パソコンのメモリを増設したいときに、地味に問題になるのが、8GBと16GBのメモリを混在して搭載しても大丈夫なのかという事です。
そこで今回の記事では、パソコンのメモリを搭載するさいに、8GBと16GBのように違う容量のメモリを積んでも良いのかについて解説します。
8GBと16GBのメモリが混在していても基本的には問題なし
結論から言うと、8GBと16GBのメモリが混在していたとしても動作上は問題ないです。
ただ単にメモリの容量が24GBとなり、どちらかのメモリが無駄になるというような事はありません。
ただし、DDR5とかDDR4が混在している場合は、動作しないので要注意です。
容量は違っても規格は合わせた方が良い
8GBと16GBのメモリが混在していたとしても普通に使う事自体は問題ありませんが、メモリ速度という点では若干問題があります。
例えば、DDR4同士のDDR4-3200(PC4-25600)のメモリとDDR4-2666(PC4-21300)のメモリを混在させている場合、後者のDDR4-2666で動作します。
この、3200とか2666とかはクロック速度を表しており、Mhz(メガヘルツ)単位で表記されます。
この数字が大きいほど動作速度が上がると思って貰っていいです。
ちなみに、DDR4-3200はPC4-25600という表記もされますが、前者はメモリチップの規格で、3200MHzで動作し、「PC4-25600」はメモリモジュールの規格で、データ転送速度が25.6GB/秒である事を意味します。
よく聞くデュアルチャンネルって何?
デュアルチャンネルとは、同じ規格(DDR4-3200)を2枚挿しする事で、帯域幅が倍(データの通り道)になる事を意味します。
わかりやすく言うと、一本の道路を2つに増やすようなイメージです。
帯域幅が倍になればその分、データの流れがスムーズになるので、重たいデータを扱う際には処理速度がアップしますが、体感速度的にそこまで上がるかと言われれば微妙な所ではあります。
まとめ
メモリの容量が8GBと16GB両方が混在していてもそこまで問題はありませんが、デュアルチャンネルをメリットを活かすなら、同じ容量の同じ規格(DDR4-3200)を2つ以上使うというのがベストではあります。
それでは今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました。