Windowsでいらなくなったファイルを消そうとした時に、「この項目は見つかりませんでした」という表示が出てきて削除ができなくて、モヤモヤする感じがします。
今回の記事ではこうした、「この項目は見つかりませんでした」というトラブルが発生する原因とその対処法を解説します。
この項目は見つかりませんでしたの主な原因
この項目は見つかりませんでしたと表示される主な原因は以下の通りです。
4と5は似たような原因ですが、普通に使っていればそれ程遭遇するような原因では無いので、ここでは1と2と3の原因について詳しく解説します。
そもそもアクセス権が無い
意外にありがちなのが、このアクセス権が無いという原因です。
「自分のパソコンのファイルなのにアクセス権が無いとはどういう事だよ」という声が聞こえてきそうですが、これは最近のWindows10や11では権限の管理が厳格化されています。
権限が最初から無条件に与えられていたとしたら、ウィルスやマルウェアなどが勝手にファイルにアクセスしたりしてパソコンを乗っ取るというような事案が起きやすくなるので、こうした権限の管理の厳格化が行われています。
ファイル名やパスの名前が長すぎる
ファイル名やパス(ファイルの場所の名前)が長すぎると、削除ができません。
これは、Windowsで取り扱えるファイル名やフォルダ名の長さは、半角英数で255文字という決まりがある為で、それを越える文字数のファイル名やフォルダ名は削除できないということになります。
こうしたファイルを削除したい場合は、単純にファイル名を短くしたら削除できます。
他のソフトで使用されている
削除したいファイルが意図せず、他のソフトで使用されている場合もあります。
この場合も当然ファイルやフォルダを削除はできません。
もし、それが可能になってしまうと、うっかり削除してしまってアプリが正常に起動しないなんて事がおきます。
もし、ファイルが削除できなくて困っているのなら、他のアプリで削除対象のファイルを使っていないか確認してみてください。
この項目は見つかりませんでしたや移動できない場合の対処法
この項目は見つかりませんでしたの対処法についてですが、先程あげた原因の中でファイルやフォルダ名が長い、他のソフトで使用しているは、ファイルやパス名を短くしたり、削除対象のファイルを他のアプリで使用しない(使用しているアプリを完全に閉じる)で対処できます。
問題は、アクセス権が無い場合です。
アクセス権が無い場合
アクセス権が無い場合の対処法は以下の通りです。画像はWindows11ですが、Windows10でも基本的な流れは一緒です。
コマンドプロンプトで削除する方法
ある意味で確実にファイルを削除するならコマンドプロンプトを使う方法がベストです。
手順は以下の通りです。
より確実に削除したいのであれば、コマンドプロンプトを使うのが一番確実です。
まとめ
この項目は見つかりませんでしたは、普通にパソコンを使っていると意外に遭遇する事が多いので、今回の方法を覚えておけば、削除できないファイルに遭遇した場合でもすぐに削除することができます。
ただし、削除する前に本当に削除していいファイルかどうかは事前に確認するようにしましょう。
それでは今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました。