【初心者必見】買ってはいけないノートパソコンの特徴12選

ノートパソコンと一口に言っても、数多くのメーカーから様々な物が発売されており、パソコン初心者の人にとっては、何を買っていいのかわからないという人も多いと思います。

結果として、買ってはいけないノートパソコンを買って散財して、後悔するハメになる事もあります。

そうした自体に陥らない為にも、パソコン初心者の人が買ってはいけない、手を出してはいけないノートパソコンの特徴をとにかく厳選して12個に絞って紹介します。

ノートパソコン選びに悩む人は是非ともご覧ください。

今回の記事でわかること

  • 初心者が買ってはいけないノートパソコンの特徴12選
  • その他にノートパソコン初心者の人が知っておくと良いこと
目次

初心者が買ってはいけないノートパソコンの特徴12選

初心者が買ってはいけないもしくは手を出してはいけないノートパソコンの特徴を以下の12項目に絞りました。

  • 自分の用途に見合わないノートパソコン
  • CPUの性能が異常に低い
  • OSがWindowsXP・Vistaや7・8などの古いタイプの中古ノートパソコン
  • Chromebookのノートパソコン
  • 高スペックだけどの中古のノートパソコン
  • サポートがいまいちなメーカー&無名のメーカーのノートパソコン
  • メルカリなどのフリマサイトで売ってるノートパソコン
  • ストレージがHDDもしくは容量が少ないeMMCタイプのSSD
  • 違法ライセンスのソフトが入っているノートパソコン
  • BTO系のノートパソコン
  • 大学の生協で売っているノートパソコン
  • 家電量販店で売っているコスパが悪いノートパソコン

1・自分の用途に見合わないノートパソコン

まずノートパソコンを選ぶ上で、考えなければならないのが、「そのノートパソコンは何に使うの?」という事です。

例えば、持ち運んで使う事が前提なのに、重たくてバッテリーの持ちも悪いA4ノートパソコンを買うと確実に後悔します。

逆に、主に家の中で使う前提で、移動して使わないのに、画面サイズが小さいノートパソコンを買って、目が疲れたり、作業効率が落ちたりするといった事です。

なので、ノートパソコンを買う前にそのノートパソコンはどんな用途でどれくらい(毎日なのか週一回位なのか)使うのかをじっくり考えてから、ノートパソコンを選びを始めた方が良いでしょう。

2.CPUの性能が異常に低い(Celeron、Atom、Pentium、Athlonなど)

パソコン初心者の人にとっては何をもって、性能が低いのかよくわからないと思うので、下の一覧表を見て頂くとわかりやすいです。

一口にCPUといっても、数多くの種類がありますが、ノートパソコン(Macを除く)に限って言えば、上記の表に出てくる、インテルとAMDいずれかのCPUが使用されています。

CPUは文字通りパソコン頭脳そのものなので、これの良し悪しがノートパソコンの性能を決定づけると言っても良いです。

何故なら、ノートパソコンの場合メモリやストレージ(HDDやSSD)はその気になれば、交換可能ですがCPUは初心者にはほぼ交換は不可能です。

なので、CPU選びは慎重に行いましょう。

具体的には、インテルのCeleron、Atom、Pentium、AMDならAthlonやAシリーズはメインに使う事ノートパソコンであればやめた方が良いです。

逆にサブとして使うのであれば、それらの選択肢もありです。結局これも使用用途次第という事になります。

加えて言うなら、例えばCore i5でも世代が古いものだと、最新世代のCore i3よりも落ちるなんて事があります。

つまり、世代が新しければ新しい程、同じCore i5でも性能は高くなるという事です。

ちなみに、今(2023年12月8日現在)のインテルのCore iシリーズの最新世代は14世代(Raptor Lake Refresh)です。

世代が変わると年にもよりますが、20%程性能が向上する事もあるので、数世代前となると相当な差になります。

もちろん、価格面では低性能な物ほど安く、高性能な物ほど高いという事になります。

3.OSがWindows7・8やXP・Vistaのノートパソコン

新品のノートパソコンを買うのであれば、OSが古い物にあたる可能性はほとんどありませんが、中古ノートパソコンだった場合、Windows7・8やXP・Vistaにあたる事があります。

これらのOSが問題なのが、現行のWindows11と10と違ってマイクロソフトからのサポートがありません。

そうなると、セキュリティアップデート(いわゆるWindows Update)も無くなって、脆弱性が露見して、ウィルスに感染しやすくなるので、買ってはいけないノートパソコンの一つです。

ちなみに、こうしたWindows7や8なども、マイクロソフトがやっているアップグレードプログラムを利用すれば、Windows10や11にアップグレードも可能ですが、アップグレードには手間も時間も掛かるので、初心者の方にはおすすめしません。

4.Chromebookのノートパソコン

Googleが提供する、10インチくらいの画面サイズの超格安向けに主に提供されている、OSにChromeOSを搭載しているChromebookというノートパソコンもあります。

4万円以下で買えるモデルもあり、その価格の安さで人気を集めていますが、Windowsで使えていたソフトが使えないなどのデメリットがあります。

サブで使う場合や、小中高生の教育用というなら話は別ですが、個人向けでメインに使うのであれば、買ってはいけないノートパソコンです。

5.高スペックだけど中古のノートパソコン

スペックだけを見て、一見するといい感じの中古ノートパソコンを見かけて買いたくなる気持ちもわかりますが、中古ノートパソコンにはデメリットもあります。

一番のデメリットは、壊れやすいという事でしょう。

中古ノートパソコンは、誰かが使ったも物を要らなくなった(壊れたりしたので)もしくは、買い替える為に中古ショップに使用者が売った物です。

なので、中古ノートパソコンは未開封や未通電という物でも無い限り、何らかの不具合を抱えていたりする可能性が高いです。

もし、普通に使えたとしても使って1年も経たない内に壊れる可能性もあります。

そんな中古ノートパソコンに、数万円を投入するのはかなりリスキーな行為で、それなら大人しく新品のノートパソコンを買ったほうが良いです。

もし、中古ノートパソコンを買うのであれば、保証があるショップか訳ありであれば、その理由を包み隠さずオープンにしているショップにした方が良いでしょう。

6.サポートがいまいちなメーカー&無名のメーカー

ノートパソコンを新品で買えば、他の製品と同じようにサポートや保証があるのが当たり前です。

しかし、中にはそのサポートが手厚いとは言えず、あんに「自分で何とかしろ」、「わからん事はググレカス!」と言わんばかりのメーカーもあったりします。

もっと最悪なのは、サポートすら存在しない謎のメーカーの激安ノートパソコンです。

アマゾンで検索するとたまに謎のメーカーの激安ノートパソコンがヒットしたりしますが、そうしたパソコンは超激安な代わりに、サポートはほぼ無いと考えた方が良いでしょう。

7.メルカリなどのフリマアプリで売ってるノートパソコン

メルカリなどのフリマアプリでノートパソコンは、ショップで売ってる中古のノートパソコンよりも手を出してはいけないと個人的には思います。

というのも、フリマで取引する相手は個人になるので、相手方がパソコンにあまり詳しくなく、スペックを誤解(中にはわざと騙そうとしてくる人も居る)して伝えてしまい、買い手がスペックを見ると大きく説明文が異なるという話になって、トラブルになる事もあります。

そうなると、売りても買い手も不快な思いをして、手間も時間も浪費して良いことはありません。

よくあるのが、「CPUがCore i7で高性能です」と言っているので買ってみたら、古い世代のCore i7で最新世代のCeleronよりも劣るCPUでしたなんて事はよくある話で、この手法はフリマサイトだけではなく、中古ショップでもたまに見かける表記です。

なのでフリマなどでノートパソコンのような物を買ってはいけないと言えます。

8.ストレージがHDDもしくはeMMCタイプのSSD

一昔前であれば、HDDが一般的でしたが、今ではSSDが一般的になり、容量も512GBを越える物も珍しくなくなりました。

価格もHDDと遜色ないレベルにまで下がっており、「価格が高くなるからHDD」という考えなくても良くなりました。

なので、今から新品のノートパソコンを買うのであれば、256GB以上の容量のあるSSDが搭載されたモデルが必須です。

一つ注意点があるとすれば、SSDと似たような物としてeMMCタイプという物があります。

eMMCとは、フラッシュメモリー(SSDもフラッシュメモリーの一種)を基本としたストレージのことで、組み込み向けデバイスのマルチメディアカードで、スマホなどにも利用されており、容量は64GBとか32GBでノートパソコンのストレージ容量としてはあまりにも、心もとないです。

eMMCは、格安向けのモバイルノートパソコンで利用されており、省電力性に優れるという特性があるものの、読み込み速度は本家のSSDよりも遅く、HDDよりも速いという感じです。

メインで使うノートパソコンでスマホ並の容量しか無い、eMMCというのは冗談としか思えないので、絶対に買わないようにしましょう。

9.違法ライセンスのソフトが入っている可能性があるノートパソコン

中古ノートパソコンやフリマで買った物の中には、違法ライセンスのソフトが入っている可能性もあるので、気をつけた方が良いです。

さらに、新品の謎のメーカーが販売する激安ノートパソコンの中には、マイクロソフトオフィスが入っている物もあります。

これらの、パソコン本体の値段は3万円くらいで売られていますが、マイクロソフトオフィスが仮に2万ちょっとだとしたら、パソコン本体は1万円を切る値段となりあり得ない低価格で、製造コストを考えればメーカー側の利益は無いに等しいはずなのに、なぜ売るのでしょうか。

答えはただ一つで、マイクロソフトオフィスが正規ライセンス商品では無いという事です。

そうなると、最悪法的トラブル(あまり無いとは思う)になる可能性もあります。

何より、正規ライセンス商品では無い、法律スレスレのソフトが購入者の預かり知らぬ所でインストールされているなんて、気持ち悪いです。

10.BTO系のノートパソコン

メーカーの直販サイトでは、ある程度のベースモデルが用意されており、そこからメモリやストレージ、オフィスソフトの有無などを選べる簡易的なBTOノートパソコンもあります。

一見自分の理想のノートパソコンが手に入るので良さそうですが、知識が無いうちからこの手に手を出すと、あれもこれもと追加したくなり、結局量販店モデルよりも高くなるなんて事もあります。

自分の知識に自信が持てないうちは、BTO系のノートパソコンの基本構成はあまりいじらない方が賢明です。

11.大学の生協で売ってるノートパソコン

これは、大学生限定の話ですが、大学の生協で売ってるノートパソコンも要注意です。

何が厄介なのかというと、市販のノートパソコンと比較検討する事がしにくいという点です。

何故なら、生協で売られているノートパソコンは独自仕様になっており、市販の物と単純比較しずらく、コスパが良いのか悪いのかが分かりにくくなっているからです。

なので、生協で売られているノートパソコンを買おうとする場合は、自分の学部(文系なのか理系なのか)を良く考えて選びましょう。

例えば、文系であれば最新世代のCore i7のようなノートパソコンは不要ですが、理系であればある程度高いスペックのパソコンが必要になるはずです。

絶対買ってはいけないという訳ではありませんが、生協で売られているノートパソコンは安くても軽く10万円以上はするので、慎重になって損はありません。

12.家電量販店で売ってるノートパソコン

家電量販店で売ってるノートパソコンは、ハッキリ言ってぼったくりレベルのノートパソコンがしれっと販売されています。

実機を見れたり、店員さんからの意見を聞けるというメリットを軽く吹き飛ばすくらいには高い値段設定です。

CPUに低性能のCeleron(世代は新しい)でメモリは8GB、SSDに256GBといった構成で10万円くらいは普通にします。オフィスが入ったり、初期設定サポートがあるといっても高過ぎます。

通販でこの手のノートパソコンは、4万円もせずに買えたりします。

そう考えると、家電量販店の店頭でノートパソコンを買うのはおすすめ出来ません。

初心者におすすめのメーカー

どのメーカーを選んでも一定のサポートや保証されており、品質も新品であればおおよそ満足出来る物が多いです。

中でも、初心者におすすめのメーカーを3つ紹介します。

NEC

NECは、2011年に中国のレノボの資本が入っているので完全に日本のメーカーという訳ではありませんが、それでもサポートや保証の質は高く、初心者の人であれば買って後悔するメーカーでは無い(価格以外は)事は確かです。

HP(ヒューレット・パッカード)

HPはアメリカを代表するパソコンメーカーで、デザイン性が良いのが特徴で、品質も日本国内の工場で組み立てるメイド・イン・トーキョーを謳っています。

コスパも良く、10万円前後で13世代のCore i5にメモリ8GB、256GBのSSDのノートパソコンが買えてしまいます。

DELL(デル)

DELLもアメリカのメーカーですが、HPよりもさらにコスパが良くとにかく安いノートパソコンを求める人におすすめです。

DELLは今では当たり前の、BTO(ビルトトゥオーダー)のビジネスモデルをいち早く導入し、急成長した会社で、各量販店で量販店モデルを販売する一方で今でも直販サイトを通したBTO方式のパソコン製造は健在です。

余談ですが、私が大学時代(20年前)に初めて買ったノートパソコンがDELLでした。

そのノートパソコンはWindowsXPのオンボロマシンで、Celeronにメモリ512MB、20GBハードディスクという今でああり得ないスペックのパソコンで重量が7kgある奴でした。

しかし、今でもそのノートパソコンは起動するのでDELLの品質は確かだと個人的には思います。

デザインは可もなく不可もない感じで、それ程強く主張する感じのデザインではありませんが、個人的には好きなデザインです。

買ってはいけないノートパソコンに関するよくある質問

  • Q1: 安価なノートパソコンを選ぶ際の注意点は何ですか?

A1: 安価なノートパソコンを選ぶ際には、価格だけでなく品質や耐久性も考える必要があります。

安価な製品は品質やサポート面で不安が残り、長期的な利用を考えると、多少高価でも品質の高い製品を信頼できるNECや富士通などのメーカーが無難です。

  • Q2: 古いモデルと最新モデル、どちらを選ぶべきですか?

A2: 古いモデルと最新モデルの選択は、自分の使用用途にかなっているのであれば、型落ちモデルでも充分だったりします。

最新モデルが発売される、毎年1月に春モデル、6~7月頃に夏モデル、9~10月頃に秋冬モデルが発売されるので、その前一ヶ月くらい前に買うとお得に買えたりします。

  • Q3: 信頼性のあるメーカーやブランドはどこですか。

A3: 信頼性のあるメーカーやブランドを選ぶ際には、品質管理やサポート体制が重要です。

日本のメーカー(NECなど)は信頼性が高く、顧客サポートや保証サービスが充実しています。

その分価格が高くなるデメリットもあります。

  • Q4:アップルのMacとWindowsどっちが良いの?

A4:ノートパソコン初心者の人がMacに手を出すのはハードルがやや高いと個人的には思います。

何故なら、Windowsで使えるのにMacでは非対応となっているソフトもあり、会社などで使う際は不便が生じる可能性もあるので、あまり強くおすすめは出来ません。

ただし、デザイン系の会社や個人でデザイン系の仕事をしている人は、高い処理能力を持つMacのノートパソコンは最適と言えます。

そうでも無いなら、「Macのデザインが好きなんや」という人以外は、無理にMacを使う理由は無いと思います。

  • Q5:インテルとAMDどちらのCPUが良いの?

結論からいうと、どちらでも良いです。

10年近く前までは、若干差がありましたが、現在では両者の代表的なモデルのインテルCore iシリーズとAMDのRyzenシリーズの両者には、ほとんど性能差はありません。

強いて言えば、AMDの方が安いのでコスパ重視ならAMDといった所です。

まとめ

買ってはいけないノートパソコンの特徴を長々書いてきましたが、結局の所お金を出すのは、この記事を読んでくれた他ならぬ貴方なのですから、是非とも最初の一台はじっくり考えてから選ぶ事をおすすめします。

家電量販店の店員さん、周りに居るパソコンに詳しい人、そしてネットに溢れるブログ記事を参考にしつつも、これだけは譲れないというポイントをいくつか持って、ノートパソコン選びをすると後悔しない決断が出来るはずです。

この記事が、貴方のノートパソコン選びの一助になれば幸いです。

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