ゲーミングノートPCはやめとけと言われるデメリット4選

持ち運んで、PCゲームが出来るゲーミングノートPCは一見すると悪く無い選択肢として選ぶ人も多いですが、買って後悔したという人も多いです。

実際、ゲーミングノートPCで検索するとやめとけというようなネガティブな意見を多く見かけます。

そこで、今回の記事では何故こうもゲーミングノートPCが嫌われてしまっているのかを考えて見たいと思います。

今回の記事の主な結論

  • 基本的にゲーミングノートPCは、移動して使う事にメリット感じる場合以外は不要
  • ゲーミングノートPCはコスパがいまいち
  • ゲーミングノートPCは寿命が短い
目次

ゲーミングノートPCは移動して使う事にメリットを感じない人には不向き

ゲーミングノートPCとは、読んで字のごとくPCゲームを快適にプレイできる、CPUとグラボを狭い筐体内に詰め込んだ物です。

ゲーミングノートPCの最大のメリットは、何と言っても移動して使えるという事です。

デスクトップPCや据え置き型のゲーム機は、移動させて使うのはほとんど不可能ですが、ゲーミングノートPCであれば、移動して使う事が可能です。

逆に言うと、移動して使う事に一切メリットを感じない人にとってはゲーミングノートPCは不要です。

ゲーミングノートPCやめとけと言われてしまうデメリット4選

ゲーミングノートPCはやめとけと言われてしまう、主な理由は以下の4つです。

  • スペックに対してコスパが悪い
  • 発熱が大きくてうるさい
  • カスタマイズはほぼ不可能
  • メンテナンス性が悪い

スペックに対してコスパはいまいち

ゲーミングノートPCはデスクトップタイプのゲーミングパソコンと比べると、コスパが悪いです。

ドスパラの同じ価格帯のゲーミングノートPCとデスクトップタイプを比較すると、価格自体は20万4980円ですが、CPUが同じCore i7でもデスクトップタイプは最新世代(Core i7 14700F)、ノートPCの方は一世代前の13世代(Core i7 13700H)になっています。

一世代も違えば、価格も当然デスクトップパソコンの方が割安に感じますし、ノートPC版のCPUはデスクトップタイプに比べて、消費電力や排熱の関係で性能を抑えているので、性能面でも劣ってしまいます。

排熱が大きくてうるさい

ゲーミングノートPCはその狭い筐体内に無理やり、ハイスペックなCPUやGPU(グラボ)を搭載している関係でどうしても排熱が大きくなります。

その熱を外に逃がそうと、ノートPCの内部でファンが猛回転してシステムがダウンしないようにします。

そうなると、騒音が大きくなってしまいます。

仮にゲーミングノートPCをコンセントに繋いだ状態(ACアダプタ経由)だと、おおよそ60db(デシベル)くらいです。

これは空気清浄機が強めに動いているくらいの音で、ゲーム最中でヘッドホンをしてプレイしていれば気にならないくらいですが、ヘッドホンしていないとそれなりに気になるくらいの騒音です。

そう考えると、そこまで騒音は無いのではと思うかもしれませんが、これが真夏の日だったりすると、さらに激しい音と熱が発生する事は予想出来ます。

とはいえ、ゲームプレイ中はヘッドホンをして熱中してプレイしていれば、気にならないのも事実で、そこまで神経質になる必要は無いかなと思います。

ゲーミングノートPCはカスタマイズがほぼ不可能

デスクトップタイプのゲーミングPCは、注文するにしても自作するにしても、ある程度カスタマイズが可能ですが、ゲーミングノートPCの場合はカスタマイズの幅がほぼありません。

