大学生に最適なのはiPadとパソコンどっちなのかを徹底解説

今や大学生活でパソコンやiPadなどのデジタル機器は不可欠です。

そこで、悩ましいのがiPadとパソコンとっちを持つべきなのかということでしょう。

両方持てればそれに越したことはありませんが、金銭的に考えるとあまり現実的ではありません。

そこで今回の記事では、iPadとパソコンどっちを選ぶのが大学生にとってベストもしくはベターなのかを解説します。

今回の記事の主な結論

  • iPadかパソコンで迷ったならパソコンを選ぶべし
  • 持ち運んで使ったりするのがメインならiPadでも事足りる
  • パソコン(Windowsのソフト)を使える方が社会人の時に有利になるかも
目次

大学生でiPadとパソコンを2台持ちできない場合どっちにするかそれが問題だ

大学生にとってiPadとパソコンどっちにするのかは、その後の大学生活だけではなく、就職した後の社会人を占う上でも大事です。

結論から言うと、iPadとパソコンどちらかしか選べないもしくは選べと言われたなら、パソコンを選択した方が後々のことを考えるとベターでしょう。

もちろん、大学生でありながらiPadとパソコンを2台持ちできるならそれに越した事はありませんが・・・。

大学生のiPadとパソコンの所持率

大学生にはパソコンが必要な理由を述べる前に、大学生のiPadとパソコンの所持率のデータを紹介します。

大学生のパソコンの所持率は83.0%でした。

ちなみに、OS別だとWindowsが80.1%、Macは4人に1人という結果でした。

調査方法などによって違いはあるものの、8割以上の人はパソコンを持っていると考えていいでしょう。

私が大学生の頃は、パソコンを持って授業を受ける(そもそもこの頃のノートパソコンは重かった)など考えられず、せいぜい就活の時にいるからと言って買うのが関の山でした。

そう考えると、時代の流れは凄まじいと思ってしまいます。

参考記事:「Z世代はデジタルネイティブ」を疑問視! パソコンの理解度を踏まえた実態を考察

一方大学生のiPadの所持率は、おおよそ32%です。

これは佐賀大学の生協のアンケート調査の結果な上に、iPad以外のタブレットも含むので正確ではありませんが、おおよそ3割くらいの大学生はiPadを持っていると考えていいでしょう。

大学生がiPadを使う事のメリットとデメリット

まずは大学生がiPadを使うことで起こり得る、メリットとデメリットを考えてみます。

iPadを使うメリットは以下通りです。

  • Apple Pencilなどを使って手書き(ノートテイク)できる上に管理が楽
  • 軽くてコンパクトなので持ち運びが圧倒的にしやすい
  • プリントや文章をiPad上で管理・閲覧できたり読書も手軽になる

逆にiPadで起こり得るデメリットは以下の通りです。

  • ワードやエクセル、プログラミングなどの専門的なソフトをフルに使うのは難しい
  • 画面サイズが小さいので作業効率の面ではイマイチ
  • 価格がノートパソコンよりも高い

Apple Pencilなどで手書きできる

おそらく、iPadを使う一番のメリットはApple Pencilなどのタッチペンで画面に直接手書きできることです。

パソコンだと、文字を書き写すことはできたとしても、絵や図をすぐに書き写すのは難しいです。

iPadでレジュメやプリントなどを一括管理できるのも魅力で、資料やプリントなどを予めiPadでスキャンしておけば、テストや論文作成の際に慌てて資料やプリントを探す手間が省けます。

iPadで一元管理できるということは、それだけノートの数を減らして荷物も軽くできるのです。

また、聴覚障害の方向けに先生の講義の声などを記述して文章化できる、ノートテイク(要約筆記)もiPadだと手軽にできます。

軽いので持ち運びが圧倒的に楽

これもiPadを選ぶ理由として大きいです。

iPadでノートなどの文章を管理できれば、そもそも手書きのノートを減らせますし、充電時間の面でもノートパソコンよりも圧倒的に長いので、アダプターを持ち運ぶ必要もほとんどありません。

ちなみに、現行(2024年4月現在)のiPadのバッテリー駆動時間と重量は以下の通りです。

モデルバッテリー要領ビデオ再生重量(Wi-Fiモデル)
iPad
(第10世代)
7,606 mAh10時間477g
iPad Air
(第5世代)
7,606 mAh10時間461g
iPad mini
(第6世代)
5,124 mAh10時間293g
11インチiPad Pro
(第4世代)
7,538 mAh10時間466g
12.9インチiPad Pro
(第6世代)
10,758 mAh10時間682g

