自作PCでケース無しにするメリットとデメリット

自作PCは、メンテナンスのために、その都度ケースを開けるというのが手間なのが玉にキズです。

それなら、ケース無しでむき出しで使えばいいのではとなりますが、これには利点と難点があるのです。

そこで今回の記事では、ケース無し自作PCを作ったり運用することに関してメリットとデメリットを考察してみたいと思います。

今回の記事の主な結論

  • ケース無しだと自由度が増す
  • 移動はほぼ不可能になってしまう
  • 総合するとデメリットが多い
目次

自作PCをケース無しで組んだ時に起こり得るデメリット

まずは、自作PCをケース無しで起こり得るデメリットをいくつか考えてみます。

  • パーツがむき出しになるので、ホコリや汚れからノーガード
  • 持ち運びが面倒くさい
  • 静音性が低下してうるさくなる

パーツがむき出しになるのでホコリや汚れがつきやすい

これは、すぐに思いつくデメリットかもしれません。

パーツがケースによって守られていないので、ホコリや汚れがバンバン付いてしまいます。

ホコリが付着するくらいなら、エアダスターなどで吹き飛ばせばなんとかなりますが、うっかりコーヒーなどの飲み物を近くでこぼしたり、飛沫が飛んだりすると、確実に故障のリスクが上がります。

持ち運びがしにくい

ケースがないという事は、移動させる為には、マザーボードごと持って慎重に動かさないといけません。

まったく移動しないなら、関係ないかもしれませんが、周りのホコリを掃除する時はわずかでも、動かさない訳にもいかないので、これは地味にデメリットだったりします。

静音性が低下してうるさい

ケースがないと、音が直に届くので、軽い作業をしている場合ならさほど気にならないレベルですが、ゲームなどの重たい作業をするとファンがブンブン回るので、うるさくなります。

特に、Core i7や高性能なグラボを搭載しているなら、なおさらです。

その他のデメリット

その他のデメリットとしては、エアフローが阻害されてしまうので、メモリやストレージが冷えにくくなるので、真夏の日などは問題になりそうです。

ケース無しだと、パーツが丸出しになってしまうので、近くにあるものを取ろうとしてうっかり触って、怪我したりパーツを壊すリスクもあります。

自作PCをケース無しで組むメリット

ケース無しで自作PCを組むメリットは主に以下の通りです。

  • 掃除のタイミングがピンポイントでわかる
  • 自作の自由度が増す
  • メンテナンスが楽

掃除のタイミングがピンポイントでわかる

むき出しになっていれば、パーツなどがどれだけ汚れているか一発でわかるので、掃除のタイミングがピンポイントでわかります。

ケースがあると、内部を開けるのがついつい億劫になってしまうので、その点はケース無しのメリットといえるでしょう。

自作の自由度が増す

ケースがあると、それに合わせてファンなどを選ぶ必要がありますが、ケースがなければ以下のようなバカでかいファンも搭載できます。

画像はアマゾンの商品ページより引用

配線もケースがある時は、裏配線も気にしなければなりませんが、ケースがなければそんな心配は無用です。

メンテナンスが楽

これが一番のメリットかもしれません。

ケースがあると、ちょっとメモリを換えたいという時でも、いちいちケースを開ける手間がありますが、むき出しなら少しPCを止めて、すぐに交換できます。

オープンフレームを使って自作PCを組むという手もあり

以下のようなオープンフレームを使って自作PCを組むという方法もあります。

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フレームの形状によっては、横にも縦にも広げる事ができるので、利用用途やメンテナンス性などを考慮して選ぶようにしましょう。

こうした、オープンフレームを使えば文字通り、世界に一台のオリジナル自作PCができます。

さらなる強者は壁掛けもする

これを真似できる人は少ないかもしれませんが、自作PCを部屋の壁に文字通り、壁掛けするという方法です。

引用元:https://bbs.kakaku.com/bbs/-/SortID=22981085/ImageID=3279649/

これは、和室の木枠の所にマザーボードを載せた手作りフレームを引っ掛けていいます。

さすがにここまでしようとは思いませんが、やろうと思えばここまでできるってことでしょう。

まとめ

ケース無しの自作PCは一見すると、無謀のようにも思えますが、誰にも見られないなら実用性重視で考えるなら、ケース無しの自作PCは充分に検討の価値があるかもしれません。

ただし、来客があるような場合だと、こうしたむき出しの自作PCを見せつけてしまうと、若干引かれてしまう可能性大なので、その点は充分に注意した方がいいです。

それでは今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました。

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