パソコンに掛かる電気代は悩ましい問題です。
特にハイスペックなパソコンになればなるほどその悩みは大きくなります。
そこで気になるのが、パソコンのアンペア数です。
アンペアを知らない事には、正確な電気代を求める事が難しいので、機器ごとのアンペアを知っていて損はありません。
そこで今回の記事では、パソコンのおおよそのアンペアと一ヶ月に掛かる電気代をご紹介します。
パソコンのアンペアはおおよそ10Aまで
さっそくパソコンのアンペアの計算方法をご紹介します。
家電製品のアンペアの計算式は
100ワット=約1アンペアなので、アンペアはW(ワット)数を100で割ると、その電化製品のアンペアを求める事が出来ます。
仮にパソコンの電源が500Wだったとすると、500÷100で5A(アンペア)となります。
ノートパソコンからハイエンドなゲーミングデスクトップパソコンのアンペアを一覧表にするとこんな感じです。
性能 | 電源容量 | 最大アンペア |
ノートパソコン(単体グラボ非搭載) | 22W~30W | 0.3A |
ハイエンドデスクトップパソコン | 1000W~ | 10A |
ハイスペックデスクトップパソコン | 850W | 8.5A |
ミドルスペックデスクトップパソコン | 700W | 7A |
ロースペックデスクトップパソコン | 500W | 5A |
ロースペックのデスクトップパソコンは、一般的なノートパソコンと単純に10倍近いアンペアになります。
とはいえ、デスクトップに搭載される電源はワット数をフルに使う事は少なく、実際には搭載電源のワット数の半分ほどのワット数(最大電力の2倍の電源容量の電源ユニットが最も効率が良い)しか使われません。
なので、デスクトップパソコンに関しては、上記の表の半分くらいのアンペア数となります。
生活スタイルから考える契約すべきアンペア数
パソコンは多くのアンペア数を消費しますが、一人暮らしであれば、ゲーミングデスクトップパソコンでPCゲームをしながら、ドライヤーをかけたり、電子レンジでチンしたりを同時にしない限り(普通はあり得ない)はブレーカーが落ちる事は無いと思います。
ところが、一緒に済む人が増えると一気に規定のアンペア数をオーバーしてしまう可能性が高まります。
何故なら、自分が自室でパソコンで作業している裏で、パートナーや子供が同時にエアコン使ったり、テレビを見たりするので、自室でガッツリ重たいPCゲームをしていると、契約アンペアによってはブレーカーが落ちるかもしれません。
目安としては、一人暮らしなら30A、一緒に住む人が多いなら40A~60Aくらいは欲しい所です。
ゲーミングパソコンを使っていると月額でどれくらいの金額になる?
ゲーミングパソコンを使っていると月額でどれくらいの金額になるかは、以下の表でおおよそ判断できます。
推定ワット数 | 1時間 | 8時間 | 12時間 | 24時間 |
---|---|---|---|---|
エントリーモデル (300W) | 8.1円 | 64.8円 | 97.2円 | 194.4円 |
ミドルクラス (500W) | 13.5円 | 108円 | 162円 | 324円 |
ハイクラス (800W) | 21.6円 | 172.8円 | 259.2円 | 518.4円 |
仮に仮に、1日8時間使うとすると、エントリータイプのパソコンで約1944円、ミドルクラスで3240円、ハイクラスで5160円となります。
計算式としては、消費電力(W)×使用時間(h)×電気料金単価(円/Wh)=電気代(円)となります。
ブレーカーを落とさない為には
ブレーカーを落とさない為には、家庭で契約しているアンペア(例えば40A)を超えない事はもちろんですが、部屋毎に設定しているアンペア数を超えてもブレーカーが落ちます。
一度ご家庭のブレーカーを見てみて、部屋のアンペア数を確認してみる事をおすすめします。
まとめ
ノートパソコンを普通の用途で使うのであれば、アンペアを気にする必要は無いかもしれませんが、ゲーミングデスクトップパソコンで毎日のようにゲームをしたり、家族で暮らしている場合は、アンペアを気にしないと最悪ブレーカーが落ちる可能性があります。
まずは、自宅に届いているはずの、電気代の請求書などを確認して自分が契約しているアンペアを確認してみましょう。
もし、家庭の総アンペア数がぎりぎりなら、契約アンペア数の変更かもしれません。
それでは今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました。