パソコンを無操作状態にしてしばらく放置してると、パソコンがロック体制になり、表示されたロック画面でその都度パスワードを打つ羽目になって、面倒くさいなと思う事があります。
そんな時の誰でも10分で出来る簡単な対処法を紹介します。
パソコンが無操作状態でロックされる理由
パソコンを放置してロックされる理由は、ウィルス感染などの理由を除けば、セキュリティ的な理由です。
例えば、パソコンを仕事で使っていた場合、無操作状態でロックされないと、席を離れた隙に大事な情報が盗み見られるなんて事もあります。
そんなリスクを避ける為に、Windows10や11には無操作状態になった場合にロックする仕組みがあるのです。
パソコンが無操作状態でロックされるのを防ぐ方法
とはいえ、一人暮らしでプライベート専用で使うパソコンだった場合、自分しかいないのであれば、誰にも盗み見られる事はほぼあり得ないので、ロック画面をその都度表示させたパスワードを打つのは、はっきり言って手間でしかありません。
そこで、無操作状態でもロック画面を表示させないようにする方法を紹介します。
基本的には、主にスクリーンセーバーの設定とサインインオプションの設定を行う事になります。
Windows10と11で微妙に設定方法が違うので、それぞれ紹介します。
Windows10の場合
Windows10の場合は、デスクトップ画面の左下のWindowsロゴをクリックし、歯車のような形のアイコンをクリックして設定画面に入ります。
その中から、個人用設定をクリックします。
すると左側のメニューの中にロック画面という項目があるので、そこをクリックします。
そのロック画面の項目を少しスクロールすると、「スクリーンセーバー設定」という項目があるはずなので、そこをクリックします。
スクリーンセーバーの設定の「再開時にログオン画面に戻る」のチェックボックスがオンになっている場合、このチェックを外して、OKを押すと無効化する事が出来ます。
ここまでは、スクリーンセーバーの設定のみなので、完全にロック画面への移行を無効化するにはもうひと手間必要です。
前のスクリーンセーバーの設定画面から戻り、アカウントをクリックして、左側のメニューのサインインオプションをクリックします。
その中から、「サインインを求める」のプルダウンを「常にオフ」にし、動的ロックの項目の「その場にいないときにWindowsでデバイスを自動的にロックすることを許可する」のチェックボックスを外します。
Windows11の場合
Windows11は10と設定画面が微妙に異なるので注意が必要です。
基本的にはWindows10と一緒ですが、スクリーンセーバー設定に辿り着くまでが少し異なります。
ここからは画像も交えつつ解説します。
1.デスクトップ真ん中のWindowsロゴ(Windows11は真ん中辺りにあるので注意)をクリックし、以下の画面を呼び出して設定をクリックします。
2.左側メニューの個人用設定をクリックします。
3.右側の項目を少しスクロールするとロック画面をクリックします。
4.ロック画面の項目を下の方までスクロールしてスクリーンセーバーをクリックします。
5.そうするとスクリーンセーバーの設定画面になるのでWindows10と同様に「再開時にログオン画面に戻る」のチェックボックスを外します。
6.この手順が面倒くさい場合はデスクトップのWindowsロゴをクリック呼び出した画面上部の検索ボックスに「スクリーンセーバー」と入力して検索します。すると、「スクリーンセーバーの有効化または無効化」が出て来るのでそこをクリックすると、手順5の画面に一発で行けます。
7.最後にWindows10の場合と同様に完全にロック画面への移行を無効化します。
デスクトップのWindowsロゴをクリックして呼び出した画面上部の検索ボックスに「サインインオプション」と入力します。
その中の開くをクリック(左側メニューのサインインオプションでも可)します。
8.サインインオプションの項目を少しスクロールし、「しばらく操作しなかった場合に、もう一度Windowsへのサインインを求めるタイミング」を常にオフにします。
9.続いて「しばらく操作しなかった場合に、もう一度Windowsへのサインインを求めるタイミング」の下の動的ロックの「その場にいないときにデバイスを自動的にロックする」をクリックし、表示されたたチェックボックス(おそらくデフォルトではオフになっている)を外します。
以上でWindows11の設定は完了です。お疲れ様でした。
ちなみに、動的ロックというのはBluetoothで繋がるデバイス(スマホなど)を持ってパソコンを離れると自動的にパソコンがロックされる仕組みで、Windows10とWindows11で利用できる仕組みです。
ここでは、設定方法などは省きますが、仕事などでセキュリティを高めたいという場合は便利でしょう。
まとめ
Windowsのこうした自動的にロックする仕組みは、セキュリティを高める上では便利ですが、一人暮らしで自宅のみでしか、そのパソコンを使わないという状況であれば、上記の方法でロック画面に入らないようにしておけば、いちいちロック画面でパスワード打つ煩わしさから開放されます。
それでは今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました。