パソコンの掃除はやろうやろうと思っても、つい後回しになりがちですが、放置するとある日突然パソコンが壊れてしまう事もあり得ます。
おそらくパソコン掃除が後回しになる理由の中で大きいのが、面倒くさいという事に加えて何より、パソコン掃除が怖いという事ではないでしょうか。
怖いというのは、下手な掃除をしてしまった結果パソコンを綺麗にするどころか、パソコンをお釈迦になるという事を指すはずです。
そこで今回の記事では、初めてパソコン掃除する人でも怖がらずに安心して掃除できる方法を紹介します。
パソコン掃除をサボるとどうなる?
定期的なパソコン掃除をサボると、ホコリやゴミが思った以上に溜まり、パソコンの動画が鈍くなります。これが進行すると、熱の放散を妨げ、故障のリスクを高めます。
- メーカーも掃除を推奨: DellやHPなどのメーカー側も推奨しています。また、測定された温度や故障率のデータからも、掃除の有用性が明らかです。
実際、掃除を怠ったことにより、ノートパソコンの通気口がホコリで詰まり、熱暴走を引き起こしたり、パソコンが突然シャットダウンし、再起動不能になるという事も実際あります。
流石に、ここまで熱暴走して再起動不可能になるというケースは稀かもしれませんが、可能性としてはゼロではありません。
また、長年内部を掃除していないと、帯電を起こして起動しなかったり、内部でCPUファンから異音がしたり、内部がショートしやすくなったりと、長年内部を掃除しないのは百害あって一利なしです。
初心者でも怖くない正しいパソコン掃除の方法
手順1.パソコン掃除に必要な道具
パソコンを掃除する際にあった方が良い道具は以下の通りです。
- エアダスター
- 掃除用の柔らかい除電ブラシ
- マイクロファイバークロス
- プラスとマイナスドライバー(分解する場合)
- マスク(ホコリを吸い込まないように)
- ピンセット(必要であれば)
エアダスターは、キーボードやパソコン内部のホコリを強力な風で吹き飛ばす物で、電動の物もありますし、スプレー缶のような容器に入った物もあります。
電動タイプ充電タイプが多く、価格は1万円~2万円前後程し、高価ですが何度も使える上にパワーも強く、風量もコントロール出来る物も多いです。
一方スプレー缶タイプは、電動タイプよりも安価なものの、逆さ使用が出来なかったり風の調整が出来ないなどのデメリットがあります。
掃除用の柔らかい除電ブラシは、先端にブラシが付いた物で、安いものだと100均で売っていたりするので、それを利用する事も出来ます。
マイクロファイバークロスは、液晶ディスプレイについた見えにくいホコリなどを拭き取るのに便利で、スーパーや100均でも売っていますし、値段も1000円ちょっとで手頃なので、用意しておいて損は無いです。
手順2.パソコンの電源を完全に切る
パソコンの電源を切るというのは、掃除をする上では当然だろという声が聞こえて来そうですが、以外にこの手順をすっ飛ばして掃除をしたり内部の分解する人は多いです。
電源を完全に切らずに作業を進めると、手に残った静電気でショートいった最悪の事態になって、掃除をするはずが逆に壊してしまう事にもなります。
また、感電したりする危険性がある事を考えると、必ず電源を切る必要があります。
パソコンの電源を切るというのは、単にシャットダウンさせるだけではなく、ノートパソコンなら内蔵バッテリーを予め取り除いたりする事を意味します。
3.エアダスターを使ってホコリを吹き飛ばす
エアダスターを使って、べったりと付いたホコリを吹き飛ばします。
数年掃除していないと、かなりホコリがこびり付いているので、そうした場合は可能であれば電動タイプのエアダスターが望ましいです。
除電ブラシを使って細かい所の掃除
エアダスターであらかたホコリを除去出来たら、除電ブラシを使ってキーボードや内部にこびり付いているホコリを掃いて綺麗にしていきます。
エアダスターでホコリを吹き飛ばしたり、除電ブラシで払う時にうっかり他の内部パーツを傷つけないように注意しましょう。
画面や外装などをマイクロファイバークロスで拭く
後は、液晶ディスプレイや外装(デスクトップならPCケース)をマイクロファイバークロスで拭いて見えにくいホコリを拭き取ります。
汚れが酷い場合は、アルコール入のウェットティッシュなどで拭くという手もありますが、特殊コーディングされたような外装だと塗装が剥がれて、みすぼらしい見た目になる事もあるので、程々にしましょう。
パソコン掃除を安全に行う為の注意点
パソコン掃除を安全に行う為には以下の点に注意しましょう。
- 掃除する前にエアコンなどの空調機器を切る
- 必ずマスクをする
- パソコンの電源を必ず切る
- 金属などを触り手の静電気を除去(静電気対策用手袋を装着すればなお可)
パソコンの電源を切るというのは、当然ですが、金属に手を触れて静電気を除去するというのは、パソコンの内部を分解するつもりなら絶対に行った方が良いです。
マスクをしたりエアコンなどの空調機器をオフにするというのは、自分がホコリを吸ってしまわないようにする為というのもありますが、ホコリが舞い上がらないようにする為でもあります。
最後に掃除が終わってしばらくしたら、窓を開けて充分に換気しましょう。
パソコンを掃除する際のよくある質問
Q1: パソコンの掃除をどのくらいの頻度で行えば良いですか?
A1: 一般的には、使用環境や場所によって異なりますが、パソコンの掃除は3〜6ヶ月に1度程度で充分です。
ホコリの多い環境では、より頻繁な掃除が必要です。
また、定期的なメンテナンスや問題が発生した際にも掃除を行う方が良いです。
Q2: 掃除に使う道具や液体は何が最適ですか?
A2: パソコンの掃除にはエアダスター、掃除用の柔らかい除電ブラシ、マイクロファイバークロスなどが便利です。
アルコールや水などはなるべく避けましょう。どうしても使う場合は目立たない所で試した方が良いです。
Q3: パソコンの内部の掃除は自分で行っても大丈夫ですか?
A3: パソコンの内部の掃除は専門知識や適切な道具が必要なため、誤った手順で行うとパソコンを壊す危険があるので怖いという心理は理解できます。
パソコンの内部に触れる際には、メーカーのサポート情報を参考にし、掃除を行う際には、動画などを見ながら慎重に作業しましょう。
ググれば大概の情報は出てきます。
自己流で勝手に解釈して、掃除すると思わぬ損傷に繋がる事もあります。
まとめ
パソコンの掃除はついつい尻込みしてしまいそうですが、正しいやり方を知っていればそれ程恐れる事ではありません。
それに、こまめに掃除する事は思わぬトラブルや異変を未然に防止出来るというメリットもあるので、時間に余裕がある日を見つけて掃除してみる事をおすすめします。
それでは今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました。