては、RTX3060以上のグラボを搭載したゲーミングPCを買えば、大抵の3DゲームはPS5よりも高画質(4K+高fps)で快適にプレイできるでしょう。

せっかくゲーミングPCを買ったのにゲームだけにしか使わない

これは、後悔というより、使い方の問題かも知れません。

最初はお目当てのゲームをプレイしようと、ワクワクしてゲーミングPCを買ったものの周りのプレイヤーに付いて行けなかったりして、ゲームを楽しめずゲームに対する熱が冷めてしまうと、「なんでゲーミングPC買ったんだろう」といった感情に苛まれます。

そうなると、ゲームをしないゲーミングPCはただの高い箱と化してしまいます。

実はゲーミングPCは、その高いCPU・GPU性能を使った、動画や画像の編集も快適にできますし、今流行りの生成AIとも相性が非常に良いです。

というより、最近は高性能なグラボはゲームの為よりも生成AI分野で人気を集めていたりします。

なので、使わなくなったゲーミングPCをそのまま放置するのではなく、画像や動画編集などにチャレンジしてみるのも悪くない選択肢です。

逆に言うと、こうしたゲーミングPCの使い方はPS5などのゲーム専用のコンシューマー機には真似できない芸当です。

思ったよりも重くてかさばるので、置き場所や持ち運びに苦労した

ゲーミングPCは以外に重たくて場所を取ります。

家に届いたゲーミングPC(デスクトップタイプ)を箱から取り出そうとしたら、思ったよりも重たくて持ち運びに苦労するなんてこともあります。

ドスパラのガレリアシリーズのゲーミングPCがおおよそ14kgくらいなので、専用のラックや台車などに入れて移動させた方が無難です。

無理に移動させたりすると、腰を痛めたり、最悪落として壊したりすることもあるので注意しましょう。

おまけに、幅も220mmくらいは必要なので、置き場所を予め確保してから購入した方がいいです。

デスクトップタイプではなくノートパソコンタイプを買ってしまった

一口にゲーミングPCといっても、大きくわけてタワー型のデスクトップタイプとノートパソコンタイプの2つがあります。

デスクトップとノートタイプの両者の相関関係を表にすると以下のようになります。

項目デスクトップノート
性能高い低い
持ち運びのしやすさ低い高い
価格安い高い
ゲームの快適度高い低い

まとめると、性能や価格面ではデスクトップ分があり、持ち運びのしやすさではノートパソコンに分があります。

こうしてみると、ノートパソコンが勝っているのは持ち運びのしやすさくらいで、その他はデスクトップタイプのゲーミングPCよりも劣っているのです。

なので、ゲーミングPCを買うなら余程の事情がない限りは、デスクトップパソコンがベストでしょう。

メルカリやアマゾンなどで買ってしまう

ゲーミングPCを買う場所として、メルカリなどのフリマやアマゾンはおすすめしません。

何故なら、外れを掴まされる可能性が高いからです。

メルカリなどのフリマの場合、出品者がどういう状態で使って、現在どんな状態かを確かめようもありません。

スペックも何も知らない人に、高値で売りつける為に盛って記載している可能性も否定できません。

アマゾンでは、ゲーミングPCと緩く検索しただけでは、そうではない普通のPCも大量にヒットしてしまって選ぶのが手間です。

仮に、自分にあうゲーミングPCに出会えたとしても、価格はBTOパソコンショップの相場よりも高いなんてこともザラにあるので、後悔する可能性が高くなります。

ゲーミングPCを買って後悔しない為にチェックしたいポイント

前述したような、ゲーミングPCを買って後悔するような自体を回避するには以下の点に注意しましょう。

  • 遊ぶ予定のゲームのスペックに見合ったゲーミングPCを買う
  • ドスパラやマウスコンピューターなどのBTOパソコンショップで購入する
  • 本当にゲーミングPCが必要かどうか考えて、用途を明確化
  • 自分の部屋に置き場所や設置環境があるか確認

遊ぶ予定のゲームのスペックに見合ったゲーミングPCを買う

仮に、PS5以上のスペックで3Dゲームを楽しみたい場合は以下くらいのスペックを持ったゲーミングPCを選びましょう。

  • CPUは最新世代のCore i7もしくはRyzen7
  • グラボはRTX3060以上
  • メモリは16GB可能であれば32GB
  • ストレージはSSDがマスト

これらを満たせば大抵のゲームは過不足なく遊べるはずです。

逆に少し興味のあるゲームに触れたい程度なら、PS5などのコンシューマー機(CS機でリリースされていれば)から入ってさらに興味が湧けばゲーミングPCを買ってみるぐらいのスタンスで良いと個人的には思います。

いくらその時にめちゃくちゃプレイしたいゲームがあるとしても、20万円以上もするゲーミングPCを買うのは、他に使用用途がない限りはやめといた方がいいです。

ある程度有名なBTOパソコンショップで買う

メルカリやアマゾンでゲーミングPCを購入して後悔するという話はしましたが、ではどこで買うのかって話になります。

結論から言うと、ドスパラやマウスコンピューター・パソコン工房などのある程度知られたBTOパソコンショップで購入すれば少なくとも、スペック面で外れを引く可能性はゼロに近いです。

HPやDELLのようなメーカーは、カスタマイズの自由度は下がるものの、前述した3Dゲームを快適に遊べるスペックを満たしているのであれば、メーカーの安心感やサポート体制は魅力的ではあります。

本当にゲーミングPCが必要か考えてみる

そもそも論ですが、本当にゲーミングPCが必要か考えてみましょう。

はっきり言って、ゲームにしかゲーミングPCを使わないのであれば宝の持ち腐れなので、PS5などのコンシューマー機でも充分です。

置く場所や設置環境をチェック

意外と忘れがちなのが、買ったゲーミングPCを置く場所はちゃんとあるかや、設置した場所から電源が取れるかどうかもチェックする必要があります。

せっかくゲーミングPCを買っても、置く場所が無かったら話にならないですし、仮に置く場所があっても、そこからコンセントが遠くて電源取れなければ、ゲーミングPCはただの鉄くずです。

場合によっては、部屋の模様替えや配置換えも必要かもしれません。

まとめ

ここまで、後悔しないゲーミングPCの選び方などを解説しましたが、他にもファンが回ってうるさい、室温が上がってしまってしまうなど、ここには書ききれない後悔するポイントが存在します。

しかし、一番重要なのはゲーミングPCほどの高価なパソコンを買うのであれば、ある程度知識を付けてから比較検討することでしょう。

何故なら、知識が全く無いと、判断基準がわからないので、なんとなく高いから品質(スペック)もいいだろうと安易にゲーミングPCに手を出して失敗するといった可能性が高まります。

なので、この記事や他のブログやメディアの意見も参考に、自分の使用用途に見合ったゲーミングPCを購入してみましょう。

それでは今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました。

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