後から、メモリやストレージを換装するのは、不可能でありませんが、普通のノートPCよりも複雑な構造になっており、初心者の人が換装するのは、少しハードルが高いです。

そんな理由もあってか、ゲーミングノートはやめとけと言われてしまうのかもしれません。

ゲーミングノートPCはメンテナンス性が悪い

これは、先程のカスタマイズ性とも関係している話ですが、ゲーミングノートPCはメンテナンス性がよろしくありません。

デスクトップタイプのゲーミングPCであれば、内部のメンテナンスは慣れればさほど難しくありませんが、ゲーミングノートPCだと、前述のように構造が複雑になっているので、下手に手を出すと、分解したは良いけど元に戻せないなんて事もあり得ます。

そう考えると、メンテナンス性の悪さはゲーミングノートPCのデメリットの一つです。

ゲーミングノートPCは寿命が短い

ゲーミングノートPCの構造上、寿命が短く早くて3年、普通に使ったとしても5年もてば良い方です。

これは、デスクトップタイプのPCだとパーツが壊れれば、そこだけ替えれば事済みますが、ゲーミングノートPCの場合はメモリやストレージを除けば、ほぼ替えが効かない(交換用のパーツが入手出来ない)ので、従って寿命が短くなるのです。

言い換えるとゲーミングノートPCは、パーツの寿命がゲーミングノートPCの寿命という事になってしまいます。

バッテリー駆動時間が恐ろしく短い

ゲーミングノートPCは持ち運んで使える事がメリットですが、それが逆にデメリットにもなり得ます。

どういう事かと言うと、電源に接続せずにバッテリー駆動するとゲームプレイばかりしていると、ハイスペックなタイプだと3時間くらいでバッテリー尽きてしまいシャットダウンしてしまいます。

7~8時間程度、最大で10時間バッテリーが持つタイプもありますが、そういうタイプは重量も増えてしまう傾向にあります。

出先で、運良く電源を確保できればいいですが、そんなチャンスがそうそうあるとは思えません。

となると、結局自室で電源に繋いで使う羽目になるので、ゲーミングノートPCのメリットである、持ち運び出来るという特徴が活かせないという、本末転倒な事になります。

このバッテリー問題は、寿命とも密接に関係しており、数年もすればバッテリー自体がへたって、1時間も使えないという事になり結局買い換えが必要なります。

ゲーミングノートPCのよくある質問

Q1:ゲーミングノートPCプロゲーマーを使っている人はいるの?

A: いない事はないと思いますが、メイン機としてゲーミングノートPCを使うのは前述したような、理由と自分にあったマウスやデバイスがいるので、使っている人は少ないと思います。

まして競技レベルとなると、なお少ない事は想像に難しくありません。

とはいえ、遠征が多いプレイヤーだとゲーミングノートPCを使う人はいます。

それでも、やはりメイン機としてではありません。

Q2:ゲーミングノートPCは普段使いはどうなの

A: ゲーミングノートPCはゲームをするだけに作られているのは事実ですが、それ以外にも重たい動画や画像の編集用途に使ったり、ブログを書いたりなど基本的にゲーミングノートPCであれば、その他の作業も難なくこなせます。

ただし、動画を少し見たり、ネットサーフィンをしたり、オフィスソフトを使うくらいだと、スペックを持て余して、結果としてゲーミングノートPCなんてやめときゃ良かったと思う事になります。

Q3:ゲーミングノートPCの重量はどれくらい?

A3:物によって異なりますが、概ね2Kg前後です。

スペック重視のゲーミングノートPCだと、2.5Kgにもなるタイプもあります。

まとめ:ゲーミングノートPCがおすすめ人

ここまで書いてきた、ゲーミングノートPCのデメリットを知ってもなお、それでもゲーミングノートPCがいいんやという人もいます。

ゲーミングノートPCがおすすめな人は以下のような人です。

  • 見た目がかっこいいノートPCが欲しい
  • 移動した出先どうしてもPCゲームをプレイしたい
  • デスクトップタイプのゲーミングPCを置く場所がないけど、PCゲームはしたい

逆に言うと、これらの理由に一つも当てはまらないのであれば、ゲーミングノートPCはやめとけと言っていいです。

それでは今回はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございました。

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