ワークスPCの評判とは?Amazon整備済み品を売る中華系業者の実態

Amazonには整備済み品なるパソコンを売る業者が存在します。

皆さんもAmazonでノートパソコンを検索すると、中古品でも無いのに異常に安いノートパソコンを見たことがあるかもしれません。

これは、まさにワークスPCなどをはじめとした、Amazon整備済み品を売る業者が販売している物です。

そこで今回の記事では、ワークスPCという会社についてやAmazon整備済み品のパソコンを買う時の注意点などを紹介します。

今回の記事の主な結論

  • ワークスPCは中国系の人がやっている会社
  • Amazon整備済み品のパソコンを買う際はスペック詐欺に注意
目次

ワークスPCは中国系の人が運営する会社

まずは、ワークスPCの実態について解説します。

AmazonのワークスPCの販売ページを見てみると、特定商取引法は以下のようになっていました。

販売業者: 至尊寶商事株式会社

お問い合わせ先電話番号: 0453259805

住所:横浜市中区末吉町1-18 AKビル 2階 神奈川県

231-0055

JP

運営責任者名: 小林

店舗名: ワークスPC

古物商許可証番号: 306661906303

引用元:https://www.amazon.co.jp/sp?_encoding=UTF8&seller=A2CAFKKAZUBY3J

一見すると、日本人の方がやっているように見えますが、実はこれには続きがあります。

ワークスPCの本社のホームページを見ると以下のような記載がありました。

社名:至尊寶商事株式会社

本社:〒231-0055 神奈川県横浜市中区末吉町1丁目18 Akビル 2F 

設立:2018年7月

資本金:5,000,000円

代表者:代表取締役社長 廖凱

事業内容:WEBマーケティング・システム開発

先程のAmazonの販売ページの小林という名前はどこにもなく、中国人の人とおぼしき名前がありました。

引用元:https://www.workspc-japan.com/

これは推測の域を出ませんが、Amazonの販売ページの小林という方は、このAmazonの販売ページの責任者的な人で、ワークスPCの本社の至尊寶商事株式会社から派遣されている方なのだと想像します。

まあ、この会社がどういったビジネスを展開しているかは、はっきり言ってどうでもいい話かもしれませんが、気になる人は一応頭の片隅に置いておいてください。

これと同じような手法を用いているのが、和順という会社です。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

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Amazon整備済み品のパソコン自体は問題では無いが

このワークスPCさん自体は極めて真っ当なビジネスを展開しているように、表面的には見受けれられます。

実際サクラチェッカーで、ワークスPCの商品を調べた所以下のような結果が出ました。

このように”一応”は合格という結果が出ました。

Amazonに出て来るレビューの製品に関する評判も悪く無いようです。

もちろん、サクラチェッカーが完全に正しいとは言い切れませんが、少なくともサクラである可能性は低いと言えます。

ちなみに、この商品に関してはこのスペックで4万円というのは、なかなかコスパは悪くない(強いて言えばCPUが第9世代くらいならなおベスト)のではと思います。

Amazon整備済み品のパソコンの仕組み

Amazon整備済み品のパソコンは、簡単に言えば、Amazonが認定した中古リサイクル業者による再生パソコンを指します。

Amazonと付いていますが、Amazonが製造に関わっているのではなく、あくまでも中古リサイクル業者を認定しているという立場です。

主に以下のような特徴があります。

  • Amazonが認定した状態の良い中古パソコンもしくはスマホ、再生品、中古品、展示品などが対象。
  • 部品交換やクリーニングがされているので、パッと見は綺麗(個体差はある)
  • バッテリーはいくらか消耗している(80%以上の最大バッテリー容量を保証)
  • 最低180日の出品者保証付き。初期不良などがあった場合は返品・返金(ただし条件あり)がある

Amazon整備済み品のパソコンを選ぶポイント

このように、Amazon整備済み品のパソコンは正しく使えばお得に、良質なパソコンを安く買えます。

ただし、Amazon整備済み品でも、あたりの製品と外れの製品はあります。

実際の所は、個体差もあるので、買ってみなければわからない面もありますが、外れを引かないようにするポイントはいくつかあります。

具体的には以下の通りです。

  • CPUの世代が8世代以上の物
  • ストレージがSSD
  • メモリは最低でも8GB

これらの条件を満たす、整備済み品であれば個体差は別にしても、現在でもそこそこ使えるスペックではあります。

特に注意したいのが、CPUの世代です。

例えば、Core i5-7300Uという記載があった場合、これはインテルのCore i5で第7世代のCPUという意味です。

一般的に、世代が新しければ新しい程、性能が高く現世代(現在インテルのCore iシリーズは14世代)に近ければそれだけ、価格も高く性能が高いです。

よく、「Core i7で爆速です」という記載があったとしても、それが第3世代くらいだと、発売からもう10年以上経過しているので、いくら上位モデルのCore i7でも最新世代のCeleron(インテルの最廉価くらすのCPU)よりも劣るなんて事もあります。

ここで言う、爆速ですというのは、そのパソコンが出た10年くらい前なら爆速だったというだけの話です。

なので、こうした「Core i7なので爆速です」みたいな売り文句をみかけたら、少し冷静になってスペック(特にCPU)を見てみましょう。

実は、10年以上前に発売されたポンコツパソコンである可能性もあります。

ちなみに、この手のAmazon整備済み品にはAMDのRyzenのCPUはあまり見かけません。

まとめ

ワークスPCは極めて真っ当なビジネスをやっていますが、中華系の業者が気に入らないという人は一定数いるのも事実ですし、不安になる気持ちもわかります。

しかし、スペックをきちんと見て購入すれば、外れをひく確率は低くなるので、今回紹介した方法を参考に自分にあった、中古パソコンを見つけてみてください。

それでは今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました。

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