このデータは連続ビデオ再生時間なので、実際に大学の授業で使う際は、これよりも伸びる可能性は高くなります。

もちろん、使用用途によっても異なりますが、前日に満充電にしておけば、翌日の授業中に充電が切れる可能性は低いでしょう。

重量も一番重い、12.9インチiPad Pro(第6世代)でも682gで、週刊少年ジャンプより少し軽いくらいです。

文章の管理が手軽になりいつでも見たい時に見れる

iPadの中に様々な文章だけではなく、本なども購入して即読めますし、読みたい時にすぐに開いて読めるメリットがあります。

パソコンでも、本や文章は見れますが、スキマ時間でさっと取り出して読めるかと言われると、少し微妙です。

デメリット1:Wordやエクセルなどの専門的なソフトを使うには不向き

iPadでWordは使えないと誤解されがちですが、一部制限があるものの使うこと自体は可能です。

iPadでもアプリを介してWordを使う事は可能ですが、無料版には以下のような制限があります。

  • ページの方向変更
  • ワードアートの挿入、編集
  • グラフ要素の追加、編集
  • セクション区切りの挿入
  • 図形への作成した色の追加
  • 10.1インチ以下は「閲覧+簡易編集」、10.1インチを超えるサイズでは「閲覧のみ」

このように、パソコン版のWordと比べるとだいぶ制限があります。

レポートの提出などで、Wordで文章を作成する必要がある場合、iPadだとかなり不便な思いをすることになるでしょう。

エクセルの場合はパソコン版との違いはそこまでありませんが、無料版だとMicrosoftアカウントにサインインしないと編集できなかったり、画面サイズが10.1インチ以上の場合は編集ができない(有料のサブスクに入れば可能)制限があります。

また、マクロの機能が使えないのも地味に痛いです。

画面サイズが小さいので作業効率の面ではイマイチ

いくらiPadの画面が大きいと言っても、A4ノートパソコンよりは小さいので、作業効率の面では良いとは言えません。

画面の大きさは作業効率に直結しますが、この点はiPadに限らずタブレットの宿命と言えば宿命でしょう。

加えて、キーボードを外付けにしたとしても、お世辞にもキーボードが打ちやすくないので、ノートパソコンのキーボード入力よりはストレスが溜まります。

iPadは平均的なノートパソコンよりも高い

iPadは平均的なノートパソコンよりもトータルコストが高いです。

一番安いiPad(第9世代、Wi-Fiモデル)でも4万9800円です。

しかし、大学で使うことを前提にした場合、別売りのキーボード付きケースApple Pencilもしくは互換性のあるタッチペンを購入した場合、6万円(周辺機器は非純正の互換品)くらいにはなります。

一般的なノートパソコンであれば、5万円~6万円あればメーカーに拘らないのであれば、買えます。

そう考えると、トータルコストの面では、iPadは分が悪いのは確かです。

大学でiPadを使うと怒られる?

iPadを大学の授業で使ったり、テストで持ち込もうとすると先生に怒られる可能性もあります。

何故なら、授業でiPadなどのタブレットやノートパソコンなどの電子機器の類は授業のサボりを疑われますし、テストならカンニングの危険もあるでしょう。

仮に、先生に怒られないとしても周りから好奇の目で見られたりもするので、周りが使っているかどうか様子を見てからでも遅くはないです。

周りを気にせず、iPadにキーボードを繋いでノートなどを取っていると、痛い奴か意識高い系な奴に見られて、大学に居づらくなるかもしれません。

それでも自分を貫いて、使うというのならそれでも構いませんが、大学入学早々居場所を失いたく無いなら、周りを見てから使い始めた方が無難です。

まとめ:結局のところ大学生にはiPadとパソコンどっちが良い?

iPadのメリットとデメリットを理解した上で、iPadとパソコンどちらが良いのかについて言えば、パソコンの方が後々のことを考えるとベターでしょう。

というのも、Windows版のWordやエクセルなどの使い勝手を知らずに社会人になると、就職した会社でWord等を使う機会が周って来た時にかなり戸惑います。

日本の会社は、Windows派になっているので、デザイン系の会社に就職するのでなければ、大学生の時点でWindowsのパソコンのWordやエクセルの使用感を覚えておかないと、就職してからだとなかなか対応しずらく、キャリアアップの面で不利になる可能性があるでしょう。

なので、大学生でiPadかノートパソコンかで迷ったらパソコンを選択するのを個人的にはおすすめします。

それでは今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました。

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